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東大門市場で原住民気分!花蓮で台湾東部のグルメチェック【台湾・花蓮】

你好(リーホウ)、DEKAEです。

原住民の生活様式が色濃く残る台湾東部では、グルメ事情にもその影響が垣間見えます。

今回は台湾原住民から伝わった珍しい食べ物を求めて、東部の都市・花蓮を散策してみました。

花蓮最大の夜市である東大門市場のほか、地元民に人気のお店もご紹介します。

東大門市場

概要

まずは花蓮最大の夜市、「東大門国際観光夜市」です。

四つの夜市が一か所に集まっており、ここをぐるぐる回っていれば満腹になれます。

花蓮自体がわりと田舎のせいか(笑)大きな夜市のわりには人が少なく、食べ物を持って歩きやすいのも魅力。

花蓮駅からはかなり距離があり、歩くと30分以上かかります。タクシー利用が無難でしょう。

私が行ったとき、なぜか日本人が全くいませんでした。他の街ではだいたい見かけたんですけどね~。

代わりに(?)韓国人と欧米人が多数で、ちょっと不思議な光景。便利なLCCでも出ているんでしょうか?

①原住民一條街

焼きトウモロコシ(林記焼番麦)☆Must Try!

さて、最初にご紹介するのはその名の通り、原住民の食文化を体験できる夜市です。

ただし実際に原住民が珍しいお店を出している…というわけでもなさそう。あまり期待せず、観光地としてお楽しみください。

東大門市場全体を見渡しても、最も繁盛しているのがこの林記焼番麦

台湾の情報サイトなどを見ると、たいてい「ここだけは絶対に外すな」と書かれている有名店です。

好みのトウモロコシを量り売りで買い、それをバーベキューしてもらうというもの。

私、日本でも焼きトウモロコシって全く食指が動かないのですが…一応食べとかなきゃだめかなと思い、行ってみました←

お店の紹介によると、食感によって三種類のトウモロコシから選べるそうです。二種類しかなかった気がするけど…

上の写真が歯ごたえしっかりの「Q」で、

こちらがジューシーな「軟」。私はこれにしてみました~。

トウモロコシを決めたら店員さんに手渡し、計量してもらいます。

恐らくレジに立っているのが林記さんでしょう。いかにも名物店長といった趣で、軽妙な営業トークを大声で飛ばしていました。

お金を払ったら番号札を渡され、焼き上がると電光掲示板で呼んでくれるので安心。

この札が麻雀牌でニヤニヤします。どうやら本物らしくずっしりしている。

待っている人がたくさんいたので、焼きあがるまでに7~8分は待ったかな。

完成しました~!

驚きの黒さ。さらに光の加減で全然美味しそうに見えないのはご愛嬌ということで…

しかしですね、これがめっちゃめちゃに香ばしく、甘みも凝縮されていて美味いのなんの。

真っ黒なのは、たっぷり絡めた甘辛タレに焦げ目を付けているためですが、これがトウモロコシと相性バツグンなんです。

あんまりテンション上がらないはずの焼きトウモロコシでしたが、一口食べた瞬間「えー!」と声が出てしまいました。

これを食べるがために花蓮を再訪したいレベルです。

何やら馬英九も来たらしくサイン発見。

まぁ…我々日本人にとってあまり愉快な話ではありませんが(笑)こちらの焼きトウモロコシは自信をもっておすすめできます。

焼き魚(烤魚)

台湾原住民の間では焼き魚もよく食べられているようで、提供しているお店が少ないながらありました。

ただ、巨大な魚が一匹丸ごと塩焼きにされているものしかなく、一人で食べるにはあまりにも量が多すぎる&高価だったため、今回は断念。

複数人でつつく料理のようです。

ソーセージ(香腸)

普通のソーセージのように見えますが、台湾の夜市では原住民の料理として売られていることが多いようですね。

こちらの店ではいくつかフレーバーを選べたのですが、無難にオリジナルフレーバーの「原味」にしときました。ていうか発音できるのが「原味」だけだった

小さいので食べ歩きの負担にならないのがいいですね♪

甘くてびっくり!恐らく八角のものと思われる独特の甘さを強く感じるので、苦手な方は要注意。

皮はパリッとしないふにゃふにゃタイプですが、非常にジューシーです。

竹飯

なんか見た目が/// この写真大丈夫かな…

これも情報サイトで名物として紹介されていたんですが、文字通り竹筒に入った餅米です。

おこわ的なイメージで、中に具が入っているのかな~と思ったら…まさかのひたすら餅米(笑)

