こんにちは、DEKAEです。
昨今の純喫茶ブームに乗っかってか否か、映える喫茶店として話題沸騰中の「不純喫茶」に潜入。
もともと純喫茶好きの私、どうせ写真を撮ってSNSに上げるためだけの場所なんだろうな~と思っていたものの…
一度その空間を体感したら、まんまとクセになってしまいました。
不純喫茶ドープ
概要
2020年、東京の喫茶店界に彗星のごとく現れた不純喫茶ドープ。
小川町のキッチュな餃子屋トーキョーギョーザクラブが手がける喫茶店で、中野と上野に2店舗を構えます。
餃子とか純喫茶と聞けば、ともすれば煙草臭さや男臭さを感じさせるもの。
そんな場所にネオンやパステルカラーを持ち込んだことで、女性を中心に見事SNSでバズったようなのです。
この喫茶店、一言で表すと"Dope"としか形容できないのですが…店名がそれを許さないというコピーライター泣かせ(?)なお店なのですよ。
ディスプレイからしてもうたまらん。中野というサブカルみの強いロケーションによく馴染みます。
店につながる階段には立ち位置を示す矢印テープ。行列ができることもあるんですねぇ
キャッチコピーは「せつない気持ちのゴミ捨て場」となかなかパンチがきいております。
しかしですよ、おやつ時にはせつなさなんて微塵もなさそうな学生たちが大挙して押し寄せ、ほんとぴえんって感じ。
アラサーおじさんなんかが一人で来てごめんなさいと恐縮しきりだったので、大人の皆さんは酒場タイムに訪れるのが無難かもしれません。
スナックの居抜き風の店内でネオンサインが輝いております。
ノスタルジックな趣に純喫茶風のインテリアを配置し、まじでプロデューサーのセンスが爆発している。
「エモ可愛い」というやつですね。
純喫茶と呼ぶにはあまりにも作り込まれているので(笑)不純喫茶というネーミングは言い得て妙だな、と。
ニトロコーヒー&昭和プリン
おやつタイムにいただいたのが、こちらのコンビネーション。ニトロコーヒーと昭和プリン、いずれも喫茶ドープの看板商品です。
やはりよく出るようで、注文したら秒で提供されました。
ニトロコーヒー(あるいはナイトロコーヒー)というのはコールドブリュー、つまり水出しアイスコーヒーのことです。
ニトロ=窒素ガスを注入しながら抽出するので、てっぺんにクレマができるのが特徴。生ビールと同じ要領…というか、このグラスだとまんま黒ビールですな。
熱湯で淹れるよりもマイルドな口当たりになり。氷・ミルク・シロップなど何も入れずに飲むのが一般的。ブラックでもほんのり甘みとまろみを感じます。
日本でも、WMFなどの洒落乙コーヒーマシンを置いている場所では試せる機会が増えてきました。
そして昭和プリン!正直、見た目のそれっぽさだけが売りかと思っていましたが、かなり好みの味でした。
「固っ!」と思うほどのしっかりした食感と密度で、卵の風味も豊か。
なんせ私、プリンは固ければ固いほど正義だと思っているクチで、とろとろプリンはあんまり…なのです。これはぜひリピートしたい一品。
しかし、デザートメニューには昔ながらのホットケーキもあるんですよね~。それもいいな…
あとはアフォガード(アイスクリームのエスプレッソがけ)も人気のようです。
クリームソーダ&ナポリタン
今度は平日の夜に夕飯を食べに訪問。
ドープの特徴として、17時以降は酒場タイムとなり、つまみの類がメニューに増えます。
お通しとして麦チョコが出され、別途280円が加算。
スナックですねこりゃ。
もちろん酒場タイムでも普通にお茶してOK。神保町の純喫茶っぽいコンセプトですね。
クリソー(クリームソーダ)。カウンター席だとあんまり映えませんwww
隣の女子はグラスを持ち上げて、ネオンをバックに撮ってました…なるほど
メロン(緑)とイチゴ(赤)もあるので、複数名で行って並べて撮るのが一番いいですね。
お味は一般的なクリームソーダ。しかしさくらんぼが乗っかっているのはポイント高しです。色合い的にかなり重要ですからね。
食事も次々運ばれてまいりました。
…うーん、なんか使い方違う感
右にあるのがナポリタン。ランチタイムはたっぷりサイズなのですが、夜はおつまみサイズになって値段も少し下がります。
むっちりとした太麺でなんか稲庭うどんみたい…。ちょっと和風っぽい不思議な味でした。
野菜が欲しくて冷やしトマトを注文するも品切れだったため(涙)オニスラ(玉ねぎサラダ)に変更。青のりとかつお節ががかかり、お好み焼きのような味でした。
もしかすると、ナポリタンにもお好みソース的なものが入っていたのかも。
カニクリームコロッケまで頼んでしまう。普通に美味しかったです←
〆て2,500円ちょっと…やっぱり正しい使い方じゃない気がするが。
酒場タイムにはハムカツや魚フライなど、揚げ物が充実しているようでした。だし巻き卵サンドってのも気になります。
さらに、クリームソーダにもアルコールを入れられるようになるとのこと!甘いお酒が好きな人には最高なんじゃないでしょうか。
アメリカで流行り(?)のニトロビール、つまりニトロコーヒーのビアカクテルもありました。
遅くまで開いているので、締めパフェならぬ締めプリンっていうのもアリですね。
不純喫茶ドープ → 食べログ
中野店はブロードウェーを突っ切って、早稲田通りの横断歩道を渡ったところにあります。
営業時間は12:00~23:00、不定休。詳細はInstagram他各種SNSが確実です。
看板カラーが青の中野店を「青ドープ」、緑の上野御徒町店は「緑ドープ」と呼ぶそうですよ。
※入店時に注意がありますが、現金使用不可。クレジットカード・各種電子マネーでの決済です。
※喫煙の可否は未確認。
おわりに
昭和ノスタルジーに令和ポップを融合させた、温故知新の不純喫茶。
ティータイムだけでなく、オツな2軒目としてのバー使いも楽しい新世代のお店です。
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おしまい