你好(リーホウ)、DEKAEです。
台湾第二の都市である高雄市には、台北に負けず劣らずバラエティ豊かな夜市が展開されています。
中でも、観光夜市として特に有名な六合夜市と瑞豊夜市に行ってみたのですが…この二つの夜市、あまりにも差がありすぎでは!?
六合夜市
まずやって参りましたのは、MRT(高雄メトロ)の美麗島から歩いてすぐの六合観光夜市。
美麗島は二系統のMRTの乗換駅であり、高雄の街のど真ん中。非常に便利なロケーションで、迷子の心配もありません。
こちらの六合夜市で、事前に調べておいた「高雄に来たなら食べるべき」屋台料理を探してみます。
こちらは海鮮粥。
漁港を有する高雄は海鮮料理が美味しいそうで、期待に胸が高鳴ります。
しかし、六合夜市には海鮮粥を出す店がほとんどありません!
ようやく見つけて食べられたのが上の写真のものですが…これはお粥ではない…。
ご飯に海鮮だしをかけたお茶漬けっぽいものでした。ま、具だくさんで普通に美味しいんですけどね←
偽物かと思ってがっかりしましたが、後から調べたら高雄の海鮮粥とはこういうものらしいです。
お次は蚵仔麺線、牡蠣入りの麺線です。これを出しているお店も一軒しか見つかりませんでしたよ…
謎めいた食べ物ですが、そうめんを蒸したものだそう。スープにとろみがあるのが特徴です。
注文すると、おとっつぁんがジェスチャーで「パクチー入れていいか?」と聞いてきます。
これを聞かれたのは台南に引き続き二回目!誰ですか、パクチーが苦手なのに台湾料理にチャレンジした猛者は?笑
持ってきてくれた麺線を見ると…牡蠣はどこにもいませんねぇ。スープに牡蠣エキスが入っているだけかな?と思ったら、底のほうにゴロリといました!
がっつりご飯というよりスナック感覚でいただきたい一品。麺が細すぎるうえにとろとろスープでコーティングされるため、箸で食べるのは至難の業です。笑
しばらくうろうろしてみましたが、六合夜市には「高雄ならでは感」が全くなかったので、早々に退散してしまいました…。
観光夜市というわりにそこまで混雑しておらず、人混みが苦手な方にはいいかもしれません。
おまけ(半九十茶室)
六合夜市に行ったら、ぜひ立ち寄っていただきたいのがこちら。
中正四路沿いにある素敵カフェ、半九十茶室です。
カフェと呼ぶにはもったいないような、シックな雰囲気の中で高級中国茶を手軽に頂ける茶室。
落ち着いた照明がムーディーで、若い方を中心に賑わっています。
奥の絵、ワニの水墨画っていうチョイスに果て無きセンスを感じる。
いいですね~この缶、昔からある漢方屋のようで!
こちらにさまざまな茶葉が保管されており、もちろん買って帰ることもできます。
私は店内でいただくことにして、台湾産のお茶から紅烏龍茶を選んでみました。
小姐に「日本の方ですか」と聞かれ、ハイと答えると流暢な日本語で淹れ方を説明してくれました。
茶葉の入った湯飲みに熱湯を直接入れて、数分蒸らします。それから蓋を少しだけずらして、小さな湯飲みに移す…という作業が本格的でイイ。
魔法瓶の水筒に若干面食らいましたが(笑)
紅烏龍茶というものを飲んだのは初めてでしたが、素晴らしかったです。紅茶のように華やかな香りがあって、烏龍茶のコクや甘みも感じるという。
買って帰りたかったけれど、ティーバッグに慣れきった今、茶葉から淹れるのは面倒だなぁと思い断念…
一緒に頼んだデザートはリンゴの春巻き。オリエンタルなアップルパイという感じで面白い。
次々にお客さんが来るものの、だらだらゆったり過ごしている方が多く急かされないので、とても居心地が良いです。
瑞豊夜市(瑞豐夜市)
六合夜市にて若干の不完全燃焼感を残していたので、より大きな瑞豊夜市にハシゴしてみました(笑)
こちらもMTRの巨蛋(高雄アリーナ)駅から徒歩すぐ。巨蛋駅は高雄駅から3駅と、楽々アクセスです。
んで到着してみたら、
まあすごい人で全く身動きがとれません。六合夜市と違いすぎない?
