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有償アップグレードでLATAM航空のビジネスクラスに乗っちゃった

¡Hola! DEKAEです。

2019年のゴールデンウィーク、南米の雄LATAM航空を利用してボリビアへ旅行。

ひょんなことから格安でビジネスクラスに搭乗し、VIPラウンジまで利用できるという幸運に浴しました!

そのシステムと流れ、ラウンジとLATAMプレミアムビジネスの様子をご紹介したいと思います。 

有償アップグレード(オークション)

LATAMからのメッセージ

今回LATAMにて東京~ラパス(ボリビア)の航空券を手配したところ、往路は下記のようなスケジュールでした。

一日目午前:東京 HND発

同日午前:ニューヨーク JFK着

同日夜:ニューヨーク JFK発(機内泊)

二日目早朝:リマ LIM着

二日目深夜:リマ LIM発(機内泊)

三日目早朝:ラパス LPB着

ニューヨークとリマには朝到着し、それぞれ半日の自由時間があります。

で、いずれもその日の夜に出発して機内泊…となかなかのハードモード。

そして出発の一週間ほど前、LATAMよりメールが届いたのです。

内容は「アップグレードしませんか?」というオファー。対象となるのはJFK→LIM間、およそ7時間半のフライトです。

貧乏性な私はこの手のオファーはいつもスルーするのですが、今回はビジネスに乗れば二つの大きな不安が一挙に解決します。

一つ目は、2日連続機内泊の後いきなりボリビアという高地に向かうこと。高山病に睡眠不足は大敵なので、きちんと寝られるに越したことはないでしょう。

もう一つがシャワー問題…。

移動が長すぎて丸3日シャワーできないのかぁと悶々としていたので、ラウンジのシャワールームが使えるというのは非常にありがたいお話です。

というわけで、ちょっくらリクエストしてみることにしました。

オークション開始

ただしこの制度、カネを払えば即アップグレードされるわけではなく ある種オークションのようなシステム。

画面を見てみると、199USD~490USDの間でリクエスト(入札)ができるようになっています。

このリクエスト金額が高ければ高いほどアピール力が強くなります。私はデフォルトの表示のまま260USDで申し込んでみました。

リクエストが通れば出発の12~8時間前に知らせます、と。通らなくても元のエコノミー座席は確保されたままです。

キャリアとしては より高い入札、あわよくば正規の予約が入るのをギリギリまで待つわけですね。

そして出発直前、無事にアップグレードが適用された旨 メールが届きました!!

ちなみにこの便のビジネスクラス、普通に買うと5,400USD(60万円)超です。

エコノミーの金額に約3万円のプラスでこれに乗れてしまうと思うと、ラッキーなような申し訳ないような…

その後 帰りの便も同様のオファーがありましたが、こちらは最低入札金額が1,000USD越え!状況によってだいぶ変わるんですねぇ。当然そんなには払えないのでパス。

システムについて

このシステム、カナダの会社が運営しているらしく大手キャリアではけっこう採用されています。

でも、皆さんのブログを読んでいると会社によって運用がかなり違うようですね。

例えばANAさんは、エコノミーからプレエコへのアップグレードですし(LATAMはプレエコすっ飛ばしてビジネス。ちなみに名称は「プレミアムビジネス」)。

また、ANAさんは自社サイトからの予約がオファーの条件らしいですが、今回のLATAM便はオンライン旅行会社で手配してもオファーがきました。

この辺の条件もキャリアによってずいぶん異なりそうです。

注意点は、ビジネスに変わっても予約クラスが元のままであること。つまりマイル加算率はエコノミーと変わりません。下手したらマイルがつかなくなるケースもあるとか?

