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世界最大のファストフードチェーン・沙県小吃の拌麺(バンメン)【高田馬場】

高田馬場 中華戦線異状あり!

近年、明らかに在日中国人をターゲットにしているであろう本格(?)中華店が続々とオープンしています。

筆頭とも言えるのが『沙県小吃』、そしてそのスペシャリテは拌麺(バンメン)という見たこともない料理…

一体どのようなものなのか、潜入調査します。

沙県小吃(サケン・シャオチー)/高田馬場

你好、DEKAEです。

今回伺う沙県小吃(サケン・シャオチー)は中国・福建省の沙県発のファストフード。

今や中国全土に6万店、はたまた世界中にフランチャイズ展開する巨大チェーンです。

意外にも日本進出は2018年。最初の店舗としてオープンしたのが高田馬場店で、国内には高田馬場と横浜の2店舗があるのみです(2019年9月現在)。

ただ今後は大型店舗のオープンも含めまだまだ拡大の計画があるそう。

まずは日本第一号店の高田馬場店にお邪魔してみました。

魯肉飯&蒸しスープ

私つくづくミーハーな日本人なんですよね。

表で『ルーローハン(高田馬場限定)』という看板を見て、何の迷いもなく券売機のボタンを押していました。

その直後、何でここに来て台湾料理をチョイスしたんだろう…とげんなり。

しかし!台湾料理のルーツは福建省という説もあるそう。この店にルーロー飯があっても何ら不思議はないのです。

このセットでは4種類のスープが選べます。このスープがまた一筋縄ではいかないラインナップ!(右上の①~④)

この日はもう④蓮の実とガツのスープしかないとのことで、そちらをお願いしました。

スープがほんのり塩味で優しい~。ちょっと薬膳的な風味で満足感があります。

ガツには特に期待してなかったのですが、プリプリで思いのほか悪くないですよ。

あ、ルーロー飯は普通に美味しかったです←

拌麺(バンメン)&ワンタン

さて、せっかく沙県小吃に来たのならイチオシの拌麺(バンメン)を食べないわけにはいくまい。

ところで拌麺とは何なのでしょう?

広義には「汁なしの混ぜそば」を指すようですが、沙県の拌麺は『花生醤拌麺』。

花生醤はピーナッツペーストのこと。つまり、ピーナッツバター混ぜそばといった感じ!?

全くお味の想像がつきません…

てなわけで再訪です。

前回の来店で お得そうだなと目を付けておいた四大金剛選べるセット♪(860円)

この中から拌麺とワンタンの二つを頼んでみました。

花生醤のほのかに甘い香りが漂ってきて食欲をそそられる!

お手本に従って混ぜてみましょう。

この麺はすぐに固まってしまうようなので、到着したら即混ぜてしまうのがポイント。

麺の食感はかなりモチモチです。

花生醤は香りの印象ほど甘くないですが、ごまや味噌とも違う独特のコクがあってけっこうハマる味。

そして個人的にはワンタンが白眉でしたっ!!

優しいスープの中に、とぅるっとぅるのワンタンたちがギュギュっと。

皮のなめらかな舌触りに対して肉はプリップリ!絶妙なハーモニーです←大げさ

一つ一つが小さくて食べやすいのもグッドでした。

お値段とか

沙県小吃、中国では激安チェーン扱いのようなんですが、さすがに東京価格になっちゃってます。

ただ一つ一つのメニューはワンコインで食べられるので、軽めに済ませたい食事やちょっとしたスナックに最適ですね。

全体的に優しい味付けかつ温かい料理がメインなので、あんまり食欲がないときにも良さそう。

沙県小吃 高田馬場店 → 食べログホットペッパー

高田馬場駅から早稲田駅方面へ早稲田通りをテクテク歩いて左手、早稲田松竹の向かい側にあります。

営業時間は11:00~22:00。

すごく語弊のある言い方ですが、店員・お客さんともに現地の方が多い割に静かで落ち着いた雰囲気です←

おわりに

沙県小吃で色々食べてみて思うのは どれも安定感があるということ。

町の中華屋さんの味はどうしても好みが分かれますが、こちらのは万人ウケする味なんですよね。

こういう中華チェーンというのは、これまでありそうでなかった。ある意味でスキマ産業かもしれません。

とは言えスープにはちょっと珍しい漢方系の材料が使われていたり、独特の食感が保たれていたりという楽しみも。

何より、これを均一のクオリティで提供できるオペレーション体制に興味が湧きました。

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おしまい