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ちょっと最近のベネズエラ音楽でも聴いてってくださいよ【歌で勉強するスペイン語】

¡Hola! DEKAEです。

スペイン語学習の息抜きがてらラテン圏の音楽を色々あさっていますが、最近ベネズエラの曲に引っかかることが多いです。

面白いのでちょっと紹介してみたいと思います。

 

ベネズエラのレゲトン

ラテン音楽で真っ先に思いつくのがレゲトン。

Daddy YankeeやBad Bunny、Ozunaらを輩出しているプエルト・リコ、そしてMalumaやJ Balvinらのコロンビアが有名どころでしょうか。

そんな中DEKAEがよく聴くレゲトン歌手はベネズエラ出身の兄弟デュオ、Mau y Ricky(マウ&リッキー)です。

どちらかというとプロデューサーとか楽曲提供が本業っぽくて、以前にこのブログで紹介したBecky Gを始め色々な歌手と一緒に仕事をしています。

レゲトンってミディアムテンポながらイケイケな曲が多いですが、Mau y Rickyが携わる曲って何となくクールなんですよね。MVも寒色系のものが多いし。

2018年のリリースからいくつか見てみましょう。

最後のはもはやネタですね。「日本人の彼女がいる」っていう謎の歌。どういう経緯でこの曲の制作に至ったんでしょうか…。

しかしまぁ、ラテン系の人たちって本当に家族仲良いですよね。ジャンル問わず、兄弟とか親子で一緒に音楽活動している人たちをわりと見かけます。

ちなみにDesconocidosを一緒に歌っているCamiloは、恐らくMauとRickyの義理の弟です(妹の旦那)。

Desconocidos

Desconocidos

  • Mau y Ricky, Manuel Turizo & Camilo
  • スペイン語ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

ベネズエラのレゲエ

レゲトンのルーツにあたるレゲエも盛んです。

Rawayana(ラワヤナ)は2007年に首都カラカスで結成されたレゲエバンド。Wikipediaによると「trippy pop」とかいうジャンル分けもされてますが、よく分かりません。怪しい。

10年超の活動期間でアルバム3枚のリリースなので、あまり多作ではないですね…

この曲は最新の2016年のアルバムから。典型的なレゲエながら確かに後半はトリッピーな感じです(適当)。Apacheというラッパーをフューチャーしており多少のレゲトン風味も。

スペイン語ではありませんが「はっはっは~い」の反復がクセになります。

High (feat. Apache)

High (feat. Apache)

  • Rawayana
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

ベネズエラのロック

最後にご紹介するのはロック。最近ハマっているLos Mesoneros(ロス・メソネロス)というロックバンドです。

カラカスで幼馴染だったメンバーが高校時代に結成した五人組。2012年のラテングラミーではデビュー間もなく最優秀ロックアルバム賞を受賞してしまったそうです。

影響を受けたバンドにRadiohead、Museなど挙げています。いわゆるオルタナティブ・ロックというやつですね。なので特に南米感を押し出した音楽を作っているわけではなく、ポップ寄りの踊れるロックサウンドです。

2018年10月にリリースしたのがこちら。

傷心の女性に都合よく慰み者にされている男が主人公。

<好きな名前で呼べよ>というような歌詞の内容で、恐らくはコトに及んでいる最中の男の心の内でしょう。レゲトンとはまた違う冷めたエロさがいいです。

ボーカルの人の髪型が気になるところですが、YouTubeのコメント欄に「今日も髪型が決まってる」みたいなものがあったので、一種のトレードマークなんでしょうね。Suchmosのヨンスくん的な感じでしょうか。

Dime Como Tú Quieras

Dime Como Tú Quieras

  • Los Mesoneros
  • オルタナティブ/ラテンロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

番外編1・Parang(パラン)

雰囲気を変えて民俗音楽にも触れておきたいと思います。

パランはスペインからベネズエラを経てトリニダード・トバゴに伝わったと言われていて、習っているスティールパンのレッスンで出てきました。

速いテンポで一定の旋律を繰り返す点、二拍三連のような、はたまたワルツのような不思議なリズムで進んでいく点が特徴です。

いかにもフォークダンスといった風情のかわいらしい音楽ですが実はクリスマスソング。カリブのクリスマスには欠かせない音楽なんだそうです。

 

番外編2・コーヒールンバ

日本でも有名な『コーヒールンバ』も実はベネズエラ発祥なのです。元の曲名は『Moliendo Cafe』(コーヒーを挽きながら)。

南米の話なのでもちろんアラブのお坊さんは出てきません。そして厳密にはルンバのリズムともちょっと違うのです…

ベネズエラのコーヒー農園でコーヒーを挽きながら悲しい声で歌う黒人の男のことが歌われています。ウーゴ・ブランコという人のアルパ演奏により世界的にポピュラーになりました。

アルパというのは南米の民俗楽器で、小ぶりなハープのような形。ハープと聞くと優雅なイメージを連想しますが、アルパはメロディとリズムを兼ねるような楽器なのでけっこう激しめです。

また弾くのにけっこう力を必要とするので、もともとは男性用の楽器らしいです。現在では日本人女性の奏者も活躍していますけどね。

 

おわりに

2018年現在のベネズエラは政治・経済は惨憺たる状況。残念ながら間違っても旅行などで渡航してはいけない場所ですね…。

Hello Talkで話していたベネズエラ人にも「今のベネズエラには来ない方がいい」と言われました。日々お国自慢が繰り広げられるHello Talk上でそんなことを言われたのは初めてで、けっこう衝撃でした。

多種多様なラテン音楽だけでなく美しい自然に恵まれた国とのことなので、いつか「普通に」訪れることができる日がくればいいな~と願うばかりです。

 

 

おしまい