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世界No.1フライドチキン!?メンフィスの美味しいもの【アメリカ合衆国南部】

こんにちは、DEKAEです。

アメリカ合衆国南部、テネシー州の州都メンフィス。そこで大人気のフライドチキンを食べてきました。その他グルメプチ情報もご紹介します。

Gus's Fried Chicken

メンフィスに来たら絶対食べたいと思っていたのがGus's Fried Chickenのフライドチキンでした。全米で地道に展開しているようですが、ここが創業の地です。

美味しすぎて二回行きました…

フライドチキン屋にしてはムーディですね。

店の外でも大勢の人が待っています。「並んでますか?」と聞くと皆さん「テイクアウトを待っている」とのこと。

仕組みがよく分からないので、とりあえず中に入ってみましょう。

店内で食べる場合は、まずはレジに行ってウェイティングリストに名前を書いて待ちます。同じレジでテイクアウトの注文も可。

初回は一人で待つのもナンだなと思ってテイクアウトでお願いしたんですが、結果的に待ち時間はあまり変わりません。

テイクアウトでも30分以上かかり、忘れられたのかと思いました(笑)電話で事前に注文しておくこともできます。

セットメニューにはwhitedarkとがあり、whiteは胸肉と手羽、darkは腰ともも。これにサイド二つが付きます。

こちらはテイクアウトしたdarkのプレート。

ガブリとかぶりつくと、まずはサクッという軽やかな音に驚きます。そして油断していると肉汁があふれそう!

ジューシーなチキンの風味を、テネシー流のスパイシーな味付けが追いかけてきます。

サイドについてきた豆もほんのり甘くて美味しいし、コールスローとともにスパイシーさを中和してくれました。

さらに驚いたのは別途注文したグリーントマトのフライ(写真右)。

食べてみると「ジュル」でも「ニュル」でもない絶妙な食感!はじめはほんのり甘く次第に酸味を感じてきて、いくらでも食べられてしまいます。

うーん聞きしにまさるWorld Famous Fried Chicken。

というわけで、やっぱりもう一回行って店内でも食べてきちゃいました。

whiteのセット。こちらの方が小さいので安いです。そしてwhiteの方が柔らかくてさらに美味しかった!!

店内でソフトドリンクを注文すると ちょくちょくおかわりを聞きにきてくれます。さらに帰るときには「持ち帰り用に注いどきましょうか?」のダメ押し!

待っている人の視線が気になって長居しにくいのが唯一の欠点(笑)

Arcade Restaurant

1919年創業のArcade Restaurantは「メンフィス最古のカフェ」を名乗っており、かのエルビス・プレスリーも常連だったとか。

朝食に訪れました。

私『ベイビー・ドライバー』(2017)という映画を観て以来、こういう「いかにもダイナーです」みたいな古臭いダイナーに行くのが夢だったのですよ。

さらに「ダイナーで働く女の子」に幻想に近い憧れを抱いていたDEKAE、ここの店員さんたちがイメージのまんますぎて朝から萌え死ぬ。

特に愛想がいいわけでもないんですけどテキパキ働いていて…何より皆さん可愛かったです←

さて、こちらの名物はエルビスが愛した「ピーナッツバター&バナナサンド」(通称エルビスサンド)。が、私バナナが食べられないので無難にパンケーキにしときました。

スイートポテトパンケーキ。ほんのり甘みがあります。添えられたシロップをたっぷりかけて…うふふ

コーヒーは2ドルちょっとで、定期的におかわりを注ぎにきてくれます。これも映画通りだ~と感動しつつ、たっぷり2杯飲んでいきました。

朝食を食べに来ていた警官のおじさんが、帰り際に店員さんと立ち話をしていたところに、奥から別の店員さんが「Happy birthday!!」と声をかけました。

他の店員さんも次々に「あ~そうだった!おめでとうございま~す!」とお祝い。

警官もうデレデレ…そりゃこんな可愛い子たちに祝われたらそうなるわな、という微笑ましい一コマでした。

前出のGus's Fried Chickenにもポリス割引というのがあって、この街で警官というのは愛されているんだな~と。それだけタフな仕事、ということなんでしょうけど…

Earnestine and Hazel's

お化け屋敷バーとして有名なEarnestine and Hazel's。そのdopeな店内については別記事で触れていますが…

本場のブルースに痺れるメンフィスの夜(と治安)【アメリカ合衆国南部】

こちらでは店の代名詞たるソウルバーガーをご紹介します。

ソウルバーガーです。店内にメニューが見当たらなかったので判然としませんが、これがこの店唯一のフードメニューみたい。

登場すると、まずはアメリカらしからぬ小ささに驚きます(笑)日本のマックの通常サイズと同じくらい。

そしてソウルバーガーとは何が入っているのかという感じですが、チーズとピクルスと…まぁ、マックのチーズバーガーとほぼ同じです(笑)

「それは分かっているんだけど、メンフィスに来たら必ずE&Hに立ち寄ってソウルバーガーを食べなきゃ」という共通認識のよう。

そんなこんなで日々かなりの販売数を誇ることが推察されるソウルバーガー。パテは絶えず店内の鉄板で焼かれており、けっこうジューシーです。

テネシーBBQ

メンフィスはテネシーBBQの本場です。

ということは重々承知していたのですが、その前にナッシュビルで十分食べたのでメンフィスではお店を見に行っただけ…。

ナッシュビルでテネシーBBQと南部の家庭料理を食らう【アメリカ合衆国南部】

Rendezvous

エルビス・プレスリーの大ファンである小泉純一郎元首相が、ブッシュ元大統領と訪れた店。ご覧の通りの行列です。

Central BBQ

メンフィスっ子なら知らぬ者はないというCentral BBQ

市内に何店舗かありますが、ロレイン・モーテル(キング牧師暗殺の地)の裏手にある店舗がアクセスしやすいでしょう。

学割があるそうで、メンフィスの大学生の憩いの場になっているとか。

テネシーBBQといえばリブロースで、dryかwetで提供する店が一般的。調べによるとCentral BBQではdryとwetのハーフ&ハーフを注文できそうですよ!

その他(ミッドタウン)

メンフィスで最近流行のレストランが集まるのは、Overton(オーバートン)やCooper-Young(クーパーヤング)といったミッドタウンのエリアだそうです。

私は行く機会がありませんでしたが、この辺りは比較的治安も安定しているようなのでお時間のある方は探検してみてはいかがでしょうか。

おわりに

出会う人全てが明るく親切な同州ナッシュビルに比べ、メンフィスっ子たちはアンニュイな雰囲気。

かと言って感じが悪いという印象はなく、サービス面で不便な思いをすることは全くありませんでした。

やる気はないけど仕事ができて一目置かれる人、みたいな店員さんが多かったというか(笑)これはこれで心地良かったです。

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おしまい