¡Hola! DEKAEです。
まだまだ日本では認知度が低い気がするペルー料理。しかしその美しさと美味しさを一度体験すればきっと虜になるはず!
てなわけで、東京のペルーレストランをご紹介いたします。
- ペルー料理って?
- 1. 原宿/ベポカ bépocah
- 2. 祐天寺/エル・セビチェロ EL CEBICHERO
- 3. 表参道/アルド ALDO
- 4. 五反田/アルコイリス ARCOIRIS
- 5. 大久保/ワンチャコ HUANCHACO
- おわりに
ペルー料理って?
ペルーは南米大陸にあって太平洋とアンデス山脈に面する国。かつてはインカ帝国が繁栄し、古代遺跡マチュ・ピチュやナスカの地上絵はあまりに有名ですよね。
古代文明が栄えたこと、そして海あり山ありの地形の利があいまって、大変豊かな食文化を有するペルー。
その実力、ワールド・トラベル・アワードの「世界で最も美食が楽しめる国」(World's Leading Culinary Destination)で2012年から2018年まで7年連続最優秀賞を受賞するほど!
この賞の信憑性はさておき(笑)魅力あふれるペルー料理の世界を早速見ていきましょう。
1. 原宿/ベポカ bépocah
日本を代表する高級ペルビアンレストランbépocah(べポカ)。とは言えビブグルマンに掲載されています(2017年から2年連続!)。
あまりお酒を飲まない人で予算8,000円程度かな。
原宿駅から原宿警察署の方へ歩き、その手前で神宮外苑方面に向かう途中にあります。外苑前駅から歩いても同程度の距離のようです。
店内は照明・音楽・スタッフどれをとっても非常にスタイリッシュ。
盛り付けもゴージャスで、会食やビジネスミーティングで使われているテーブルも多々ありました。
ペルーはジャガイモやトウモロコシの栽培が盛んで、食べ方も色々あります。
こちらでは数種類のジャガイモが使い分けられている他、見たこともないようなトウモロコシが色々登場して驚きました。
ここまでご紹介しといてアレなんですが、雰囲気に気圧されて料理の写真を撮れていませんw
2. 祐天寺/エル・セビチェロ EL CEBICHERO
ペルーを代表する料理といえばセビーチェ!これは聞いたこともある方が多いのではないでしょうか。
新鮮な魚介や野菜をレモン汁やライム汁でマリネした爽やかな一品。ペルーではセビーチェ専門店も多数あるのだそうです。
店名のEL CEBICHERO(エル・セビチェロ)は「セビーチェ料理人」という意味。
公務員から紆余曲折を経て本場ペルーで修行したという、一風変わった経歴を持つオーナーシェフが腕を振るいます。
テーブル2卓にカウンター数席、総席数は10席という小さなお店なので予約必須ですよ。
ご覧ください、この美しい皿の数々。
左上がセビーチェ・ミクスト。スタンダードな白身魚に加えタコやイカ、エビなども併せてマリネしたものです。
紫玉ねぎとジャイアントコーンが良いアクセントに。
右上はパパ・ア・ラ・ワンカイナといって、ペルー人にとってソウルフードのようなもの。
パパはポテト(ジャガイモ)のことで、それにワンカイナソースというペルー特有のソースをかけていただきます。
ワンカイナソースは私もいまだに謎なのですが…チーズ、ニンニク、黄トウガラシなどから作られるソースです。
クリーミーな口当たりですがピリッとくるのが絶妙に旨い。
左下はこの日の限定品で名前忘れちゃった…魚介ダシが染みわたるパスタでした。
右下はタクタク・コン・サルサ・デ・マリスコス。
タクタクは豆とご飯を混ぜて揚げるという、コロッケともまた違う不思議な食感のもの。これに魚介のソースを絡めていただきます。
どれも絶品で誰を連れて行っても間違いなし!祐天寺っていうロケーションがまたね、知ってる感出ますよね←
3. 表参道/アルド ALDO
※2020年9月21日更新
人懐っこい笑顔が印象的なアルドさんが営む小さなレストラン。こちらも夜は予約必須ですよー。
2019年11月より、北青山から南青山に移転。Avexビル付近で営業されています。
以下は北青山の店舗時代のディナー情報です。まずは飲み物から。
