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美しく青きカオス①世界遺産ツアー・黄龍編【中国 四川省】

大家好、我是DEKAE。

2014年の夏休み。東京のグロ暑さに辟易した私は、「お盆 涼しい」で検索して出てきたところに逃げることにしました。

それで出てきたのが、中国の世界自然遺産『九寨溝』と『黄龍』。

この二か所にセットで行くツアーが非常に安かったので、申し込んでみることにしたのです。

本記事ではその模様を二回に分けてお届けします。まずは黄龍編。

四川省へ

概要

今回目指したのは中国・四川省。激辛料理と美人の産地で有名なところです。

世界遺産の『黄龍風景区』『九寨溝自然保護区』があるのはこの四川省の北部、チベット族の自治州にあたるエリア。

なぜその辺りが涼しいのかというと、ずばり高所にあるから。

四川省の省都である成都は海抜500メートルほどですが、九寨溝は2,000~3,100メートル、黄龍は3,200~3,600メートル!

富士山の標高が3,776メートルですから、いかに高いところにあるか想像がつくことでしょう。

利用したツアーでは上海で集合し、空路にて成都に移動、さらに飛行機を乗り継いで『四川九寨黄龍空港』へと飛びました。

この空港が開港したのは2003年のこと。かつては成都からひたすらバスで登っていくしか方法が無かったようなので、かなり便利になったといえます。

この空港の標高がすでに3,400メートル超!

天候不順による遅延がけっこう発生するそうですが、私が利用した際は往復共に問題なく出発しました。

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▲成都空港から九寨溝空港までの空路。仙人が住んでそう

高山病は大丈夫?

人によっては3,000メートルを超えたあたりから高山病を発症する可能性があるそう。

特に3,500メートルを超えるとかなりの確率で発症すると言われていて、本来は低地からいきなり高地に空路で移動することは推奨されないんだそうです。

というわけで少々びくびくしていたのですが、私の身には何も起きませんでした。

ツアー御一行の中で一人だけ不調をきたしている方がいましたが、そんなにひどそうではなかったです。

不安な方は事前に旅行外来で予防薬を処方してもらうと良いでしょう。

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個人旅行かツアーか

九寨溝・黄龍は基本的に自家用車で訪れるところなので、公共交通機関だけで動くのはけっこう大変。

空港からの移動、九寨溝・黄龍間の移動はタクシーが基本となります(しかもボッタくり価格)。よって今回は足の確保のためにツアーを検討。

ただ基本的にツアー旅行が好きじゃないので「移動だけ手配、現地では自由行動!」みたいなプランを選んだ、はず、だったのですよ。

が、蓋を開けてみると普通に添乗員さん同行のツアー。

他の参加者たちも私と同じようなスタンスだったので「これって普通のツアーですよね?まぁいっか」という謎の会話が発生していましたw

ただ、最終的に皆さんツアーにしといて正解だったねという感想に。

今回の参加者がみんな旅慣れているうえに良い人たちだった点、現地ガイドさんがめちゃくちゃ優秀だった点、後に乗ることになる九寨溝のバスが恐るべき試練だった点などが要因です。

またツアー会社ではたいてい高山病対策の酸素ボンベや薬を保有していますので、そういう面での安心感もあります。

ただ現地には宿泊施設も充実しており、色々な方のブログを拝見すると個人旅行も不可能ではなさそう。

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黄龍風景区

黄龍風景区(こうりゅうふうけいく)は世界でも有数のカルスト地形。黄色みがかった石灰華がうねるように続く見た目からこの名がつけられたようです。

その特異な地形と、ジャイアントパンダやキンシコウなどの絶滅危惧種が生息することから世界自然遺産に認定されています。

本来であれば九寨溝から始めて、身体を高度に慣らしてから黄龍に行くのが良いらしいのですが、このツアーは黄龍からスタートでした。

ロープウェイで頂上まで登ってから、3.7kmほどの風景区をトレッキングします。

トレッキングと言っても、普通の歩きやすい服装で全然OKでした。

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高山病は発症しなかったとはいえ、いつもと同じペースで歩いていると急に激しく動悸が…!ここで高度を実感。

黄龍ではまずはゆっくり歩くことを意識した方がいいでしょう。

 

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天気が安定しませんが、このように美しい風景の中を散策できます。

ここは各自のペースで歩いてくださいということで自由行動。

2014年当時、プレハブ式の綺麗なおトイレがありました。壁・床・便座が全てビニールで覆われていて現代アートみたいでしたが。

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金沙舗池(きんさほち)。この辺が黄龍の「黄」の部分っぽいですね。

光に照らされるときらきら輝くので、ここを歩いているときに晴れてくれてラッキーでした。

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観光地化されていますが、今もこの辺りで普通に生活を営むチベット族がいます。

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黄龍寺。こういった五色の祈祷旗があちこちで見られます。

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マニ車(ぐるま)。識字率の低いチベット民族のためのもので、これを一周回せば経を読むのと同じ徳を得られるとされています。

と言いつつこの辺りは宗教にも色々あって、ひとえに「チベット仏教」と括ることはできないみたい。

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五彩池という見所の一つ。とっても綺麗、とっても綺麗なんですけど…

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私の郷里・山口県に秋芳洞という鍾乳洞がありまして、全体的にこんな感じなんですよね。もちろん洞窟か屋外かという大きな違いがありますが。

というわけで黄龍の風景自体にはそこまで感動せず(笑)

チベット文化、そしてチベット族と思しき方たちを目の当たりにしたことの方が印象的でした。

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ツアーの皆さんでいただいた昼食です。見た感じは普通ですが かなり独特な味www

高地は沸点が低いため火を使った調理があまりうまくいかないようです。

しかし周辺は野菜など栽培できそうな土壌ではないので、この料理にもけっこうお金かかってるんだろうな~という感じ…

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▲ヤクの群れ(この地における貴重なタンパク源。美味しくいただきました)

おわりに

当初のもくろみ通り、黄龍はとても涼しかったので満足です。九寨溝に比べると人も少なかったし。

秋には紅葉も美しいとのことですが、これは中国のホリデーシーズンである国慶節(10月)と重なってしまいます。

ものすごく混雑するようなので、夏に避暑地として訪れるのはかなり良いアイディアではなかろうかと。

さて、お次は九寨溝編です。

www.niche-dekae.com

 

つづく