こんにちは、DEKAEです。
月並みですが私、せんべいというものが好物でしてね。
市販のやつ(おにぎりせんべいとか)も好きなのですが、専門店のせんべいが何よりも大好き。
今回は素材にこだわり、優しい味のせんべいを売っている東京都内のお店のご紹介です。
1. 浅草/和泉屋本店
ねこ好き必見の煎餅屋
創業昭和15年の『和泉屋』さん。浅草に3店舗あるようです。
お伺いするのは本店。地下鉄浅草駅の雷門から近い出口を出て観音通りを歩き始めると、すぐに趣のあるお店が姿を現します。
老舗ですが、改装したのか新しくてかわいらしい店内です。
もう少し近づいてみると…
ご覧ください、ねこです。しかも種類がたくさん!どのねこをお持ち帰りするか延々と悩んでしまいます。
しょっぱいものだけでなく、いちごや抹茶などの甘い味もそろっています。甘辛無限ループへの罠ですね。
大きなせんべいの他に、ちっちゃいねこがいっぱいに詰められたおかきもあります。こちらも様々な味があって悩ましい…
ねこだけでなく、大小様々なせんべい・おかきが所狭しと店中に並べられています。
この日の用向きは、祖父に送る敬老の日のプレゼント。
とりあえず祖父に送る詰め合わせをお願いしておいて、自分用にもシンプルな塩味のねこおかきを一袋購入することにしました。
肝心のおかきの写真を撮ってないのですが…
こちらの『のり猫せんべい』はオマケで1枚入れてくださったものです(小声)
もうね、袋からかわいいの。
ご店主とその家族が中心に営んでいるお店は、いかにも下町風な賑やかさで楽しいです。やはり買い物はこうでなくちゃねっ
こちらのせんべいやおかきは決してお手頃価格とはいきませんが、シンプルな素材だけで手間暇かけて焼かれたことがよく分かる味わい。
ひとたび手を付けたが最後、もう止まりません。
ねこおかき、ものすごく我慢して一度食べるのを止めましたが それでも二日で無くなってしまいました。
営業時間
なお、こちらの本店は木曜日が定休ですが、その他の曜日は10:30から19:30まで開いています。
18時にはだいたい店じまいしてしまう浅草にあっては非常に重宝します。
通販
通販は電話かファックスでの受付。公式サイトからご確認ください。
和泉屋本店 → 食べログ
2. 神楽坂/地蔵屋
おばあちゃんの手焼き煎餅
神楽坂上から神楽坂下方面へ少し下り、一つ目の角を右に曲がったところに ひっそりと佇むこちらのお店。
こちらのおせんべいは、原料である米・醤油にこだわって おばあちゃんが毎朝手焼きしています。炭火で一枚一枚焼いているんだそうですよ。
小さな店内にものすごい種類のせんべいが置いてあってパニックになるのですが、おばあちゃんが丁寧に説明してくれるのでゆっくり選べます。
メイン商品となる手焼きせんべいの中でも特徴的なのが「わざわざ割って作った」シリーズ。割ってから醤油に漬けて焼くため風味がしっかりしています。
堅さは「堅焼」と「やや堅焼」の二種類。
堅焼は相当しっかりした歯ごたえ。しっかり×しっかりの組み合わせの、「わざわざ割って作った堅焼」がお店の一番人気みたいですね。
私は薄味&固すぎないのが好みなので、割ってない「やや堅焼」チョイス。
手間がかかっている分こちらの商品も決してお安くはないため、私が求めるのは もっぱら贈答用。
しかし!割れてしまったせんべいの詰め合わせも売っていて、毎度これを自分用に買って帰ってしまいます。
こちらは手焼きではないそうなんですが、もう美味しすぎて止まンな~い!←
あ、地蔵屋さんで爆買いした時もオマケを入れてくれました(小声)
営業時間
本店は火曜日が定休。日曜以外は10:30~19:00、日曜は12:00~18:00の営業ですが、その日の分が売り切れると店じまいなのでご注意ください。
神楽坂通りにも支店があり、そちらではお団子なども販売しています。
通販
公式サイトから通販可能です。
母が通販利用した際、包装について店主のおばあちゃんが電話で直接対応してくれたそうで、ものすごく親身だったと感激しておりました!