この状態が端から端まで続いています。
手始めに、24時間営業のティーショップでミルクティーを買いました。
…でかすぎない?
高さ20cmくらいあるんじゃないでしょうか。スタバのベンティサイズってこんな感じ?
これを持って自撮りしても全く映えず、笑いました。
屋台を回り終わって、さぁ帰ろうという段になっても4分の1程度しか減っていなくて絶望。MRT内は飲食禁止なので、袋に隠して持ち込みました…
この量で40元程度だったのでコスパは最強です。普通に美味しかったですし。
とりあえず、紅茶をお供に夜市を物色してみましょう。
瑞豊夜市で最も人口密度が高かったのがこちら。鶏排屋とタピオカ屋、隣同士の二つのお店が大人気です。
天使鶏排は台中の逢甲夜市で食べて、あまりの美味しさに卒倒しそうになったもの。
台中最大のグルメ夜市、逢甲夜市から小吃のトレンドが始まる【台湾・台中】
その際、高雄に本店があることを知りましたが、どうやらこれのようです。
おっそろしいほど並んでいました。この夜市内の狭い空間で、お店何軒分も先までず~っと列が伸びています。
逢甲夜市のは今時のファストフード店っぽい可愛いお店でしたが、こちらはまんま屋台。
これに並ぶ気力はなかったので、台中で食べといて良かったです…
隣のタピオカ屋も、列を誘導するロープが張られるほどの大盛況。同じ瑞豊夜市にもう一店舗出していて、そちらも並んでました。恐るべし。
そんなこんなを通り抜け、一番の目的地へ向かいます。
わざわざ瑞豊夜市までやって来たのは、「高雄に来たなら食べるべき」リストの一つ、「萬國牛排」を食べるためだったのです。
発見しました!牛排の文字。
お店はかなり広くお客さんもそこそこ入っていますが、座るとすぐ注文を取りに来てくれました。
注文のタイミングで支払いも済ませます。
牛排のお店ですが、ポークとチキンのステーキもあります。怪しすぎる松阪牛もラインナップ…。
で、ジューという派手な音と湯気とともに運ばれてきたのがこちら。
もはや小吃ではない。
ただの「牛排」を注文し、その分の代金を払ったのに、なぜか牛排にチキンステーキまで乗った豪華版が届いてしまいました。
不安に思いながら食べていると、隣の兄ちゃんたちがチラチラ見てくるので「もしや間違って運ばれたのでは…」と冷や汗…。
が、兄ちゃんたちにも同じものが運ばれてきたので間違いではなかったようです。
肝心のステーキは、日本のファミレスよりもやや劣るという感じ。ソースが恐ろしくしょっぱいうえに、黒胡椒がかかりすぎて…もはや何味…
それより何より、左の玉子焼きが許せないw
何ですかこの目玉焼きに失敗したみたいなシロモノは。どうせならスクランブルエッグにしろよww
てなわけで、めっちゃ満腹になったわりには満足感がイマイチ得られない食べ物でした。
そしたらまさかのね、
隣に本物の「萬國牛排」があったwwwww
こちらは外で座って待っている人がいる程の大盛況。味がどれほど違うのか分かりかねますが、牛排目当てで行く方はご注意くださいね。
ま、この本家「萬國牛排」もGoogleの評価は惨憺たるものなので、ネタ程度にお考えください。
おわりに
六合夜市はびっくりするくらい日本人だらけだったのに、瑞豊夜市ではほっとんど見かけなかったというのもギャップでした。
瑞豊夜市は人が多すぎて他人を気にする余裕が無かっただけかもしれませんが…
この熱気の違いを肌で感じるために、ぜひ両方行ってみることをおすすめします。
いずれもMRTの駅から徒歩圏内で便利なので、私のように一日でハシゴすることも十分可能です…笑
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おしまい