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温感ソウルフード「羊湯」~羊貴妃羊貴館で代謝爆上げ【高田馬場】

你好、DEKAEです。

新宿区高田馬場は、もともと都内でも屈指の多国籍タウンでした。

しかし、近年チャイナタウン化にますます拍車がかかり、今や飲食店の3軒に1軒は中華料理屋なのではないかと疑うほど。

それも単なる町中華が乱立するわけではなく、専門化・細分化が進んでいるのです。

中でも、2022年夏にオープンした「羊湯」専門店に注目!羊好きなら一度は試したいスープの魅力に迫ります。

羊貴妃羊湯館/高田馬場

都内有数の中華料理激戦区、御徒町。ここに現れたのが羊貴妃羊貴館です。

中国で3000年以上の歴史をもつというスープ「羊湯」の専門店として、2020年にオープン。

絶妙なネーミングセンスをよそに(←)中国出身者の評判を得て人気店となりました。

勢いそのままに、2022年8月には高田馬場駅前にも出店を果たします。

メイン通りからは外れた線路沿いに構えるお店ですが、日夜お客さんでいっぱい。その大半が中国の方ですから、本場の味を提供する店と見て間違いないでしょう。

山手線に乗っていると「羊貴妃羊貴館」の看板が目に入り、すかさず訪問してしまいました。

羊肉湯

まずは週末のお昼時に訪問。おひとり様で行くとカウンター席に案内されます。

昼でもグランドメニューが注文できるため昼飲みにも最適ですが、とりあえずスペシャリテである羊湯を堪能したい!

注文は手持ちのスマートフォンでテーブルのQRコードを読み取り、インターネットで行います。写真と値段が手元で確認できるので安心ですね。

そんなこんなで無事注文が完了。厨房では複数のおじさんが忙しなく働いています。

大きな寸胴鍋から、これまた大きなどんぶりにた〜っぷりとスープが注がれるのが見える…これは期待大。

ほどなくして私の羊湯が運ばれてきました。

羊肉湯のランチセット(税込1,180円)です。セットにはナンまたはライスとお新香が付きますよ。

ナンと呼ばれているものはいわゆる揚げパンですね。

ネギが入っていて、中華圏の代表的な屋台グルメである葱油餅にも近いものを感じます。

注文時にライスかこれかを選びますが、基本はナンのようですね。

これ自体はほんのり塩味ながら、比較的淡白な味。かといって羊湯につけて食べるのも何だかなぁという感じなので、ナンでもご飯でもあまり印象は変わらないかも。

そしてこちらがメインの羊肉湯。ほんのり白濁したスープに刻みネギとパクチーがたっぷり、エスニック好きは狂喜乱舞のビジュアルです。

羊湯は羊の肉と骨をひたすら煮込んで作るそうです。

優しい味わいの中に羊の風味も感じられ、しかも決してしつこくないのでいくらでも飲めてしまう!

卓上には塩コショウやお酢で好みの味付けができるようになっていますが、スープだけでも飽きがきません。

こちらの経営者はきのこ鍋のお店で成功した方だそうで、スープのクオリティは間違いないですね。

食べやすいよう小皿も付いてきます。

すくってもすくっても柔らかな羊肉が現れてくるーー!メインがスープとはいえ、がっつり肉も食らえるため十分食事たり得ます。

今回は羊の身が入った「羊肉湯」ですが、少しお安い「羊雑湯」もあります。こちら内臓が具材のメインとなるようで、それはそれで魅力的。

さらに全部位が投入された「全羊湯」もあるらしく、一度は試してみたいものです…

卓上調味料には羊油で作られた特製のラー油もあります。これを試さないわけにはまいりません。

少量でもそこそこ辛くなるため入れすぎには気をつけて。

羊肉には代謝を高める効果があるようで、そのエキスを余すところなく含んだ羊湯をすすれば額に汗がにじむほどです。

冷え性予防に良いほか、脂肪燃焼効果もありダイエッターにも人気なんだとか。

秋冬はもちろん、クーラー疲れする夏にも恋しくなりそうですね〜。

羊肉のクミン炒め

ランチタイムの定食には大好きな孜然羊肉(クミン炒め)も発見!

幸。この定食で880円です。

これにもミニ羊湯が付いてくるので、コスパを考えると定食のほうが満足感があるかも?

定食メニューは週替わりでいくつかあります。看板はすべて中国語なので頼むのが少々ハードル高いですが。

羊貴妃羊貴館 高田馬場店 → 食べログ

高田馬場駅の戸山口を降り、右手の出口を出たら左折してまっすぐ歩きます。

某有名ラーメン店の前に人だかりができていますが、その隣が羊貴館(笑)

営業時間は11:30~15:00、17:00~23:00。土日は11:30〜23:00の通し営業で使い勝手バツグンです。

おわりに

スープひとつで専門店が出せる中華料理の奥深さ。

しかも羊肉の滋養を存分に享受できる、羊湯のご紹介でした。

ひっきりなしに中国人客が訪れてはスープをすする姿を見るに、羊湯は彼らにとってソウルフードと言えるのでしょう。

我々もそれにあやかり、身体の芯から温まりたいものです。

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おしまい