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川崎のクオリティ高すぎる無料動物園、夢見ヶ崎動物公園にれっつらごー【新川崎】

こんにちは、DEKAEです。

公園や文化施設など、市民の憩いの場が豊富な川崎市。その最たるものとして、無料で楽しめる動物公園があることをご存知でしょうか。

およそタダとは思えない充実の展示内容で、川崎市民だけでなく近郊の方にもぜひ訪れて頂きたい夢見ヶ崎動物公園のご紹介です。

夢見ヶ崎動物公園

概要

夢見ヶ崎動物公園は、1972年に開園した市立動物園。

規模こそ大きくありませんが、なんと入園料は無料。そりゃもう動物好きは放っておけない場所なのです。

まず名前がいいと思いません?

夢見ヶ崎ー「ネバーランド」を明治風に翻訳した感じがたまりません。英語ではYumemi Zooと表記されるらしく、そちらもロマンがあってよろしい。

しかし地名の由来は、ここに城を建てることを計画していた武将が悪夢を見たために築城を断念した、という逸話によるとか…?

そのように歴史ある土地ということもあって

立派なお寺や神社があったり、

古墳があったりします。

園が位置するのは加瀬山の山頂付近。ずいぶん階段を登ったところに入り口がありましたが、さすが高台の良い景色です。

公園というだけあって遊具も多数ありますし、ブルーシートを引いてランチを楽しむご家族も多数おられました。

地面に転がっていた若干狂気を感じる石たち

天気のいい日は半日ゆっくりできそうな場所です。

展示される動物

それでもうね、のっけから大興奮だったわけですよ。だって最初に出会う動物が

えっ?ええっ!!

レッサーパンダちゃん!

まさか無料の動物公園にレッサーちゃんがいるなんて夢にも思わないじゃないですかぁ…

しかも3頭もっ

この日お外に出ていたのはお父様でした。

レッサーは暑いところが苦手なので、基本冷房のきいた屋内で過ごしていることが多いようです。

屋内ももちろん見学可能〜

ご家族を包み込むようにしてスリーショット(ホラー)

レッサーのところだけでトータル一時間ぐらいはいましたが(←)他の動物たちにも会いに行ってみましょう。

シマウマです(遠いけど)。

マーコールというヤギの一種。

この子は脚が一本ないのがお分かり頂けるでしょうか。

生まれて間もなくかかとの血流が止まっていることが分かり、壊死を避けるために切断することを園として決意したそうです。

手術は無事成功し、今ではご覧の通り三本足で元気に歩いています。

片足ダチョウのエルフのようで、なんだか神秘的な美しさを覚えました。

鹿です。いっぱいいます。

ふ、人生いろいろよのぉと声をかけたくなる感じのロバ。ロバに人生はないのでは

国際的に間抜けの代名詞のように扱われるのが不憫な一方、この表情を見るとそれも仕方ないのかな…という気も←

カミツキガメという、名前も面白けりゃ寝顔も面白いカメさん。

おじさんがガラス越しにピースでアピールしております

あらかわいい♡

ミーアキャットの隣にいた動物なんですが…プレーリードックやったっけ?

オスとメスに分かれて飼育されており、こちらはメスのケージ。

柵をよじのぼってオスのほうを見ちゃったりもしています。

このケープハイラックスという動物は初めて見たかも〜。

有袋類のようなネズミのような、でもイワダヌキ科でさらにゾウの仲間とも言われていると…非常に興味深いですね。

ビニール越しかつズームで画質がとんでもないことに

お食事中でしたが、飼育員さんが地面をガンガンに洗っている間箱の上で小さくなっていたのがかわいらしかったです。

南米の動物たち

個人的にテンション上がったのが、なぜかこの公園って南米由来の動物がたくさんいるんですよね。

有名どころでいくとこちら。

ラマです。うーん、まぁ現地ではLlama(リャマ)と呼ばれるのが一般的なんですけど…おそらく同じものだと信じて←

夫婦が相似形で爆睡しているという非常にほほえましい一コマです。

南米の猿が集まるエリアもあって楽しい〜。まずはクモザル。

左上のほうで丸まっておられるお方です。基本ずっと木の上にいるそうなんですが、このときたまたま下界に降りてきてました。

名前のインパクトがお強いですが、真っ黒でモジャモジャしている見た目も野生で出会ったらかなりビビりそう。

フサオマキザル。

ガンくれおった

フサオ…?房のような尾巻きザルってことかしらん。

リスザルはおなじみですが、原産はボリビアなんですね。

あんなに空気薄いところでもちょこまか動くのかな!?

ワタボウシパンシェ(おらんかったけど)。

このサル(?)は見たことない気がする。綿帽子とか絶対かわいい…会いたい。

パンシェがいないときにはコモンマーセットがおいでになるとのことでしたが、この日は見かけませんでした。

これも中南米の動物なのね。

ペンギン舎

しかしなんといっても驚いたのはここかな~

ペンギン舎まであるのです!しかもけっこう何羽もいる。

維持にすごいお金がかかりそうですが…無料でいいのかねほんと。

よちよち歩くペンギンきゃわ。

階段を歩くとガラスの目の前まで行けるので、こんなに間近で戯れることだってできちゃいますよ。

タイミングが合えばご飯タイムのペンギンさんたちに会えるかも。

おまけ

恐すぎるオブジェ。妙に肉感的なおしりが不気味…

みんな大好き⭐︎顔はめパネルもあります。

レッサーパンダのパネルもあり、そちらは表と裏でデザインが異なるという微妙に凝った作りになっています。

アクセス・開園時間など

JR湘南新宿ライン・横須賀線の新川崎駅からは徒歩10分程度。JR南部線の鹿島田駅からも歩ける距離です。プラス5分ぐらいかな。

入り口はすごい住宅街の中にあって分かりづらいです。また、駅から入り口までは急峻なアップダウンをゼェハァ言いながら歩くことになるので、それなりに過酷(笑)

川崎駅や武蔵小杉駅から市営バスでもアクセスできるみたい。

19台分の駐車場もあります(一応2時間という制限が設けられているみたいですが)。

開園時間は9:00~16:00で、なんと年中無休です。すばらしき公共サービス…

自動販売機こそあったものの、小銭を稼げそうな売店やレストハウスのようなものはありませんでした。

しっかり納税してくれよ、ということなんでしょうかね。

おわりに

ちょっとした運動やピクニックに最適なだけでなく、かわいい動物たちに癒される一日が過ごせるとは…なんて素敵な場所なんでしょう。

そういえばこの公園の所在地は川崎市幸区。はっ!幸区ってそーゆーことなの!?

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おしまい