こんにちは、DEKAEです。
東京を代表する多国籍タウン大久保の果てに、彩り豊かなワンタンを味わえる小さなお店があります。
身体に優しく見た目にも映えるワンタンをいただきに、ちょっと足を伸ばしてみましょう。
北新宿/蘇園餛飩
カラフルなワンタン専門店・蘇園餛飩(スーエンワンタン)は2019年、北新宿にオープンしました。
上海を擁する江南地域の都市のひとつ、蘇州出身のオーナーによるお店です。
大久保通りの喧騒を抜け、小滝橋通り沿いの小道を入ったところにあります。
ロケーションこそ目立たないものの、看板やエントランスが立派なため目につきやすいです。
席数は4人がけテーブルが2卓と小さなカウンター席のみ。
2組も入ればもういっぱい、という感じです。
こちらのスペシャリテはその名も五色ワンタン。
風水がさかんな中国では、開運をもたらすとされる五色セットが何かと人気なもよう。その五色を具材の色で表現したのがこちらのワンタンです。
カラーリングは黒(ナズナ)、黄(コーン)、緑(キノコ)、海老(ピンク)、キムチ(赤)です。
着色料などではなく、食材そのものの色を活かしているので安心です。
ワンタンはそれぞれを好みの個数注文してもOKです。点心っぽさもあって楽しいですね。
色はもちろんですが、それぞれの具材の異なる味わいや食感も生きています。私がエビ好きということもあり、エビのプリプリ感にテンション上がる…
今回はお店の名前を冠した「蘇セット」(税込1,200円)にしてみました。
五色ワンタンに葱油拌麺なる麺麺料理が付いたものです。
上に焦がし葱が乗ったシンプルなビジュアル。
底に醤油ベースの真っ黒なたれがあり、温かいうちに麺全体にしっかり絡めていただきます。
博多の長浜ラーメンを思い起こさす細麺ですが、この麺にかなり特徴があります。
卵やかん水を使用せずに製麺するため、小麦の風味が口いっぱいに広がります。また、麺がプチプチと嚙みきれるような独特の食感もポイント。
器が美しい。
ワンタンが売りの同店ですが、実はこの葱油拌麺こそが江南人のソウルフードのようです。
故郷を味を懐かしむ江南人たちが繰り返し訪れるそうですよ。
醤油差しからの告白…
その他、手作り点心やデザートの店頭販売もあります。特に中華風マカロンとも言われているレインボーパイがSNSを中心に人気のもよう。
青島ビールもありますので、ちょい飲み需要にも応えてくれそうです。
百貨店の催事に出していることもあるようですね。
蘇園餛飩 → 食べログ
原則11:30~22:00の通し営業(ラストオーダーは21:30)ですが、変更の可能性ありです。
なお、こちらのオーナーが日本で初めてオープンした小手指のお店「ダイニング・カフェ蘇」も変わらず営業しています。
おわりに
身体によく縁起もいいという、優しさいっぱいのワンタン。
新宿・大久保エリアでおいしいものを探している方は、ぜひこちらも候補に入れてくださいね。
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おしまい