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ローテンブルクと間違えてローテンビュルクに到着した日本人の末路2【ドイツ】

グリュスゴット(こんにちは)、DEKAEです。

前回の記事が長くなってしまったので、前後編にしてしまいました。こちらが後編です。

※前編はこちら

www.niche-dekae.com

 

前回のあらすじ

人生初海外でドイツ旅行中のDEKAE青年。何のトラブルにも見舞われることなく、おとぎの町ローテンブルクを目指すのでしたが…

 

あれ、ここローテンブルグですか?@旧東ドイツの小さな村

「ここだよ」

そう言われて周囲を見渡すと、あるのは民家ばかり。「え、絶対違いますよね」とざわめく日本人4人。

助手席に座っていた私がもう一度地図を見せながら説明を試みます。

何となく察したらしい運転手。少し車を走らせては住人たちを手当たり次第につかまえ、何かを尋ねていますが、皆さん肩をすくめるばかり。

やがて車はバーベキュー開催中のとある民家の前で停まりました。我々はここで衝撃の事実を知ることになります。

これまた酔っ払いの、しかしシュッとしたおじさまが登場し、流暢な英語で楽しそうに話しかけてきました(意訳)。

「ここは全然違う場所だ、君らが行きたいところはすごく遠くだよ!」

続いて家の中から若い女性が出てきて、紙を手渡されました。何と彼女は地図を印刷し、ご丁寧に英語でメモまで書いてくれたのです。そこにはこのように書いてありました(意訳)。

「残念ながらあなた方が今いるところはRothenbürgという小さな村です。おそらく目的地は、ここから250km離れたRothenburg ob der Tauberでしょう」

―――しーん。

つまり、アレです。
幼馴染が調べてくれた乗り換え案内も、女子大生たちが調べた乗り換え案内も、似たような名前の全く違う駅名を行き先だったのです。

ここはチェコとの国境の町で旧東ドイツ、道理で英語もあまり通じないわけです。

「そんな所まで行けない!」

タクシーの運転手にまくし立てられましたが、何なら東京から愛知ぐらいまでの距離感ですので さもありなんという感じ。

当然我々もそんなお金はありませんので、とりあえずHof駅まで戻ってもらうことにします。ありがとうバーベキュー中の皆さん…

全く関係ない話ですが、この家のシュッとしたおじさまがすっげー良いにおいだったんです。酒ではなく香水の。

話の内容よりもおじさまの素敵な香りに頭がクラクラしてきて(変態)、それ以来 私も香水なしでは生きていけなくなりました。

 

夜の古都ニュルンベルクでヤンキーに絡まれる

閑話休題。運転手さん、一連の騒動ですっかり酔いが醒めたようでテンションダダ下がってました。ごめんなさい。笑

しかも、かなりお手間をかけたので大目に払おうとしたのに、メーター表示よりだいぶ少ない金額しか受け取ってもらえず。

何だか余計に申し訳ないことをしてしまいました…

Hof駅に戻った一行。すでに夕刻を過ぎていましたので、とりあえず寝床を確保しなければなりません。

まぁ、大変失礼ながらここに泊まってもどうしようもないので「ここから近い大きな街に出たいんですけど」と駅員さんに相談。

するとなぜか執務室に入れていただき、壁に貼ってある時刻表を見ていいよと言われました。

それを見ると、二時間ほどでニュルンベルクに出られるとのこと。ここは有名と知りながら、当初の旅行計画からは外していた街でした。

女子3人組も同行するとのことだったので一路ニュルンベルクへ。ユーレイルパス万歳…。

で、このニュルンベルクという街、ドイツ人の心の故郷、日本でいうところの京都だと聞いていたんですが、現地の若者の間ではけっこうなナイトスポットのようで。

電車を降りた瞬間 息を飲んだといいますか…

ボディコン!ヒール!目ヂカラッ!的なねーちゃん、ヒップホップ系のにーちゃん達がタバコをプカプカさせてたむろしておるわけです。

六本木の不良要素を凝縮させた感、とでも申しましょうか…

誰とも目を合わせないよう足早に駅を出て、とにかくホテルを探さねばと案内板を眺めておりましたら、ヒップホップ系のにーちゃんたちに

「どこから来たのー?」とあっけなく絡まれました話しかけられました。

「に、日本ですよ~(震え声)」と引きつった笑顔で返しますと「おお、大阪行ったことあるよ!」なんてプチ盛り上がりしちゃってみたり。

どこに行きたいのかと聞かれたので、「ホテルを探してます」と言うと

「そこのモーテルワンがいいよ、ヘイタクシー!」

と、あれよという間にタクシーを呼んでくれます…。

「あ、すぐそこのホテルですね!?歩けるから大丈夫ですよ!ダンケシェーン!!」

などと言いつつ、逃げるようにその場を立ち去りました(というか逃げました)。

その時はとにかく恐怖でした…ただ、振り返ってみればフレンドリーに親切してくれただけなので少々申し訳なかったですね…

とまぁその夜はチェックインした途端、食事もせずに死んだように眠りについたわけですが、結果的に多くの人の優しさに触れることができた一日でした。

海を超え、人種が違っても同じ人間なんだな~と分かり嬉しくなった経験でもあります。

 

ローテンブルクの教訓

さて、ここまでダラダラと書いて何が言いたかったかと申しますと

ローテンブルクに行く際は、地名に気を付けましょう。

これに尽きます。

普通間違えませんよね、ごめんなさい。

ただ、ドイツには似たような地名が複数あるので、ob der Tauber(川沿いの)とか、burg(城壁)とかfurt(河)とかを付けて地名を区別するようですね。

何かの参考にしていただければ幸いです。

 

おわりに

今回記事を作成するにあたり、他にも同じような人がいるのでは?と検索してみましたが、ネット上ではあまり見つかりませんでした。

ただ1名Naverまとめで発見したケースでは、Rothembürg駅で

「ここはRothemburg ob der Tauberではありません」

という内容の日本語パンフをもらったとのこと!

matome.naver.jp

つまり、DEKAE以降も同じ轍を踏んだ日本人が少なからずいらっしゃるということですよね!?

また私が誤って降り立ったHof、オーケストラをも擁する立派な町でございました。ごめんなさいね 何もないとか言っちゃって。

www.hofer-symphoniker.de

女子3人組は再度ローテンブルクを目指すと言ってましたがどうなったことやら…

私は諦めてニュルンベルク観光に切り替え、つたない英語を鼻で笑われたり、おもちゃ博物館に閉じ込められそうになったり、それはそれで楽しい経験をさせていただきました。

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建物にも笑われちゃってます。

 

おしまい