ズドラーストヴィチェ(こんにちは)、DEKAEです。
日本でロシア料理店というと、ちょっと特別な日にきれいなおべべを着て訪れる場所というイメージがありませんか。私だけ?
そんな中、六本木という立地ながら普段着でふらっと立ち寄れる貴重な存在を発見しました。
アットホームな雰囲気でロシアの家庭料理を味わえるバイカルさんのご紹介です。
六本木/バイカル BAIKAL
概要
ロシア料理店バイカルは、本場の味にこだわったレストラン。
スタッフ・シェフも全員ロシア人で、現地で食事をしているかのような雰囲気にひたれるのが魅力です。
店名の由来はバイカル湖とみて間違いないでしょう。
死ぬまでに見たい絶景!世界遺産バイカル湖(とバイカルアザラシ)【ロシア】
ロシアって一口に言っても広大なんですよね…
モスクワやサンクトペテルブルクは芸術の都であり街並みも洗練されていますが、バイカル湖があるのはシベリア地方。
この辺りまで来ると、ロシアの都会よりもアジアのほうが距離的にも心理的にも近くなります。
てなわけで、バイカルで提供する料理もきらびやかなレストランメニューというよりも、素朴な家庭料理といった趣。
手作りの優しさを感じられるロシア料理の数々をリーズナブルにいただけるのです。
今回訪れたときはフロア担当と厨房担当の2名体制でしたが、お2人ともロシアの「お母さん」のイメージにぴったり!
普段はロシア人のお客さんが多いとのことですが、確かに安心感がありますね。
お店の場所は都営大江戸線の六本木駅から東京ミッドタウンに向かう途中、雑居ビルの3階です。
営業時間中は1階に電気看板が出ているので迷うことはないかと思います。
料理
今回2人での訪問でしたが、全体的にポーション多め!4人以上だと一層楽しめそうだな~という印象です。
前菜にはニシンのサラダ(950円)。やっぱりロシア料理といえばビーツとニシンですよねぇ。
ビーツ、細かく刻まれた塩漬けニシン、ポテトサラダがケーキ状に盛られています。
まろやかなのにさっぱりする絶品。
おなじみのピロシキ(各350円)。具材が牛レバー・サーモン・キャベツと3種類あります。
フロアのお母さんが「牛レバーとサーモンがオイシイ、キャベツはフツウです」とおっしゃるので、おすすめに従ってみましたw
牛レバーが具って珍しいねなどと言いながら食べてみると、これがピロシキのふんわりとした生地に実によく合うんですね~。
ロシアの土俗的な部分というか、大地の力強さのようなものを感じます。笑
サーモンも滑らかにミンチされて食べやすいですし、旨味が凝縮されてハッとする美味しさ。
みんな大好きボルシチ(1,350円)。でっかいどんぶりに入って登場したので驚きました。
「サワークリームをよく混ぜてから召し上がってください」と言われたので、いきなり混ぜてみます。
ん~美味しそう…
ビーツの旨味、ディルの香り、そしてサワークリームのほのかな酸味で延々と食べ続けられそうです。
しかしボルシチって非常にお上品な器で出てくることが多いのですが、これはやはり圧巻の量でした。2人だとちょっと多いくらい。笑
後から調べたらハーフサイズもあったみたいですorz
キャベツやビーツなどがどっさり入ってますので、かなり食べ応えありです。健康志向の方も大満足。
そしてトマトのイメージがあまりなかったのですが、こちらのにはたっぷりトマト果肉も入っていました。
メインにお願いしたビーフストロガノフ(1,500円)にはマッシュポテトを別添えで(450円)。
ビーフシチュー的な赤黒い料理を想像しますが、ロシアでは白いビーフストロガノフが一般的なのです。
マッシュポテトをお皿に伸ばし、その上にガノフをかけていただきます。まぁ間違いないっすよね~
けっこう塩気がきいていて、同行者は「これは酒がないとしんどい」とこぼしておりました。
メインディッシュにはガノフやロールキャベツなどの東欧的なものだけでなく、一般的なロシア料理店ではお目にかかれないようなものも多数。
魚を使ったハンバーグなどが特に気になりました。そういうものこそロシアの家庭料理なのかもしれません。
しかし、20時閉店だったのでお茶とデザートまで堪能できず残念である…
料理4品とソフトドリンク1杯ずつで、1人あたり3,000円ちょいだったと思います。
雰囲気とか
小ぢんまりした店内は4人掛けのテーブルが7~8脚。
外苑東通りを見下ろす賑やかな立地ながら、ウッディに統一されてほっと一息つけます。
デリバリーにも対応しているようで、配達人がちらほらやって来てました。
お母さんが配達人に何を伝えようとする、イマイチ会話がかみ合っていなかったのが微笑ましかったです←
コースメニューの場合、ぐるなびやホットペッパー経由のほうがお得になることが多いので要チェックです。
コ○ナの関係で当面12:00~20:00の通し営業になっています。ランチタイムは全メニューにボルシチ付き!
平時であれば、金曜・土曜は翌2時まで営業しているのが六本木的ですね。
定休日はありませんが、元旦がお休みです。
おわりに
口コミサイトなどを見ると「接客がロシア」といったコメントをちょこちょこ見かけます。笑
冒頭にも書きましたが、日本のロシア料理店はしっかり教育の行き届いた「レストラン」が多いんですよね。
バイカルは店員さんがロシア人ばかりだし、そういったきめ細やかなサービスに慣れている方は面食らうかもしれません。
が、決して不愛想というわけではなく、失礼を承知で言えば近所のおばちゃんと話しているような感じなのです。
質問などにはチャーミングに答えてくれますので、積極的におすすめなどをお尋ねしちゃいましょう。
慣れてくると、初めて来たとは思えないような居心地の良さを感じられますよ。
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おしまい