ブナズィーワ(こんにちは)、DEKAEです。
東欧ルーマニアの世界遺産の街シギショアラ。日帰りでも十分楽しめるところですが、のんびり観光してみました。
見所や美味しいもの、滞在した素敵なホテルについてご紹介します。
シギショアラ Sighişoara
概要
シギショアラはルーマニア・トランシルヴァニア地方の街。中心にある歴史地区には中世の街並みがそのまま残っており、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
旅行中に出会ったルーマニア人たちからは「シギショアラにもぜひ行ってほしい」と言われました。彼らにとって心のふるさとでもあるようです。
とは言え、3時間もあれば主要なポイントは全て見て回れます。中部の大都市ブラショフから電車で1時間程度のところなので、日帰りも十分可能。
ドラキュラ城として有名なブラン城にも行くのであればブラショフを拠点にするのがよいのですが、今回はブラン城をすっ飛ばしてシギショアラに滞在することにしました。
なお首都ブカレストからブラショフへは電車で3時間程度です。
シギショアラの時計塔
シギショアラ歴史地区で最もアイコニックなのがこの時計塔。街のあらゆるところから玉ねぎ型の尖塔が見えます。
落ち着いた色合いのタイルが東欧チック!
有料で登れますが、らせん階段がめっちゃ狭い…。内部は博物館のようになっています。
毎正時にはからくり時計が動くんです。機械仕掛けのすぐそばを通れますよ。
17世紀から動いているんですって。ホレボレします…
最上部からの眺め。
早押しクイズでこの写真を見せられたら「シギショアラ!」と即答できるぐらい特徴的な風景ですよね(意味不明)
ご丁寧に東京までの距離を書いてくださっています。
というか、こんなところでTOKYOの文字を目にすることにビックリ。ルーマニア人って東京などという地名を知ってるんでしょうか?←
ベルグ教会(山上教会)
もうひとつの見どころが丘の上に佇むベルグ教会。山上教会とも呼ばれます。
この教会への行き方はちょっと不思議。
ここが入口で…
陽光が入ってくるように組まれた木のトンネルを抜けていきます。涼しくていいですよ。
教会にはなぜか日本語に訳されたガイドも置いてありました。訳した方の名前が書いてあるのが何ともいい感じですね。ルーマニア語はマジで難しいので尊敬。
Piața Cetății
何と呼ぶのか見当がつきませんが、ちょっとした広場になっているところ。カフェもいくつかある憩いの場です。
ここをウロウロしていたところ、観光学を学んでいる風の大学生からアンケート調査の協力要請がありましたw
歴史地区の路地
歴史地区は路地も魅力!素敵なカフェやバーも点在していますよ。
Covrigăria Gigiのコブリッジ
お次はグルメ編。
ルーマニア各地に展開するベーカリーgigiは、歴史地区の丘をくだった賑やかなエリアにあります。
元々はドイツのプレッツェルのようなもの(ルーマニアではcovrigi(コブリッジ)と呼ばれる)の専門店だそうですが…
ここのカルツォーネがめっちゃ旨い!!!
ハマりすぎて二回行きました。
具は何種類かありましたよ。こちらにはヒマワリの種がまぶしてあります!
お店の付近にあった小さな広場でいただきました♡
ホテル セントラルパークのレストラン
畏れ多くも、シギショアラで一番の評判をとる四つ星ホテル「セントラルパーク」のレストランでディナーいたしました。
ええ おひとり様ですよ、ほほほ。別に嫌な顔はひとつもされませんでしたけどね、ちょっとお洒落したカップルたちの中で若干浮いていた感は否めない。
レモネードもおすまし顔。
伝統的なスープ、チョルバ。様々なレシピがありますが、発酵調味料を使うため まろやかな酸味があるのが特徴です。
ママリガとチキンのシチューです。ママリガはとうもろこしの粉を練って作られるもので、本来は家庭料理。
アメリカのグリッツなんかと同じく日本人にはウケがよくないみたいですが、ほんのり甘くて私はけっこう好きです。
レストランのウエイターには若者が多かったのですが、皆さんてきぱき働いていて好印象でした。
プチホテル Casa Savri
いまだ物価の安いルーマニア。実は四つ星ホテルのセントラルパークにも1万円以内で泊まれてしまいます!
しかし古い建物をリノベーションしたホテルが多いのもシギショアラの魅力。
というわけで今回はそんなリノベホテルのひとつ、Casa Savriに滞在しました。
チェックイン前に荷物だけ置かせてもらって周辺を散策。戻ってきてからホテルの写真を撮りまくっていたら――
フロントの兄ちゃんがこちらに向かって大きく手を振っていました。全然気付きませんでしたわ…
というわけで早い時間にもかかわらず清掃が終わったのでチェックインしてくれ、そのまま施設をご案内いただきます。
クールなバーとビリヤード台!
兄ちゃんに「後でビリヤードしよう」と誘われたものの、その後 二度と姿を見ることはなく実現せずw
古~いグランドピアノも。
重厚感のある暖炉の部屋が朝食会場です。こんなに素敵な雰囲気なのに、レストランにはなっていないのが少し残念ですが。
こんだけ写真撮りまくっておきながら、何で部屋の中だけ撮らなかったんだろう私。
Hildaという名の部屋で、シンプルながらとても素敵だったのですよ…。ご興味があればWebサイトからどうぞ…。
そして大好きだったパティオ。
バーベキューとかビアガーデンもできそうな感じでした。
さらに奥のほうにある階段を登ると、シギショアラの風景を見渡せます。
べろのような形の瓦が特徴的
こちらのホテルも四つ星で、1泊8,000円ほど。
ただしスタッフは今時の若者ばかり。皆さんフレンドリー(かつ美男美女)ですが至れり尽くせりのサービスは期待できず、朝食も必要最低限です。
デザイナーズホテル的なアプローチなので好みは別れるかもしれません。
おわりに
建物や街並みの東欧感がたまらないシギショアラ。
あなたも中世ヨーロッパの城塞都市に迷い込んでみてはいかがですか。
見られてますよ…
北部マラムレシュには中世ヨーロッパの農村が残っています。
おしまい