こんにちは、DEKAEです。
毎日多くの行楽客で賑わう古都、鎌倉。江ノ島電鉄の線路脇という不思議なロケーションに、実に雰囲気のいい甘味処が隠れています。
和田塚/無心庵
概要
1990年、古民家を改装して鎌倉の地に開業した甘味処。その名を無心庵といいます。
「鎌倉の古民家カフェ」と聞くと、それだけで何やら良いものな気がいたしますが…それだけでなく、こちらはロケーションに特色があります。
江ノ島電鉄の和田塚駅を降りると…
写真に「氷」の幟が見えるでしょうか。
そう、この線路すれすれのところにお店の入口があるのです。
入口から和田塚駅方面を向いたところ。
確かに江ノ電って民家すれすれのところを走るし、何ならお庭の木とかにベシベシ当たりながら進んでいくので、考えてみたら不思議ではないんですが…
お店の入り口がここにあると考えるとやっぱり変ですよね←
和田塚駅の藤沢寄りの出口から10歩ほど歩くと、線路を渡れるようになっている箇所があります。
反対側の出口から出てしまうと、ぐるっと回って「えっここ入っていいんですか…?」みたいな路地に入らなければいけません。
かなり狭い路地で民家に挟まれながら通ってくることになるため、少々ハードルが上がります。
ただ、間違えても線路づたいに歩くことのないようにお願いしますね。
お帰りの際の注意事項も書いてあります…
あまり本数がないとはいえ、くれぐれも電車が来ているところに出て行かないようご注意ください。
店内の様子
ということで線路のすぐ脇に門があるためじっくり見られないのですが…笑
非常に雰囲気のいい門構えです。
お店に入ると、品のいい調度品や掛け軸が訪問者を迎え入れてくれます。
入口すぐのところには囲炉裏席も。なお、店内は全席畳で椅子はありません。
そして、奥の席はよく手入れされた中庭に面しています。
さまざまな植物が植えられているため、季節によって異なる姿を見せてくれますよ。新緑の季節も清々しくて良いですね。
何より和風庭園に和傘の映えること…
ほらっ江ノ電が目の前を通るのも見られますよ!(嬉々)
いや~改めて感じる、かなりの近さ。乗客の顔まではっきりと分かる距離です。
甘味
はしゃぐのはこの辺にして、肝心の甘味を頂きましょう。
こちらは「古民家カフェ」のコンセプト倒れではなく、きちんと甘味が美味しいのが最大のポイントです。
あんまめかん(税込750円)。
たっぷりボリュームの寒天と赤えんどうにあんこをトッピングです。求肥も乗っているのでほぼあんみつっていう
黒蜜もあんこも自家製だそうです。甘すぎずさっぱりといただけます。
何よりこのロケーション。鳥のさえずりだけが響く中、時折ガタンゴトンと江ノ電が通っていく…そんな穏やかな空間で味わうことで、格別に美味しさが増すのですよ。
あんみつやぜんざいを始め、安倍川餅や団子類もメニューに並びます。きっと食べたいものがあるはず。
軽食もあるため軽いランチにもOK。休日ですとお昼時のほうが空いている可能性が高く、狙い目かもしれません。
無心庵 → 食べログ
営業時間は10:00~17:00、木曜定休です(祝日は営業)。
おわりに
これほど恵まれたロケーションにありながら、接客は実に丁寧。
今回訪れたのは実に10年ぶりだったのですが、変わらぬ温かさと美味しい甘味に懐かしさを覚えました。
知る人ぞ知る隠れ家感もあって落ち着いた雰囲気がまた魅力です。
散策の疲れを癒しに、ぜひお立ち寄りください。
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おしまい