こんにちは、DEKAEです。
西武新宿線の新井薬師前駅は普通列車しか停車せず、どちらかというと目立たない駅。
しかし、駅名にもなっている新井薬師への参道には美味しそうなものが並び、知られざるグルメタウンでもあるのです。
中野駅からも意外と近く、お散歩には絶好のスポット。そんな新井薬師参道の食べ歩き&お土産グルメをご紹介します。
- 新井薬師参道(薬師あいロード商店街)
- 薬師但馬屋(豆菓子)
- 冨士見野(甘味)
- 雷神堂(せんべい)
- PAPABUBBLE(アートキャンディー)
- CACAO REPUBLIC TOKYO(チョコレート)
- 番外編
- おわりに
新井薬師参道(薬師あいロード商店街)
新井薬師(正式な名を梅照院という)は真言宗豊山派の寺院。創建は天正4年(1586年)ということですから、ものすごい歴史があるんですね!
しかしその入り口は少々奥まっており、ひっそり佇むという言葉がぴったり。
新井薬師前駅からは徒歩5分ほどですが、メインの参道はそちら側ではなく、中野駅から新井薬師に至る道のりです。
中野駅から中野ブロードウェイを突っ切り、早稲田通りに出ると参道への入口があります。
下の写真が新井薬師前駅側の入口。梅照院が位置するのははこれより手前(駅側)ですね。
さて、この参道には「薬師あいロード商店街」という別名があります。
商店街としては小規模ながら、130もの店舗がひしめくこちら。新井薬師の歴史を感じさせるものから流行最先端のお店まで、顔触れも実にバラエティ豊かです。
毎月8のつく日(8・18・28日)は薬師縁日。梅照院の境内に屋台が出るほか、商店街の一部店舗でも割引をやっており賑わいます。
今回の記事では、その中から食べ歩き・お土産に最適な商品をつまみ食いしてまいりますよ。
薬師但馬屋(豆菓子)
大正14年創業の煎豆専門店。多い時には50種類もの豆菓子を置いているようです。
豆菓子はもちろん、きなこまであって興味深かったです。昔は豆屋できなこを求めていたのですね…
縁日には一番人気の落花生が煎りたてでいただけるほか、「赤えんどう」が限定で販売されます。縁日値引きもあるそうなので大チャンス。
迷いましたが、グリーンピース(370円)をお土産に買いました。
かなりしょっぱくて昔のお菓子という感じ。グリルすることで旨みが凝縮し、これが塩気とベストマッチ…
大きさ的にもどれくらい食べたのか判断しづらくて危険です(笑)食べ過ぎ注意。
※日曜定休。
冨士見野(甘味)
昭和9年創業の、家族経営の甘味処。すあまとかおいなりさんとか、むか~しながらの手作り甘味をお安く売っています。
中もけっこう広く、甘味処兼軽食屋として気軽に利用できますので休憩に最適。営業時間も10時から20時までと長めで、使い勝手もグッドです。
ラーメンも自慢のようで、スープから焼き豚まで手作りというこだわりよう。
あんみつをいただきたかったのですが、天敵のバナナが入るようだったので断念しました←
今度、杵つき餅が入ったおしるこを試してみようっと♪
※月曜定休。ただし月曜が祝日の場合はこの限りではありません。
雷神堂(せんべい)
創業昭和63年の、山形米を中心とした国産米で焼くせんべいのお店です。
お土産・贈答用から食べ歩き用まで、小さな店内にものすごい種類のせんべいが並んでテンション上がる…
事前に相談しておけば、似顔絵を描いたせんべいも作ってもらえるそうです。プレゼントに楽しげ。
こちらのちょっとした名物になっているのが、店頭に出ているボックス。
その日出来立ての割りせんべいを自分で袋詰めしてレジに持っていきます(1枚50円)。
危うく試食かと思って持っていくところでした←
その場ですぐ食べるにはこの上ないおやつですね~。
「半乾き」ということですが、濡れせんのようにしなっとするわけではなく、焼き切ったせんべいほど固くもないといった感じ。サクッとした食感です。
持ち帰り用に納豆みそ(220円)も買ってみました。
甘めの味噌の風味と香りが広がって、止まらない美味しさ…。納豆の主張は思いのほか強くないですが、確かに存在感を感じます。
※木曜定休。
PAPABUBBLE(アートキャンディー)
平成17年創業、職人が1時間かけて作り上げるアートキャンディーを売るお店。
本店はスペインのバルセロナにあり、「世界一おもしろいお菓子屋さん」として各国に展開している模様です。
日本にも百貨店や繁華街を中心に数店舗ありますが…正直「中野店」とはなかなか渋いチョイス。それもなぜ新井薬師に?と考えずにはいられない…
