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パンデミックな世界でInstagramが繋いだポストカードとの縁

これは、アメリカ合衆国から届いた一枚のポストカードのお話です。

といっても今回のカード、このブログでもたびたび記事にしているPostcrossing(ポストクロッシング)経由で届いたものではありません。

なんとこのカードをわが家に導いてくれたのは、郵便とは対極の存在ともいえるInstagramだったのです。

きっかけはInstagram

@dudewithsign

こんにちは、郵便好き男子DEKAEです。

遡ること数週間。事の発端は、Instagramで私がフォローしているアカウント@dudewithsignでした。

有名なので、すでにファンの方もいらっしゃるかもしれませんね。

アカウント主は、ニューヨークはマンハッタンのど真ん中でサインボード(段ボール)を掲げて立つセスさん。

段ボールには「着陸後すぐに立ち上がるな」「その会議はメールで済んだだろ」など、心に小さなさざ波を立てる行為に釘を刺すような"サイン"が書かれています。

また、「お前の犬は自分のアカウントなど欲しがっていない」「誰もお前のプレイリストに興味はない」などの”SNSあるある"へのツッコミも。

セスさんが無表情で掲げるサインは非常に共感を誘うものとなっており、700万以上のフォロワーを得ています(2020年5月現在)。

非常事態の中で

さて、2020年3月に入ると、セスさんのサインも「汚い手を洗え」など感染症に関するものが増えていきます。

皮肉たっぷりなのが彼の持ち味ですが、事態が深刻になるにつれ「2021年は我々の年だ」「全ての医療従事者に感謝」などポジティブなメッセージも時折見られるように。

さらに、各地で自宅待機が命じられるようになると、彼が一つの提案を行いました。

「ずっと自宅にいて、感謝すべきだと改めて気付いたものもあると思う。それをサインボードに書いて、#IMGRATEFULFORを付けて投稿しよう。リポストします」

そうやって、世界中から"grateful"な物事がセスさんのもとに寄せられました。

彼がそれらをストーリーズに上げていくのを眺めていたところ、「ん?」と思ったものが一つあったのです。

それが「I'm grateful for postcards.」というサインを掲げたロビーさんでした。

ポストカードに感謝する人

ポストカードと聞いちゃあ黙っておれないこの私(誰)。気になってロビーさんのアカウントに飛んでみると…

最新の投稿に「自主隔離の間、ポストカードを書くことに決めたよ。僕からのカードを受け取りたい人はDM(ダイレクトメッセージ)を送ってね」と書かれていました。

で、次の瞬間には身体が勝手にDMし始めていたわけです←

とはいえ、ただでさえ多くのリクエストが来ているようですし、エアメールは切手代が負担になるし…とあれこれ思い悩みはしたのですが。

最終的に、なるべく控えめにお願いしている風な英語表現をめっちゃ調べて(笑)メッセージを送りました。

そして、寝て起きると…「喜んで」と返信が届いていたのですっ!

自分の住所をお知らせし、「もし良ければ私も書きます」と先方の住所もゲットして、やりとり完了。

知らない人にDM送ったの初めてです。マジですっごいドキドキした。

芸能人がファンからのDMを紹介していることがありますけど、よくみんな気軽に送れるな~と感心しちゃった…

どうやらロビーさんはミュージシャンで、もともと文通の趣味があったわけではないようです。

仕事もキャンセルになって暇なので、いろんな人にポストカードを書こうと思い立ったみたい。

ロビーさんからのポストカード

一段落してロビーさんのInstagramを見ると、「みんなへの返信とカードを書く作業で24時間働いてる笑」とのことでした。そりゃそうですよね…

しかし「世界中から反響があって感動してます。みんなもポストカードが好きってことが分かって嬉しいよ」と。

ヒィッ…こういう方がいわゆる「ナイスガイ」と呼ばれる人物なのでしょうか?←

そして5月、ついにロビーさんからのカードが我が家に届きました!

「投函したよ!」と連絡をくれてから2週間ほどで到着。日本・合衆国間はかなり減便しているにもかかわらず、早急な対応に感謝です…

彼の新曲のMVから切り取られた一コマが絵柄になっていました。

ロビーさんはこれまでもバーなどで歌っていたようですが、音源を配信するのは今回が初めてみたい。

いろいろな人にハガキを送ろうと思い立ったのは、そのPRも兼ねていたようです。

MVにアクセスできるQRコードもプリントされていました。なかなかのグッドアイデアですね。

「あまり字がきれいじゃないけど」と言いつつ、住所まで手書きでしっかり記してくれていました。

結局100人以上の方にカードを送ったそうですよ!すご

こちらが送ったカード

こちらからはコレを送りました。

簡単な挨拶と曲の感想でスペースが埋まったので、カードの説明は書けず。何じゃこらって感じでしょうね

しかも、from Tokyoと書いておきながら思いっきり大阪の絵柄ですからね、謎。

無事届きますように~。なんとなく[アメリカ→日本]より[日本→アメリカ]のほうが不安…笑

おわりに

いやはや、しかし凄い時代になったものです。

SNS経由でたった今知ったばかりの海外の人に、住所を教えてポストカードを交換するなんて日が来ようとは、夢にも思っていませんでした。

ロビーさんのInstagramのコメント欄には「人生でポストカードをもらったことなんて一度もない。君からのが初めて受け取るカードになるよ」なんてのもあってですね…

ちょっと泣きそうになっちゃった←

これをきっかけに手書きの温かみというものを再認識する人が増えるといいな、なんて思ってみたりして。

そして、ロビーさんの音楽活動の成功を祈ります。

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おしまい