こんにちは、DEKAEです。
精進料理って普段なかなか食べないですよね。お寺でいただく機会がなければ、食卓に高野豆腐やごま豆腐が出る程度でしょうか。
そんな精進料理を気軽に楽しめる店を東京・六本木に発見しました。
バリバリ肉食主義の私でも満足できるのか!?早速お邪魔してみましょう。
ベジタリアンの強い味方 精進料理
今回急に精進料理と思い立ったのは、海外から遊びにきたベジタリアンの友人と東京都内でランチをすることになったためです。
ご案内するのはスペイン人。ある日鶏をしめる瞬間を見て以来、あまり肉を口にする気分ではなくなってしまったタイプですw
というわけで別に厳格な菜食主義者でもなく、会う前に何食べたい?と聞いたら「カレー」と答えたほどなのですが。
ただ、彼は大の和食好きで、スペインでは日本料理を作って友人に振舞ったりもしているもよう。
ならばここで和食の真髄を見てもらうのもよかろう、と精進料理の店を選んだ次第です。
六本木/shojin 宗胡
概要
さて、東京の精進料理を探していく中で発見したのが、六本木にあるshojin 宗胡(ソウゴ)さんでした。
こちらのオーナーシェフのご実家は愛宕に構える精進料理 醍醐さん。
醍醐は2019年現在7年連続でミシュランより星を授与され、"shojin"として外国人からも注目を浴びている料亭です。
オーナーシェフがここで修行する中で精進料理の新たな可能性を追求しようと思い立ち、新感覚で精進を楽しめる宗胡をオープンしたとのこと。
宗胡の公式サイトも完全英語対応です。外国のお客様もターゲットにしていることがうかがえますね。
宗胡 SOUGO ーJAPANESE SHOJIN RESTAURANTー
醍醐と同様に懐石スタイルで精進料理を楽しめますが、プレゼンテーションはモダンかつカジュアル!
従来の精進のイメージを一新し、唯一無二のスタイルを生み出しています。
エントランス
お店は六本木交差点からすぐなのですが…めっちゃ迷う。
六本木駅を出てアマンドから芋洗坂を下り、最初の路地を右に曲がります。
焼肉屋の「きんたん」が入っているビルの右側に入口があり、ここに看板が出ていました。
隠れ家っぽさもこの店の売りのひとつみたいです。
雰囲気とか
内部はとってもきれい!透かし彫りの壁や間接照明がモダンな和風テイストを演出しています。
カウンター席も素敵でしたが、ダラダラできるテーブル席をチョイス。
料理
あれっピント合ってない…
この日のお食事はまいたけの混ぜご飯、おみおつけ、揚げ出しごま豆腐、お漬物。
ご飯には天かす的なものも入ってました。まいたけのシャキシャキと天かすのサクサク、それぞれの食感がふっくら炊かれたごはんの上で絶妙なハーモニー♪
おみおつけの具は木綿豆腐に茄子となめこ。大き目に切られているので食べごたえがあります。
とろりとした揚げ出しごま豆腐にも餡が絡んで美味しゅうございました。
食後には黒豆茶のようなものが出てきてゆったりくつろげました。
連れて行ったスペイン人も全部美味しかったと大絶賛!
ちなみに宗胡では一部の料理でかつおだしや卵、乳製品が使用されています。
ヴィーガンやハラル対応とまではいきませんが、健康を意識してベジタリアンな生活を送っている方には最適でしょう。
ただし事前に予約しておけば「完全精進」の特別コースも用意していただくことができます。
私たちがいる間にも黒いスカーフで顔を覆った女性など来店していましたし、東京のど真ん中なら一定のニーズがありそうです。
肉食主義者にはどう?
肉や卵は使われていませんが、かなりしっかりめの味付けなので満足感はあります。
ただし量は…一番ライトな定食は私には少なすぎました。締めの麺類とかあるんでしたっけ?という感じ。
小鉢がもう二つ付いてくる御膳にしとけばよかった。14時ごろ食べて17時には空腹でした(笑)
しかし同行者のスペイン人はちょうどいい量と言ってました。まじで
精進デザートが選べるデザートセットというのもあってですね、そちらにも心惹かれます。
おわりに
ランチなのにエレベーターまでお見送りいただいてビックリしてしまいました。
さすが星付き料亭のエッセンスを受け継ぐおもてなしですね。
テーブルの間隔が広く個室や半個室もありましたので、接待や大切な方との食事にも相応しいと思います。
美味しい精進料理が出てくるお寺
おしまい