※最終更新2019年3月19日
¡Hola! DEKAEです。
スペイン語を独学でだらだらと勉強する中で、言語学習アプリのHello Talkでたくさんのスペイン語ネイティブと日本語・スペイン語で話をしています。
そうして何人も日本語能力検定に合格したよ!などと報告してくるのを聞いているうちに、自分も何か試験でも受けようかな~と思うように。
そこで難易度や受験料を考慮してスペイン語検定4級を受験し、無事合格しました。
独学で勉強するために役に立ったな~と思うテキストをご紹介します。
スペイン語検定(西検)4級
概要
公益財団法人 日本スペイン協会主催の検定、スペイン語検定(西検)。同協会によるとこの4級が中級ということになっています。
簡単な日常会話ができるか、基本的な文法知識を身に着けているかを問われます。
大学の第二外国語で一通り学んできた人が受験するぐらいのレベルだそうです。
ちなみに私の学生時代の第二外国語は中国語。
スペイン語の勉強は社会人になってから始め、この検定を受けるまでおよそ4年間、独学で不真面目に取り組んでいました。
試験内容
スペイン語検定4級の制限時間は60分で、うち5分程リスニングの時間があります。筆記試験がほとんどで、口述(スピーキング)はありません。
筆記試験は大問が4つあり、正誤選択や動詞を活用させて記述する問題、簡単な会話の和訳などです。
リスニングはネイティブの先生(私の時はメキシコ人)による読み上げでした。
この先生から試験開始前にウェルカムメッセージと、「リスニングは速い方(rapido)がいい?ゆっくり(despacito)がいい?」という質問が。
誰も答えてないのに一人で勝手に「Despacito~♪」とルイス・フォンシ風に歌い出すメキシコ人。で、本番はすごくゆっくり読み上げてくれましたw
この和やかな雰囲気はスペイン語検定ならではでしょうか。
※上記は2018年6月の試験内容です。
独学でスペイン語を学ぶ
さてさて、上述の通り私は全くの独学でスペイン語検定4級を取得することができました。
ここでいう「全くの独学」とは、学校に一切通っていないということ。
テキストを買って自宅で黙々と勉強したのと、Hello Talkなどでアウトプットの練習をしたのみです。
Meetup、セルバンテス文化センターでの言語交換、語学カフェなどでネイティブの人と実際に会って話したことも何度かあります。
これらは多少の金額が発生しましたが、ほぼ趣味の領域なので独学の範疇ということにしています。
スペイン語を独学で学ぶためのテキスト5冊
さて本題。私の勉強のお伴になってくれたテキストをご紹介します。これだけやれば、学校に行かなくてもスペイン語検定4級に合格できましたよー。
スペイン語の文法
はじめに基本的な文法をおさえるために使ったのが、この『文法から学べるスペイン語』。
これはスペイン語の勉強を始めたばかりの頃に友人がくれました。友人は大学の第二外国語がスペイン語で、授業でこちらを教科書として使用していたとのこと。
またこの教科書はグァテマラのスペイン語学校で勉強していた別の友人にも薦められましたので、間違いないと思います。
スペイン語の単語帳
文法の勉強と並行して、通勤時間を使って語彙の勉強もしていました。
この単語帳はとにかく見やすい!
私にとって単語帳は「見やすさ」がやる気継続のために最重要です。
ただしこちらは入門編のため、勉強が進んでくると不足感を覚えるようになってきます。
世に出回るスペイン語の単語帳は少なすぎるので、最終的にはテキストや問題集に出てくる単語をいちいち覚えていくしかありませんね…。
スペイン語の問題集
スペイン語検定4級のポイントは動詞の活用、これに尽きます。
スペイン語学習者の最大の壁である動詞。主語や時制によって変化し、動詞一つあたりの活用は10以上!バリエーション豊かで楽しいですよね(白目)。
そして不規則活用とかいうのがやたらに多いのです。もはや規則活用の方がレアなんじゃないかと疑うくらい。
特に4級からは直説法と接続法の両方が出題されますので、動詞の全ての活用を覚える必要があります。
これはもうイート・エート・イートゥン♪とかいう次元の話ではなく、活用表を丸暗記していっても埒が明きません。
ということで、こちらの2冊。
とにかく問題量が膨大なので、これを終えるとものすごい達成感と地力アップの実感を得られます。
接続法に関してはかなり高度な用法まで掲載されており、正直スペイン語検定4級の段階ではここまで必要ないと思います。
逆にいうと、これをやっていたがために試験問題が簡単に思えました。
スペイン語検定のテキスト
仕上げはこちらです。
ここ数年、西検に関しては協会が公式で出版している過去問や問題集がないのです。
というわけで、ほぼ全ての受験者がこの白水社さんの問題集を使っていると思われます。実際会場でもみんな持ってたし。
ただこれも大分古くなってしまっているようで、現在は出題されないことわざ問題も掲載されていたり…
まぁ合格だけが目的であれば「これさえやっとけば何とかなる」感はあります。
ただしリスニングはこの問題集だけでは限界があるため、YouTubeで「スペイン語検定 4級」など検索して、色々なフレーズを聞くようにしました。
おまけ
本ではないですが、Duolingoというアプリ。
これだけは毎日必ず10分程やっているので、毎日最低10分はスペイン語の勉強に充てていることになります。
語学は一日1秒でもいいので毎日触れることが重要ですね。
その他
先生がいないと分からないところを質問できないのでは?という不安があると思います。
しかし世の中には意外と独学で勉強している方が多いようで、インターネット上でかなりのお悩みは解決できます。
Yahoo!知恵袋もしかりですが、目にする機会が多かったのはHiNativeというサイト。
語学専門の掲示板サイトで、語学に関する様々な質問とネイティブの回答を読むことができました。
単語の使い方とか、類似語の使い分けなんかはこちらが随分と参考になりました。
おわりに
じゃじゃん
試験から2ヶ月弱が経ったある日、帰宅すると郵便受けに緑色の封筒が入っていました。
中身はぺらっと合格証書が1枚だけ…。点数も分からなければ次回試験のご案内もありません。塩対応
なお、4級の合格証書に同封されると巷で言われている「実務翻訳士研修のご案内」は入っていませんでした。
まぁ英検で言うと準2級レベル、合格率も70%程度と言われているので、人に自慢できるレベルかと言われると…汗
ただ、社会人として働きながらほとんどお金をかけずに勉強してきて、大学の第二外国語程度の語学力が証明されたのは良いですね。
趣味でやっていることなので追い込まれることもなかったですし。←やはりこれが一番です
この試験が終わってからも、だらだらと勉強は続けています。そのお話はまたいつか。
2年越しにDELEを受けました
おしまい