私は紫トウモロコシジュースのチチャモラーダ、同行者はクスコの地ビールCusqueña(クスケーニャ)の黒で乾杯。同行者いわく甘いそうです。
前菜にはセビーチェ・ミクスト、そして右上のカウサはペルー風ポテトサラダ。
下の黄色いムースのようなところがジャガイモや黄トウガラシ粉などのペーストになっていて、それにツナが乗ってます。
ケーキみたいでキュンとしちゃう←
左下のアンティクーチョは牛ハツの串焼き。これもペルー料理の定番です。添えてある赤いソースがピリッと辛い。
セコ・デ・コルデロ(子羊の香草煮)はラムとパクチーの香りがしっかり立って、そういうのが好きな者にとっては最強の一皿。
この立地としては驚きのリーズナブルさでした。
▲エケコ人形とともに
今回カウンター席に座っていたので、アルドさんがちょこちょこお喋りしてくれました。もちろんスペイン語で。フッフッフ…
ネット予約可で楽チン。
4. 五反田/アルコイリス ARCOIRIS
ARCOIRIS(アルコイリス)とは"虹"の意味。そんなかわいらしい店名ですが
わっ怪しい~…
まさに雑居ビルって感じですね。ザ・五反田。
でも店内はすげーかわいい。
町の定食屋のような気取らない雰囲気ですが、ペルー色を前面に出した内装、アンデス風の刺繍が施されたテーブルクロスにテンションが上がります。
今回は平日限定のランチセットをいただいてみました。
野菜たっぷりのスープが出てきます。冬の寒い日だったのでほっと一息。
セコ・コン・アロス、ビーフシチューのような味わいです。
牛肉がほろほろに柔らかくて美味でした~。「辛いソースです」と言われた赤いソースも美味しかったです。
ランチメニューはこんな感じでした。私が頼んだのはEです。
欲を言えば「ぽてと」が食べたかったな。なぜかEランチだけ「ポテト」だったんですよね←
店員さんはペルー人?や日系ペルー人?のおじさんたちで素敵に緩かったです。
アルコイリスに来たら、ぜひ南米スーパーにも立ち寄りましょう!
界隈ではおなじみのKYODAI MARKETです。
五反田駅前の『洋服の青山』が入っているビルの6階という、これまたディープな場所ですが ビル自体は新しくてきれい。
同じ6階にはペルー共和国総領事館が、下の階にはブラジル総領事館が入っています。どちらも不思議と大使館とは別に領事館があるんですよね…。
このスーパーでは南米のお菓子や調味料を売っています。明るい雰囲気で日本語表記もあり、とっても日本人フレンドリー。
5. 大久保/ワンチャコ HUANCHACO
大久保駅から5分ほど歩いたところに、一見近寄りがたい雑居ビルがあります。
摩訶不思議な構造のビルの半地下に佇むHUANCHACO(ワンチャコ)。なんかリャマが寄りかかって見るからに怪しげ…。
しかしここには評判の和食店や玉子焼き屋があり、隣りのビルにはカレーの名店があったりと、美食を求めるならば避けて通れない場所なのです…
先日久々に訪れたらカフェ風に改装されていてビックリしました。以前はもっと殺風景というか、食堂!という感じだったのですよ。
BGMにオシャレなサルサなんか流して どうしちゃったの…
紫とうもろこしから作られるチチャモラーダです(税抜き400円)。
アヒ・デ・ガジーナ(税抜き1,200円)。ガジーナは鶏肉で、アヒが先程も登場した黄トウガラシです。甘めのカレーのようなイメージかな。ライス付いてます。
黄色の補色である紫を添えることで何気ない日常の食事が一気に華やかに。紫玉ねぎ…だったはず。
大好きなアロス・コン・マリスコスっ(税抜き1,800円)!まぁ要するにパエリアなんですけど←
週末はランチセットのようなメニューは特にありません。
明るいペルー人おじさんがシェフ。料理の提供はけっこうのんびりペースですw
月曜定休です。
おわりに
今回は東京都内のレストランのみのご紹介でしたが、実は神奈川県に在日ペルー人が多く集まっているんですよね。
川崎市や横浜市鶴見区あたりで さらにディープなペルー料理情報を得ているので、ぜひ探検せねばと思っております。
本場ペルーにも食べに行っちゃいました
おしまい