ニッチでごめんね

A pulp information about lesser-known world

溝の口「カッツ・ロイファー」で本格ドイツ料理を【川崎市高津区】

グリュスゴット(こんにちは)、DEKAEです。

日本人にとっては比較的身近な国であるドイツ。しかし、その料理となるとあまりイメージがわきません。

そんなドイツ料理について知るべく、川崎市内のお洒落タウン溝の口の小さなレストランにお邪魔しました。

溝の口/カッツ・ロイファー Katze Läufer

概要

今回の舞台は、溝の口駅の賑やかなロータリー側ではなく、鶴見溝ノ口線沿い。この道を新城方面に歩いていくと、洗足学園音楽大学が現れます。

そのキャンパスの少し手前、中学高等部のすぐ向かいに、小洒落た建物が一軒。

こちらの二階が噂のドイツ料理レストラン、カッツ・ロイファーです。

建物だけだと少々入りづらいですが、階段の下には年季の入ったメニューが。これのおかげで入店ハードルが一気に下がります。

店内は、大小合わせてテーブルが4つほど。とても小ぢんまりとしていて、ドイツの田舎でたまたま入ったクナイペ(居酒屋)を思い出すような雰囲気です。

小さな物販コーナーもあり、愛らしいドイツの伝統工芸が並んでいました。

こちらはレンタルボックスとして、手工芸品などの販売を委託することもできるようです。

さらに奥には日当たりのいいレンタルスペースがあり、小規模なイベントに利用できるようになっているみたい。

カウンターにはケーキも並んでいました。

ドイツ菓子って、しっかり焼き切った素朴でずっしりとしたものが多いイメージですが、まさにそういうテイストのケーキです。

ランチ

今回は週末のランチにお邪魔しました。

メニューを見てみると、休日ランチはおもに4種類があるようです。

私、南ドイツには二回も行ったのにシュペッツレというショートパスタは聞いたこともありませんでした…

非常に惹かれたものの、結局はいかにもドイツ!って感じのランチプレートに決定。

セットにはベーグルかプレッツェルを選べますが、ここもやはり王道のプレッツェル(税込み1,600円)に。

これに日替わりソーセージ、サラダ、スープ、プチデザート、コーヒーが付いてくるとのことです。

食前にお願いした水出しアイスコ―ヒー。可愛らしいサイズのビールジョッキに入ってきました。黒ビールっぽく見えんこともない

フルーティな酸味があり、手のかかったコーヒーであることが分かります。

スープ。スタンダードなコンソメ味にほっとします。

そして、メインのプレッツェルのセット!

プレッツェルは歯ごたえしっかりで、噛めば噛むほど小麦の味が広がっていきます。ハード系のパンが好きな方はきっと気に入ることでしょう。

ベーグルも不思議な食べ物ですが、プレッツェルのもレシピもかなり独特。焼く前にアルカリ溶液につけるんだそうです。なかなか家じゃできませんな

本日のソーセージの下にはザワークラウトが敷かれています。

ザワークラウトは酸味がきつくなく食べやすく仕立ててありました。しょっぱいソーセージと合わせると、すっと口の中を爽やかにしてくれていいですね。

ソーセージの種類にはまったく詳しくないですが、これは肉汁があふれる幸せな食べ物だったな~…。

スーパーなど市販のソーセージももちろん美味しいですが、たまに高級なのをいただくとうっとりしますね。

お店自慢のにんじんサラダも優しい味で、全体的に塩味強めの料理とのバランスをとってくれます。

いずれも料理としては素朴ですが、素材の味をちゃんと感じ取れて秀逸でした。

プチデザートにコーヒーゼリーが。

水出しアイスコーヒーを使って作られているそうで、ゼリーそのものには甘みがありません。

ほろ苦さと生クリームが合わさってちょうど良い甘さに。

パンやいくつかのメニューはお持ち帰りできるとのことなので、ご自宅でお好みの飲み物と楽しむのもいいかもしれません。

ディナーメニュー

ドイツの味を少しずつ楽しめるランチでしたが、お値段はそれなりにします。

夜、ドイツビール片手に少しずつおつまみを楽しむ…的な使い方のほうがコスパはいいのかもしれません。

ディナーメニューも美味しそうですよ!

シュニッツェルはドイツ語圏に行くときによく食べてます。

ドイツ料理に魚のイメージがあまりないですが、野菜を添えた白身魚のソテーも魅惑的ですねぇ

そして、ドイツ料理店というだけあり、やはりソーセージの種類は豊富。

ソーセージ×フライドポテトにカレー味のシーズニングだなんて…何て罪な組み合わせ

もはやソーセージなのか何なのかよく分らないものもあります。

おひとりでも入りやすい雰囲気ではありますが、グループで行くといろいろつまめてなお良いですね〜

あっアイスバインという名前はたまに聞きますが、ドイツ料理なんですね!

ベルリン発祥の家庭料理だそうで、塩漬けの豚肉を野菜と一緒に長時間煮込む、なかなかに手の込んだ料理のようです。

あまりお目にかかる機会がないので、ぜひ予約のうえ味わってみたい…

甘いプレッツェル、ネコの手を模したチョコタルトなんてのもオツですな。

私は下戸なのでアレですが、もちろんドイツビールやワインのラインナップも豊富です。

飲兵衛のあなたには魅惑の飲み放題もありますよ!この手のレストランで飲み放題を提供するお店は珍しいのでは?

しかしビールを3,000円分飲むのってなかなかチャレンジングですね。笑

カッツ・ロイファー → 食べログ

営業時間はランチは11:00~14:00、ディナーが18:00~21:00(ラストオーダー20時)。

日・月定休です。

ちなみにカッツ・ロイファーは「フィオーレの森」という屋外レストラン街を構成するお店のひとつです。

こちらのゴージャスな門からは外れたところにありますが…

門の中には寿司店、ニューヨークグリル、イタリアン、フレンチなどそろいますが、これらは服装とか気合い入れて行かないと気まずいタイプのお店。

カジュアルに食事を楽しみたい場合はカッツ・ロイファーがおすすめですよ。

おわりに

なかなか見かけることの少ないドイツ料理。しかし、日本人にもなじみ深い食材が使われているので、誰でも抵抗なく楽しむことができます。

美味しいビールとワイン、そして固めのパンやソーセージが恋しくなったら、ぜひ訪れてみてください。

関連記事

www.niche-dekae.com

 

おしまい