こんにちは、DEKAEです。
自由が丘のマダムが集うと噂の(?)自由が丘デパート。その飲食店フロアは各国料理レストランやスナックが集う、なかなかのカオス空間になっています。
今回お邪魔するのは、中欧はハンガリーの料理を味わえる老舗レストラン。居心地のいい空間で素朴な家庭料理をいただきます。
キッチン カントリー
概要
1953年創業の「自由が丘デパート」。軒を連ねるのはなかなか渋いお店たちばかりで、マダム御用達のかほりがいたします。
その3階、飲食店フロアにあるキッチン カントリーも創業半世紀を超える老舗。ご夫婦が二人三脚で営んでこられたようです。
決しておしゃべりではないご夫婦ですが、穏やかな人柄がにじみ出る接客です。
愛らしい中東欧の小物が並ぶ店外のウィンドウ。
こちらはハンガリー大使館員をはじめ、日本在住ハンガリー人もよく訪れるお店のよう。
あちこちに記念写真とおぼしきものが飾られています。
なんといってもハンガリー料理の食品サンプルはアガるわ!!!
昭和感が漂っていて良きですね。
店内の様子
「カントリー」という店名から推察されるように、ウッド調に統一された店内は非常に落ち着く空間。
照明や花柄の装飾が温かみを添えます。
BGMは2拍子のハンガリアン舞曲やチャールダーシュ。
もの悲しくて雰囲気はあるんですが、いかんせん高速の音楽なのでちょっと忙しない感はあります。笑
ナプキン入れは若い女子に人気のアデリアっぽいグラスでした。
ここから階下を望み、うきうきとした足取りで行き交う人々を観察するのが何気に楽しいのですよ。悪趣味
飲み物
ハンガリーといえばワイン!中でも世界三大貴腐ワインと名高いトカイワインの産地で有名です。
もちろんカントリーでも各種ハンガリーワインを取り揃えています!
ハンガリーのワインは数少ないハンガリーレストランか、ロシア料理店で少し取り扱いがある程度。
珍しい国の飲み物を前にすると、一気にその国に旅行した気分に浸れますよね~
…とか言いつつ、飲めない私はおとなしくフレッシュレモンスカッシュ(税込み580円)。
フレッシュの名に違わぬ果肉感です。
食事
食事メニューは前菜・メインなどに分かれており、昔からの定番が変わらず提供されているようです。
メインは肉が中心ですが、ハンガリー料理だけでなく「町の洋食屋さん」的グリル料理も並びます。
ハンガリー料理コーナーとグリルコーナーがあるので、気分に応じて選べますよ。
トマトのスープをハーフサイズで(580円)。
とろみがあって美味しい!そんなに全面的にトマトな感じではなく、優しい味わいでした。
塩分がきつくないので一人でもするする飲めてしまいます。
グリルチキンカントリー風(1,580円)、ライスは別添えにて(250円)。
…これ、普通のグリルチキンですが一応メニューのハンガリー伝統料理コーナーにあったものです。
他の伝統料理は中東欧で食べたことがあったけれど、一周回ってこれは未体験だったものですから…笑
しかしハンガリー料理といえばパプリカなんですよね~。
せっかくハンガリー料理レストランに行くなら、やはりパプリカパウダーたっぷりのソースに浸かった「パプリカッシュ」なんかを楽しみたいところ。
ちなみに、後ろのカップルが注文していたカントリースペシャル(ポークピカタと海老コロッケの盛り合わせ)も魅惑的でした。
なんというかこの店、ハンガリー料理を「町の洋食屋」に落とし込むっていう高度な技をやってのけようとしている気がします。
チキンの盛り付けや食品サンプルもまさにそんな感じだし。
デザート
ハンガリー風クレープのパラチンタ(880円)と紅茶(380円)。
古代ギリシア・ローマ時代にはすでに存在し、現在では東欧を中心にこのようなデザートが食べられているようです。
フルーツ盛りが贅沢っ!こんなガーリーなプレートに柿が乗っているなんて素敵すぎる…
クレープの中にも缶詰フルーツがゴロゴロ入っており、なかなかに賑やかでした。
キッチン カントリー → 食べログ
ランチが11:30~14:00、ディナーが18:00~21:00
火・水が定休日です。
おわりに
ハンガリー料理を食べに行くとなるとなんとなく気合が必要なのかな?と思いきや、こちらは洋食屋として気軽に入れるのがポイント。
それでいて、素朴ながら本格的なハンガリー料理がいつでも楽しめるという穴場です。
夏季限定のサクランボのスープも非常にそそられるので、絶対に飲みに行かねば!
関連記事
おしまい