こんにちは、DEKAEです。
各種SNSで話題の空箱職人「はるきる」さん。
私も彼の作品を生で見ることを熱望していた一人ですが、ついに池袋PARCOで個展を開催してくださいました!
というわけで行ってまいりましたよ、「お菓子の箱でつくる夢の世界展」。
空箱職人 はるきるさん
空箱職人のはるきるさんは神戸芸術工科大学アート・ クラフト学科に在籍中(2019年現在)の大学生。
ペーパークラフトを趣味としており、お菓子などの空箱から作られた作品をSNSで発表したところバズりまくったという方です。
これがまた別次元の芸術作品なのですよ。アイデアの泉がすごい。
代表作のひとつが上の写真のプリングルズですが、空箱のみを使って「プリングルズマン」を作り上げてしまうという…
バーコードやフォントなども巧みにワンポイントとして取り入れられているんです。
あまりにもクオリティが高いため、いろいろな食品メーカーから食べ物などが送られてくるようになったとか。笑
それらにちゃんと応えて驚くべき作品を生み出し続けている はるきるさん。作品は全て自身のSNSで公開されています。
空箱職人 はるきる (@02ESyRaez4VhR2l) | Twitter
夢の世界展@PARCO MUSEUM
写真で見ても十分楽しいはるきるワールドですが、細かい部分まで間近で見る機会があるといいな~…と思っていたら!
このほど池袋パルコ内のPARCO MUSEUMにて個展が開催されました。おめでとうございます!
「お菓子の箱でつくる夢の世界展」と銘打たれたこの個展、2週間程度と短い期間の開催でしたが初日に行ってまいりました。
写真撮影&SNSへのアップOKとのことでしたので、バシバシ撮ってバンバン載せちゃいます。
能書きも何もなく、会場に入った瞬間 作品の数々が出迎えてくれますよ。
CMを意識した日清カップヌードルの宇宙飛行士。
シーバス・リーガルは発祥の地・スコットランドのテンプル騎士団風に。
名前の通り行進の鼓笛隊に生まれ変わったコアラのマーチ。
このように商品の持つ背景まで取り入れているのが憎い。意味に気付いたときに「ほ~お!」となってしまう作品ばかりなのですよ。
プリングルズ三蓮華っ!
色によってキャラクターを変えているのが最高にファンキーでかわいい。
人物だけでなく建築物や乗り物まで自由自在。
しかしまぁ、チェルシーのピアノ(上段中央)あたりまでは「すご~い」と見てられたのですが、だんだん細かさが狂気を帯びてきています。
特にホーバルの机に乗った地球儀(?)なんて繊細すぎて思わず生唾をゴクリと飲みました。
「お手を触れないでください」となってますがダイレクトに置かれているので、触れてしまいそうな危うさが またね…。
こちらは照明効果も加わった幻想的なコーナー。
銀河鉄道の夜を思い起こさせますね。
輝く三日月がきれいです。
パッと作品を見るとまず精密さに驚くのですが、しばらく経つと頭の中がハテナだらけになってきます。
まず「この箱で何ができるか」をどのように理解するのか。そしてそれを具現化するためにどう構成していくのか…などなど。
設計図を引いてから必要なものを集めるのではなく、限られた材料だけで作るわけですからねぇ。脳のどの部分が強ければこういうことができるようになるのでしょうか…
××年の昔から尽きることのない争いを繰り返してきた きのこの山とたけのこの里。ついに箱まで芸術的な戦いを繰り広げるに至ってしまいました。
そしてそれを黙って見守るウサギ像(?)
各作品を見ると単純に「スゲェ」って感じなのですが、このように並べてみるとシュルレアリスムを感じます。
どん兵衛侍はどん兵衛の公式Twitterでも「斬り捨て御麺」と取り上げられて話題になりました。
空箱っていうか もはや実用品だし…
いっそのことMoMAあたりに永久収蔵したほうがいいのではないでしょうか。
7月に上梓されたばかりの著書を購入するとサインがもらえたようです。
私が行ったときはちょうどサイン会の最中で長い列ができていました。若い方なのに丁寧に対応されていて素晴らしいな~と感心←何目線
展示会行けないよ~!という方は書籍をご覧になってみてはいかがでしょう。
工作のコツや、簡単に作れるサンプルなどもありますよ。自由課題にもいいですよね、夏休みけっこう前に終わったけど
グッズにポストカードが
何と今回はグッズにポストカードセットが用意されているとのことで!真っ先にグッズ売り場に行きました←
イエ~イ。
ポストクロッシングではたまに「お菓子のパッケージをポストカード型に切り取ったものを送ってほしい」というリクエストを見かけます。
そういう方たちも、まさかお菓子のパッケージを使ったアートがポストカードになっているなどとは夢にも思わないでしょう。
グッズ売り場の大半を元となったお菓子が占めているというw
おわりに
いや~面白かった。会場が小さかったものの作品数が多いのでお腹いっぱいになりました。人でごった返していたので見るのに一苦労でしたが…
芸大出身の知人も何人かいますが、頭がおかしくないと入れないよねぇとつくづく思います(褒めている)。
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おしまい