しかもこの竹筒、30cmぐらいあります。それに餅米がぎっしり詰まっており、完食できませんでしたorz

竹の香りがほんのり米に移って美味しかったんですけどね。おかず欲しい

②自強夜市

もともと花蓮のメイン夜市だった自強夜市。

一度閉鎖されましたが、観光夜市として東大門市場を整備するにあたり統合・再開したようです。

自強夜市時代に人気だったお店の多くも、東大門市場内に移転しているみたいですよ。

ここでは何も買いませんでしたが、繁盛していた葱油餅屋をご紹介。

葱油餅とは北京や台湾でよく食べられる屋台料理で、文字通り葱たっぷりのチヂミのようなものです。

基本の葱油餅は35TWDとお手頃で、トッピングもいろいろ選べるようですね。

③各省一條街

各省一條街はどちらかというと遊戯コーナーが多く、食べ物を売る店は少なかったです。

そのせいか、他の三つと比べると人気が少なくちょっと寂しい雰囲気…

バカでかいマンゴージュース。果実をそのまま絞ってくれるので濃厚ですっ

④福町夜市

各夜市にヘブンアーティストがいたのですが、圧倒的に上手だったのが福町夜市にいたお兄さん。

Maroon 5やEd Sheeranをバリバリ弾き語っており、大いに沸いていました。

上の写真は、ヘブンアーティストと白人観光客グループの記念撮影の模様ですw

そんな福町夜市で美味しかったのが香酥鶏(鶏の香味揚げ)!

注文が入ってから揚げるため少し時間がかかります。

バジルのようなハーブが入っていて、食欲増進されまくりの香り…たまりませんわ。

胸肉のフライだと思いますが、サクッフワッとした食感に仕上がっています。香辛料がじわじわ効いてきて、後引く旨さ。

東京でも、探せば似たようなものが食べられます。

東京で見つけた台湾フライドチキン、鶏排と鶏柳(持ち帰り可)

本当に台湾の夜市って、歩きながらちょこちょこつまんでいるからか、食べても食べても入りますよねぇ…。

いや、竹飯は入らなかったけどね←

馬英九来すぎじゃない?

花蓮二大蒸し餃子☆Must Try!

①周家蒸餃

ここからは原住民の料理ではありませんが、花蓮で見逃せない人気店のご紹介です。

まずは、嬉しい24時間営業の蒸し餃子店、周家蒸餃!

22時ぐらいに伺いましたが、絶えずお客さんの出入りがあります。

テッパンの蒸し餃子~♪

皮が柔らかくタネはジューシー。あっさり味で、夕飯後の夜食にいただいても10個ペロリでした。

これで80TWD(300円弱)ですって。天国ぅぅぅ

②公正包子

店名が示す通り、公正街という通りに位置する公正包子。小龍包が有名なお店です。

実は、周家蒸餃のすぐ隣に構えるライバル店。花蓮に来たら、この2つの食べ比べがマストです!

こちらで朝食をいただきました。というのも…

なんと、宿泊した芒果旅店(Mango Hotel)の朝食券が公正包子のチケットだったからなんです!!

花蓮のホテル選びについては、ほぼこれが決め手となりました。笑

公正包子は24時間営業ではないですが、6時から21時まで開いているので朝食には十分。

何も言わずともチケットを渡せば分かってくれました。

朝から持ち帰りのお客さんが多かったです。冷凍小龍包も売られているようでした。

待つこと数分、モーニングセットが到着!蒸したてほやほやの小龍包に具だくさんの中華スープです。

ご覧の通り、小龍包というよりは小さめの肉まん。一般に日本人がイメージする小龍包は、台湾では「湯包」と呼ばれることが多いみたいですね。

私、肉まん大好きなんですよね…。皮は厚めですが、皮そのものが美味しいので止まンな~い。何より6個もあってお得すぎでは!?

スープはコショウが効いていて、これまた美味でした。

たれは好みに応じてカスタマイズ可能です。朝からニンニク醤油にしちゃった…

西瓜大王

インパクト大な名前に惹かれて訪れた西瓜大王。

果物屋ですが、文字通りスイカが特に人気みたい。

夜10時くらいまで開けているようです。夜に通りがかった際には、仕事帰り風のおっちゃんがカットスイカをさくっと食べていました。

こちらでスイカジュースを注文します。

…まぁ、全く映えないカップには目をつぶるとしよう。

スイカをそのまま絞ってくれるので、当然のごとく超絶美味ですっっっ

日本で毎年夏になると、どこかのカフェチェーンがスイカジュースを出してくれるのを心待ちにしているDEKAEですが、あれってSサイズでも500円以上するんですよね。

大容量で50TWD(200円弱)のスイカジュースを年中飲めるなんて…好き。

おわりに

花蓮にわざわざ行く方は少ないかもしれませんが、やっぱり安くて美味しいものがたくさん。

さらに他の都市に比べて人混みが少なく、けっこう穴場なのでは!?と感じています。

今回試せなかったのですが、「麻糬」というお菓子の専門店をやたら見かけました。いつかお土産に買ってみよ~っと。

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おしまい