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ウィーンの老舗プラフッタで楽しむターフェルシュピッツ【オーストリア】

グリュスゴット(こんにちは)、DEKAEです。

中央ヨーロッパ・オーストリアの首都ウィーン。

日本からも直行便が出ており、いつも旅行者を惹きつけてやまない美しき街…ですが、美味しい食べ物の印象ってあまりありませんよね。

そんなオーストリアの郷土料理の一つがTafelspitz(ターフェルシュピッツ)。

一体どんなものなのか…と思っていたら、ウィーン中心部に専門店を見つけました。

それがPLACHUTTA(プラフッタ)です。

早速試すべく、この雰囲気ある老舗レストランにおひとり様でブッ込んでみたいと思います。

一人でPLACHUTTA(プラフッタ)

アクセス

プラフッタは市内に三店舗あるようですが、今回お邪魔するのは本店。1939年創業の老舗です。

U3(地下鉄3番線)のStubentor駅を出てすぐです。

元旦のランチ時、予約なしでふらっと行ってみました。

街並に溶け込んでいますが、看板はモダンですね。

お店に入るとかなりの活気!これは既に満席かなぁ…

レストランらしく受付担当の方が何名もいらっしゃり、来客や電話の対応に追われています。

予約の有無を聞かれ、諦め気味に予約していない旨を伝えたものの すんなり奥の大テーブルに通されました(相席)。

決して気取った雰囲気ではないんですけど、やはりこういうレストラン対応をされると緊張しちゃいますね~。ましてや一人だし…。

ターフェルシュピッツ

さて、ターフェルシュピッツとは何かというと、牛肉をとろっとろになるまで野菜とともに煮込んだもの…なのです。

前菜など色々ありますが、お目当てのターフェルシュピッツがかなりのボリュームと聞いていたので、単品でオーダー。

ターフェルシュピッツを注文すると、牛の部位表を渡されました。これを見ながら部位を決めるようです。

初めてなので、最もポピュラーな<ターフェルシュピッツ>をチョイス。ランプにあたる部位です。

最初にパンとバターがくるのですが(しかも美味しい)、この後にくるメインの量が半端ないので食べすぎ注意!

しばらく待って、いよいよターフェルシュピッツのお出まし。

給仕さんが大きな鍋と付け合せの数々を持ってきて、手際よくセッティングしてくれます。

食べ方にはお作法があってですね。まずは牛肉を煮込んだスープだけをいただくのですよ。

これがもうね、極上のコンソメスープなのです。

一説には、ターフェルシュピッツとは「牛肉ではなくこのスープがメインなのだ」と言う人もいるほどなのだとか。

写真を見ると、錦糸卵のようなものが入っていますよね。これは、勧められるままにスープに追加する具(ヌードル)を注文したのです。

まぁこれは無くてもいいかなぁ←

というのも、スープだけで3杯分くらいあってウップとなる感じなんですよね。さらに錦糸卵がスープを吸って、これだけでかなりボリューミー。

水っ腹で休憩していると、給仕さんが容赦なくおかわりを注いでくださいますw

スープを飲み終わると、いよいよ牛肉です。

これも給仕さんが目の前できれいに盛り付けてくれるので、ちょっとした貴族気分。

ソースは2種類用意されていて、味を変えながら楽しめますよ~。

左は、タルタルソース風だけど もうちょっとサラッとしたソース。

右はリンゴ+ホースラディッシュでさっぱり。消化も助けてくれそうですね。

付け合せはほうれん草のソテーとカリカリポテト。これらも大量に準備されているので完食は不可能でした…

牛肉はすっげー柔らかいんですけど、まぁ言ってしまえば出がらし(笑)

肉食ったるで!という気分で行くと、ちょっと肩すかしを食らうかもしれません。

とは言え、美味しすぎるスープの副産物で柔らかい牛肉も食べられる、というのは素晴らしいですね。

雰囲気

ターフェルシュピッツは、ウィーンでもけっこう「古臭い」イメージの料理のよう。

よって、プラフッタに若いカップルはほぼいませんでした。

おじいちゃん・おばあちゃん含めたファミリー利用が圧倒的で、何かのお祝いとかで使われてそうな感じ。

この日の店内は元旦ということもあってか、バルーンなどで飾り付けられていました。 

そして受付はお姉さんが多いのですが、給仕さんはオジサン率高め。制服が鮮やかな納戸色(?)でめっちゃ素敵です。

オジサン方は英語を話しません。ドイツ語であれこれ世話を焼かれますので「ヤー、ヤー」とか適当に返事しながら従ってください←

まぁ、メニューや食べ方は英語で書かれたものをもらえますし、次に食べるべきものを用意してくれるので あまり気にしなくて大丈夫かも。

一人客や予約なし客は大テーブルで相席になると思われます。公式サイトから予約できるので、2名以上であれば昼夜問わず予約がベター。

おわりに

オーストリア名物のターフェルシュピッツ、いかがでしょうか。私もこのスープを味わいにまた行きたいです…

しかしまぁ、日本人には2名一鍋+前菜で十分な量だと思います。でも複数人なら、頑張れば違う部位をシェアできますね~。

プラフッタはシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)も美味しいらしいので、ターフェルシュピッツ+シュニッツェルもありかも。

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おしまい