神楽坂地蔵屋 → 食べログ
3. 麻布十番/たぬき煎餅
宮内庁御用達の老舗
麻布十番を散策していると何やら気になる店が…
その名もたぬき煎餅です。麻布十番って、和・洋とか新しさ・懐かしさのバランスがものすごく絶妙なんですよね。
フラリと店内に入ってみると、週末限定のお徳用詰め合わせ(税込540円)が!
ひぇぇぇ可愛すぎる…
「こわれ煎餅」とのことですが、少しでも欠けているとこちらに回されているみたい。
たぬき煎餅さんは手土産や贈答品にも重宝されているようで、本当にきれいに焼きあがったものしか正規品になれないのですね。
これしか購入したことがありませんが、たぬき型の煎餅がたくさんあってとにかくカワイイ…味も色々あって楽しいです。
たぬきは「他抜き」からきているんだとか。
営業時間
日曜日定休。平日は9時から20時まで、土・祝は18時閉店です。
渋谷東急の東横店にも入っています。
たぬき煎餅 → 食べログ
4. 広尾/山田屋
昭和時代にタイムスリップ
オシャレな洋風ショップが立ち並ぶ広尾商店街の出口付近に忽然と現れるこちら。
まあノスタルジック…!何と言ってもこれが広尾にあるっていうところですよね。
軒先に商品が並んでいるにもかかわらず、店員さんは見当たりません。
このガラス戸の向こうでおじいちゃんたちがテレビを見ていて、呼ばないと出てこないのですw
手焼きのおせんべいが、大量の乾燥剤とともにガラスケースに無造作に放り込まれています。
こうやって1枚ずつ袋に入れてくれるんですよ。
そしてお気づきでしょうか…1枚30円という衝撃のお値段に。くどいですが広尾ですからね ここ。
今回この3種類を3枚ずつ詰めてもらったんですが、それで270円。今の時代、良心的というレベルを超えて凄味すら感じます。
他にも堅焼き(50円)とかザラメ(60円)などもあるんですけど、この日は作れないタイミングだったらしく置いてませんでした。
「全部同じ袋でいいですか?」と聞かれたので、同じ袋に詰めてもらいました。あぁこれぞ正におせんべいって感じがします。
しっかり醤油の風味が立ってます。食感はさくっと軽めですが、意外と歯ごたえもあって良い感じのバランス。
んで無意識のうちに半分くらい食べてました。これも手の届かないところに置いとかないと危険です←
左のえびせんべいも魚型でかわいかったので買っちゃいました(150円)。表面に赤い筋が見えるのでちゃんとエビが使われていることが分かります。
食べてみると、想像以上にエビの味!これが本当のえびせんかぁ…。
あとこれも▼
これはお店で焼いたものではなく仕入れ品のようです。値段もまぁ一般的でしたw
営業時間
水曜定休。営業時間はネット情報では10:00~19:00となってますが、何となく早めに行った方がいいような気がします。
次回はザラメせんべいありますように…
山田屋 → 食べログ
文字通り時が止まったかのような場所でたまりません。隣の玩具屋もまた渋いんすよね
おわりに
冬にこたつに入って せんべいとみかんを延々と食べ続けるのって本当に幸せですよね。
日本人で良かった~と思う瞬間の一つです。
今回ご紹介したお店はご店主さん達とのお喋りも楽しくて、現代社会においては貴重な買い物体験まで提供してくれます。
大切な方へのお土産選びの候補にぜひどうぞ。
手土産をお探しなら
おしまい