JFK空港(T8) フラグシップラウンジ

エントランス

ビジネスクラスにアップグレードされると、座席だけでなくVIPラウンジも使用できるようになります。

LATAMはターミナル8より発着。

ラウンジは同じワンワールド加盟のアメリカン航空が運営するFlagship Loungeでした。

ちなみにLATAMではプレエコでもVIPラウンジが使えるそうです。

私あんぽんたんなことにニューヨーク市内からJFK空港への電車を間違え、空港に到着したのが搭乗時間直前に…

しかしシャワーだけは何が何でも浴びたかったので、無理やり駆け込んできました。

T8を入ると、すぐラウンジ専用のエレベーターが視界に入ります。

入口で受付を済ませて…

ニューヨークの夜景を模した内装にテンションを上げる暇もなく、シャワーブースへ走ります。

シャワーブース

シャワーは特に予約等必要なく、空いていれば使ってOKでした。

やたらと広いシャワーブース。手前にはトイレが付いてます。アメニティも申し分ありません。

軽食

全っ然 時間がなかったのですが、とにかく貧乏性な私は少しでいいから料理も食べたかったのです…悲しい

カフェコーナーはラウンジ内に何ヶ所かあります。

軽食の品数も思いのほか多くて楽しい。

アメリカなのに野菜の種類が豊富なのは嬉しいです。

鶏デカっ。

手前はブロッコリーですが、噛むとバキッゴキッという音がしましたw

感動的に美味しいというわけでもないですが、どうせなら ゆったり楽しみたかったですヨ…

私は飲めないのでご縁がないですが、お酒は冷蔵庫から取り放題のようでしたよ。

LATAM プレミアムビジネスクラス

バタバタと搭乗です。

ビジネスクラスのお客様って先に搭乗して、優雅にウェルカムドリンクを召し上がってますよね。

私はもうエコノミーの人もほぼ搭乗し終わったぐらいに参上したため、既に皆さん飲み終わったあと!

自らウェルカムドリンクを寄越せと迫るのも浅ましいのでスマートにやり過ごしました←

モニターは爆睡していたため全く使用せず。

ちんちくりんの日本人体形では足が届きましぇん。

もちろん、フルフラットなのでリクライニングを倒せばこの空間がそのままベッドになります。

なおLATAMのビジネスクラスは横の座席とつながっており、途中で立つ場合は隣の人をまたがねばなりません。

普通に座っている状態であれば余裕で出入りできます。

ご丁寧にCAさんがシーツを敷いてくださいます。

庶民には非常に気まずい時間。この時ってどんな顔して待ってればいいんですか…?

ロクシタンのアメニティ付。

耳栓はよくあるスポンジタイプなのにかなり高性能だったのです。無くしてしまいショック。

タッチペン付きのボールペンも入っていて地味に嬉しいです。

地上走行が始まるとムーディーになります。さすがラテン、踊りたいの?

離陸後シートベルト着用サインが消えたと同時にフルフラットにし、爆睡モード突入。

リクライニングも色んな部位を細かく調整できるのですね…

たたき起こしてもらって、夕食。メインとデザートを選べます♪

メインは肉・魚・パスタからパスタ(ラビオリ)をチョイス。

デザートはアップルケーキ(左下の真っ黒な物体)にしました。もう一方はフルーツ盛り合わせだったかな?

サラダにはバルサミコドレッシングが付いてますよ~。

この後朝食も出ますが、寝るので朝食は結構ですと事前にお断りしておきました。

…というわけで基本爆睡していてあまりエンジョイできず。

着陸態勢に入る前にはCAさんがわざわざご挨拶に来てくださったり、文字通り夢のようなひと時でした。

おわりに

いやはや、憧れのフルフラットは快適そのもの。その後の疲労感を大きく軽減してくれますね。

ただ、私のような若造にもCAさんが4人がかりぐらいでお世話してくださるのが やはり気まずすぎるというか…

もう少し大人になって、自分のお金でビジネスクラスを買えるようになったら思う存分楽しみたいと思いましたw

なお、LATAMのビジネスクラスは今後さらに広くなる方向性だそう。

travel.watch.impress.co.jp

隣の方をまたがずに移動できるシートに変わっていくようで、ますます快適になりますね。

南米の空港事情

www.niche-dekae.com

 

おしまい