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神保町の老舗喫茶店 タンゴ・シャンソン編【※喫煙可】

こんにちは、DEKAEです。

今回取り上げるのは古書とカレーの町、東京神田・神保町。

オーセンティックな老舗喫茶店がたくさんあることでも知られています。

行ってみたいけど、町の喫茶店なんて入ったことないし…という方に、私が特に気に入っている喫茶店を二つご紹介。

 

1.ミロンガ・ヌオーバ

神保町駅のA7出口から小路を通って三省堂書店へ向かっていくと、三省堂の手前に現れるこちら。

とても有名なタンゴ喫茶です。レンガ造りの外観と重厚な内装が特徴的。

ミロンガとは、アルゼンチンタンゴを踊る場所、つまりダンスホールのこと。

かつてアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにおいては社交場の役割も担っていました。

ヌオーバとはスペイン語で「新しい」を意味する言葉。直訳すると「新しいダンスホール」ということになります。

昭和28年創業の老舗喫茶なので、この店名がひときわ味わい深い。そして流れている音楽も古いタンゴのレコードが多いです。

コーヒー・デザートはもちろんのこと、少しですが食事メニューもあります。

またこのお店はパブとしても営業していて、ハードリカーや軽いおつまみメニューもいくつか。

面白いことに世界中のビールを置いていて、その数30種類以上。さすがにこの店で酔っ払っている人は見たことありませんけど…笑

一方で、純喫茶と言えば!のクリームソーダの類は なかったと思います。

そうそう、店内に古いバンドネオンが置いてあります。ぜひ見てみてください。

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(これは私のですけど)

営業時間(食べログより):
[月~金]
10:30~22:30(L.O.22:00)
[土・日・祝]
11:30~19:00(L.O.18:30)
※水曜・年末年始は休みです。

一応分煙されていますが、タバコの煙が全くダメな方にはおすすめできないかも…。

 

余談ですが、日本でもあちこちのタンゴ教室でミロンガが開かれています。

私はタンゴを踊らないので日本のミロンガがどのような状況なのか分かりませんが、大変興味深い…

タンゴは男女のペアで踊るので、ダンスが始まるまでに相手を見つけなければなりません。

タンゴにおいては男性が女性をお誘いすることがマナー。

踊りたい曲がかかり始めると、男性はおもむろに立ち上げり、相手を探し始めます。見定めた女性に視線を送り、女性が了承すればカップル成立。

この方法なら女性は視線を逸らすだけでスマートに断れますし、断られた男性も恥をかかずに済みます。

わードラマチック!←

さらに余談ですが、タンゴの起源はヨーロッパからアルゼンチンまで航海してきた船乗り同士で踊っていたのが始まりだとか。

やがて船乗りが港の女の子を相手に踊り始めるようになるのですが、もともとは男同士で踊ってたんですね~

 

2.ラドリオ

ミロンガ・ヌオーバのすぐ向かいにあるラドリオは、これまた有名なシャンソン喫茶です。ミロンガ・ヌオーバとは姉妹店で、創業昭和24年とさらに古株。

こちらも店内はレンガや木を中心とした重厚な造りで、赤い革張りのソファがヨーロピアンクラシカル。とても落ち着く雰囲気です。

ここでシャンソンをぼーっと聴いているとよく感じることですが、現代のフレンチポップは確実にシャンソンの流れを汲んでいますよね。ハスキーボイスとか、アンニュイな曲の進行とか…。

ラドリオは日本で初めてウインナー・コーヒーを出したお店だそうです。ウィーンにウインナー・コーヒーはないけれど、私はここのウインナー・コーヒーが大好きです。

生クリームが濃厚で簡単に溶けてしまわないのが非常によくて、コーヒーと一緒に口に含むとちょうどいい甘さに。

夜はバーとしても使えます。

営業時間(食べログより):
[月~金]
10:30~22:30(L.O.22:00)
[土・日]
12:00~19:00(L.O.18:30)
※祝日・年末年始は休みです。

ラドリオは喫煙可なので要注意です。

 

おわりに

老舗の喫茶店というと、コワい顔のマスターにジロっと睨まれ…なんてイメージがありますが。あるかな?

この2店は全くそんなことはなく、店員さんたちも親切なのでご安心ください。

ジャズ喫茶、名曲喫茶はいくらか生き残っていますが、なかなか珍しいタンゴ喫茶とシャンソン喫茶。

ふたつの音楽に共通するのは、悲しくも美しいメロディと歌詞をもつこと。

歌詞の意味が分からなくても、歌い手の声からきっと何かを感じ取れると思います。

個人的な印象では、タンゴは愛、シャンソンは人生の悲哀を歌うものが多い気がしています。

どちらも音楽喫茶ですが、決して読書やおしゃべりの邪魔にならない音量です。

ただただ音に耳を傾けている方も多いので、会話のボリュームにだけ少しお気をつけくださいね~。

 

 

おしまい