ニッチでごめんね

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恋のマイアヒ2018にスティールパンが使われていることをお知らせします。

YouTubeを漁っていると「恋のマイアヒ2018」の文字が飛び込んできて目を疑いました。

Numa Numa 2

いや驚きましたよ。2018年9月にあの『恋のマイアヒ』が『恋のマイアヒ2018』としてセルフカバーでリリースされていたなんて…

そもそも何でこれを発見したかというと、Dan Balanという歌手の『Allegro Ventigo』という曲をYouTubeで見ていたことがきっかけです。

何かのタイミングでおすすめ欄に出てきたのだと思うんですが、ハマってたまに聴いていたんですよね。

ある日この曲を流しながら ふと関連動画を見ると、Dan BalanのYouTubeチャンネル内なのに日本語が書いてある動画があり「おや?」と思って見てみたのです。

そうしたらマイアヒですよ、マイアヒ。

かつて一世を風靡したO-ZONEのあの曲…忘れもしない『恋のマイアヒ』が、なぜ今になって私の目の前に現れたのか。

『Numa Numa 2』というタイトルにも最初ピンときませんでしたが、我々が「ノマノマ イェイ♪」とか言って喜んでいたのは本当は「ヌマヌマ」だったんですね。

そこから堰を切ったように様々な記憶や新しい情報が一挙に押し寄せてきました。

まず、唐突のように思えた再登場が『Numa Numa』15周年のアニバーサリーリリースだということ。

あの空前の社会現象はもう15年も前のことだったのですか…。

21世紀生まれの皆さんはご存知ないでしょうね、かつて日本中の人間がバカみたいにこの曲で歌い踊り、着うた(R)なんてものにまで設定していたなんて…

そしてDan Balanという歌手がO-ZONEの元メンバーだったいうこと。

すでにグループは解散してDan Balanもソロ歌手として活動していますが、今回のはセルフカバーと言って差し支えないでしょう。

O-ZONEってルーマニアのグループなんですね。メンバーたちはお隣のモルドバ共和国出身だそうですが。

え、ちょっと待ってください。私この人の『Allegro Ventigo』という歌、スペイン語だと思って聴いていたのに――まさかのルーマニア語!?

まぁ確かにスペインの曲にしてはやたらとオリエンタルな風情漂う曲だなとは思っていたんですが…

それにしても自分の聴解力のなさに若干凹みました。ま、ラテン語系の言語は共通点も多いですしねっ!仕方ない仕方ない←

(※2019年5月15日追記)

後から調べたところ、『Allegro Ventigo』は「実在しない言語」で書いたそうです。何じゃそりゃ

マイアヒにスティールパンだよ

ところで、本題はこれです。

いや、もちろんそれ以前に色々ツッコミどころ満載なんですよ。15年前に比べてさらにパーティ味を増したサウンドとか、突然のウガンダでのMV撮影とか。

ウガンダの子供たちがガンガンに踊っていますけど身体能力がおかしいとか…

挙句の果てには女の子が縄跳びのごとく振り回されそれを男の子が跳んでますけど…とかとか。

そういう疑問一切差し置いて、私が申し上げたいのはサビにスティールパンが登場するということ。

それもちょろっと使われるとかではなく、わりとこの曲のビート感を決定づけるかのように執拗に現れます。

これはあれですね、今度から「スティールパンってどんな音なの?」と聞かれたら「ほら、恋のマイアヒ2018のサビに出てくるアレですよ」と答えればいいんだ。

おわりに

日本ではavexがプロモーションしていたようですが、そんなに話題になりましたっけ…?

少なくとも私は年が明けてDan BalanのYouTubeを見るまで全く知りませんでしたよ。

同じavexから6月にリリースされたDA PUMPの『U.S.A.』が想定外にバズりすぎてしまったためにマイアヒのプロモーションが割を食ったんじゃないのか…

という穿った見方をしているDEKAE。

原題は『Numa Numa 2』ですが、日本では『恋のマイアヒ2018~ノマノマ・ダンス~』という謎の副題を付けられて絶賛発売中です。

 

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おしまい

Numa Numa 2 (feat. Marley Waters)

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