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N響×パーヴォ・ヤルヴィ×シベリウス『クレルヴォ』

こんにちは、DEKAEです。

NHK交響楽団の定期演奏会にはしょっちゅうお邪魔しておりますが、先日の演目は少々珍しいものでした。

 

パーヴォ・ヤルヴィとジャン・シベリウス

2015年にNHK交響楽団の首席指揮者に就任した、エストニアの指揮者パーヴォ・ヤルヴィ。

私はこの方の演奏を聴いて魅力に気付いた曲がたくさんあり、わりと心酔しています。N響のコンサートに通い始めたのも15年あたりからという真正のパーヴォ新規。

一方で、北欧フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスはどうにも苦手なのです。

もちろん素晴らしい曲をたくさん残された方だし、いくつも美しいメロディを生み出した方だということも知っています。

でもどーしても眠くなっちゃうんです、ごめんなさい…

ただパーヴォさんは同じ北欧出身としてシベリウスを敬愛しており、実際演奏会でもよく取り上げるので、私も一生懸命 勉強させていただいているところでございます(?)

 

エストニア国立男性合唱団の来日と『クレルヴォ』

さてさて、やってきたのは第1892回定期公演Cプログラム。パーヴォさんとシベリウス、しかもオールシベリウスプロです。

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ただし今回一味違うのは、パーヴォさんの祖国エストニアから国立男性合唱団を招き、シベリウスの曲を合唱付きで演奏するということ。

単独でフライヤーが用意されているぐらいですから、気合入ってますよね。

そして最大の目玉は、日本では大変珍しい『クレルヴォ』です。まぁそう言われても当初私にはさっぱりだったのですが…

自由席に腰かけると、隣のおじいさんに「今日は何かお目当てがありましたか」と話しかけられました。

「あ、いや、パーヴォさんの日はだいたい来ていて…」とか何とか答えると、「私は『クレルヴォ』を聴きにきたんです」と。

何でも日本で演奏されるのはこれが4回目で、最後の演奏は22年前だったと。そして平成に入ってからは2度目の演奏とのこと。

調べてないので、本当に正しいのかは分かりませんけど。笑

おかげで今日の演奏会のありがたみがよく分かったのですが。

このおじいさん、一方的に話すだけではなく、わりと相手の話もちゃんと聞くスタンスの方で…色々質問されてドギマギしてしまいましたよ。

まぁ最終的にオーケストラは生で聴くに限りますね、という結論に落ち着きました。うるさ型の人じゃなくて良かった…

 

合唱付きのシベリウス

今回の演目に『フィンランディア』もありました。昔オーケストラに入っていたとき、この曲をやったことがあります。

「相変わらず微妙な曲…」と思いながら聴いていたのですが(本当にごめんなさい)、中間部で合唱が加わったところでハッとしました。

合唱付きのフィンランディアを聴くのは初めてだったのですが、これほど美しい曲だったのかと…ちょっと涙が出ましたよ。

そしてクレルヴォ。やはり一瞬意識を失った箇所もありましたが、音楽劇的な要素もあり、思ったよりあっという間の70分超だったかも。

もともと交響詩として想定されていたんですね。オーケストラの方にも登場人物の心情を表す工夫や様々な奏法が見られました。

エストニア国立男性合唱団の皆さんは、良い意味で各自の声の個性が立っているように感じました。

合唱の声として面で響くというよりも、一人一人の歌が立体的に聞こえてくる感じ?

歌詞対訳の冊子も配布されました。

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おわりに

ここからはただの愚痴です。

今回も現れました。フライングブラボー勢。そろそろ本格的に何とかしていただきたい…

本当に毎度のことなんですけどね、演奏が終わった瞬間 我先に「ブラボー!」と叫びたがる御仁が必ずいらっしゃるのですよ、N響の定期演奏会。

まぁ、ショスタコの交響曲とかみたいに一気呵成に終わる曲なら百歩譲って納得できますけど、余韻に浸りたい曲でそれをされると非常に萎えます。

終わりよければ全てよしのはずが、最後の最後に全てぶち壊しっていう悪夢。

だいたいね、一番高価な席に座ってる人がやるなら分かりますよ。何で1,500円の自由席に座っているケチなオッサンが真っ先に叫ぶんだ、って話ですよ。

そこは大向こうじゃねえんだよ、っていうね。

…書き始めたら止まらなくなってきましたので、この辺で失礼いたします。

 


おしまい