毎日店頭でキャンディーを作っているようなので、運が良ければお目にかかれるかも。
しかしこの業態で世界展開していること、そして新井薬師参道で成功していること…重ね重ね不思議である←
私自身は飴が苦手なのでアレですが、こういうの好きそうな人がいたら一緒に入ってみたいです。
七五三シーズンにはこんな可愛らしいものも。
好きなデザインを指定できるオーダーメイドもやっているので、ちょいと個性派のプレゼントとして良さそうですね。
※火曜定休。
CACAO REPUBLIC TOKYO(チョコレート)
令和2年1月にオープンしたカカオ専門店。
ある時期から、こういったカカオ推しのチョコレートショップが増えましたよね。これも見たことあるような気がする…と思っていましたが、新しいブランドでした。
これまた何で新井薬師前に(以下自粛)
タブレットもいくつか販売していますが、メインはチョコレートではなくソフトクリーム。
それぞれのフレーバーがマシンから出てくるのではなく、バニラソフトの上から濃厚なソースをまとわせて作っています。
冷たいソフトクリームを温かいソースで包む形なので、熱いのと冷たいのが混ざったスイーツが好きな人には最高でしょう←こういう人、一定数いますよね?笑
皆さんが注文しているのを見ると、めちゃくちゃお上品なサイズ!!しかしクリームもソースも濃厚なので満足感はあるみたいです。コーンも大きいですしね。
私は大好きなホットチョコレートをいただこうと思ったのですが、その上に「ブリューカカオ」という見慣れないドリンクが。
店員さんに「これはー…何ですか?」と身も蓋もない質問をしたところ…
カカオから脂肪分を抜き、風味と栄養分だけを抽出したものに甘みなどを付けて飲みやすくしたもの、といった回答でした。
ざっくり言うと、水出しコーヒーのカカオ版的な存在だそうです。
そんなものは聞いたこともない!ジャーナリスト魂(?)が首をもたげます。
「ブリューカカオ」パイナップルソーダ味(370円)です。
んーこれはかなりの信念をもって注文しないと飲みきれないかも‥笑
一口飲んだ瞬間にカカオの風味、赤ワインの渋味(ポリフェノール)をしっかり感じます。私は下戸で当然ワインも飲めないので、けっこうウッとなる感じ。
ただパイン味の甘みが強かったせいで若干変に感じた気もするので、フレーバーなしの炭酸入りが一番飲みやすいかもー。
低カロリーで美肌などに効果ありとのことなので、新しい健康ドリンクと考えれば実にユニークな存在です。私などはこれ以上美しくなると国外追放されかねませんからね
ソフトクリームもドリンクも注文してから丁寧に作っているので、少々時間がかかります。
※月曜定休。
番外編
丸幸水産(たこ焼き)
ここからは飲ん兵衛向けのお店。まずは昔なつかしスタイルのたこ焼き・お好み焼き屋です。
2019年に屋号を「あずまや」に変えたそうですが、看板は以前のままですね。
大阪で人気のお店の系列なのかな?粉ものメニューが豊富で、珍しい塩たこ焼きや明石焼きなんかもあります。
昼から軽く飲むのもいいですし、飲まなくても駄菓子屋感覚で利用したい店構えですよね~。新井薬師の湧水で作った中野サイダーなんてものも置いてますし。
店頭ではタバコが吸えるそうなので、愛煙家の方には貴重なオアシスかも?
個人的には素焼きが気になります。もともとたこ焼きとは何もかけずに食べるものだったらしく、その元祖たこ焼きスタイルが「素焼き」だそう。
※水曜・第一火曜定休。
鳥喜(焼き鳥)
絶対美味いやん!と叫びながら前を通りたくなるような、持ち帰り専門の焼き鳥屋。平成11年の創業です。
デパートの松坂屋に入っている鳥喜ののれん分けということで、間違いなしのクオリティ。
日向地鶏を使っており、ちょっと贅沢気分ですが1本100円からで価格も良心的なのです。種類も豊富だし、ショーケースが選びやすい形で気軽に覗けるのもいいですね。
閉店間際(19時半ごろ)にはおまとめパックが安くなるようなので、タイミングが合えばどうぞ。
※水曜定休
おわりに
これまで中野に出かけるとブロードウェイ界隈をうろうろするだけで帰っていましたが、思わぬ穴場商店街を発見。
休日でもそこまで混雑しませんし、散策にはとてもいいスポットです。
ニューカマーも続々登場していることから、話題の商店街になる日も遠くない予感がいたします。
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おしまい