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クオッカちゃんに会いたすぎて埼玉県こども動物自然公園に突撃【東松山】

こんにちは、DEKAEです。

「世界一幸せな動物」の異名をとる動物をご存じでしょうか。

その名はクオッカワラビー。オーストラリア西部の離島、ロットネスト島を中心に生息する小さなカンガルーです。

なんとなく口角が上がっている=笑顔に見えることから「世界一幸せ」なんて言われてますが、実は絶滅危惧種。

そんな貴重なクオッカちゃんが2020年、初めて日本にやって来たのです!

クオッカちゃんの愛らしい笑顔を見るべく、埼玉県こども動物自然公園に出かけました。

埼玉県こども動物自然公園

概要

埼玉県こども動物自然公園は、1980年5月に開園した埼玉県立の動物園です。

46ヘクタールの広大な敷地を誇り、県内最大の動物園。珍しい動物も多く、一部は自然に近い環境で放し飼いにされています。

アップダウンもけっこうあるので、一周するとかなり良い運動に。ぜひ歩きやすい靴でお出かけください。

園内にはレストハウスや休憩スポットも多数あるので、お子様連れなら一日楽しめると思います。

入園料は大人700円、小人200円。未就学児は無料です。その他、年パスや団体割引あり。

開園時間は9:30~17:00(入園は16:00まで)。 11/15~1/31は9:30~16:30 (入園は15:30まで)です。

休園日は月曜日(祝日は開園)、12月31日と1月1日。

なお、動物によってその日の展示時間が異なる場合がありますので、事前に公式サイトを確認することをおすすめします。

埼玉県こども動物自然公園 | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会

アクセス

同園があるのは、埼玉県のほぼ中央に位置する東松山市です。

駐車場は十分なスペースがあり、料金は600円。

公共交通機関をご利用の場合は、東武鉄道の高坂駅よりバスで5分。駅から歩くと20分ほどかかるのでバスがおすすめです。

クオッカワラビー

さて、2020年5月、この公園の開園40周年を記念してオーストラリアからやって来たのが、4頭のクオッカワラビーです!!

なんでも、同園はかねてからオーストラリアと関係が深かったのだとか。

日本初公開…どころか、当時オーストラリア外で飼育・公開されている場所は世界でも例がありませんでした。

かくいう私も2020年はじめ、クオッカちゃんに会うために渡豪する予定で、パース行きの航空券まで買ってたガチ勢ですからね。

それがコ○ナのせいで中止せざるを得なくなり…その直後にクオッカちゃん自ら来日してくれるとは、まさに渡りに船。

とは言え来園直後は平日限定の公開、かつ整理券制と、県外から会いに行くには高すぎるハードルがあったのです。

2021年に至りふと情報をチェックしてみると、限られた時間ながら通常公開していることが判明!即出かけました。

カンガルー科に分類されているだけあり、展示されているのはカンガルーコーナーです。

彼らがいるのは東園。メインエントランスのある北園からはけっこう歩きます。

大変申し訳ないですが、カンガルーにはわき目もふらずクオッカちゃんのもとへまっしぐら。

休日にもかかわらず閑散としている印象の公園でしたが、ここだけ大混雑っ!

扉を開けて中に入ると…

ギャーッ

すっごい遠いけど確かに出会えました…夢にまで見たクオッカワラビー!

この日展示されていたのは二頭。ちっちゃい方がおっきい方にずっとくっついていたことから、親子かもしれません。きゃわ…

しばらくすると大きいほうが外で草をむしゃむしゃし始めましたが、後から小さいほうが追いかけてきました。

ぴょんぴょん跳ねてあっという間に移動する様はまさにカンガルー!

ちゃんとお腹に袋もあり、お母さんのお腹から赤ちゃんが顔を出すこともあるそうです。

しかし、夏真っ盛りのこの日はいかんせん暑すぎて…基本建物の中か茂みにいて、あまりはっきりとは見えず。

もともと日中は茂みにかくれる習性があるそうです。

滝のように汗が流れる中、ひたすらクオッカちゃんを見つめ続けるおじさん…(私)

一生懸命はっぱを食みつつ、たまに茎の部分をくわえて立ち上がる瞬間なんかもあり、そのときの可愛さといったらもう。涙

ちなみにインターネットでクオッカワラビーの画像を検索するとビッグスマイルの写真が多く出てきますが、あれは奇跡の1枚的なアングルです。笑

上を向いたクオッカを見下ろすように撮ると笑顔に写るときがあるようですが、実際はいつもニコニコしているわけではありません。

まっ破壊的に可愛いことは間違いないけどねっ!

園内の各売店にてグッズも販売中。

来日してから亡くなった個体もいますが、新しい命も誕生するなど、明るい話題を届けてくれています。

コアラ

前述の通り、オーストラリアと結びつきが強い同園。カンガルーコーナー付近にコアラ舎もあります。

ねぇ、なんでそんなに可愛いの?

コアラ舎にはたっくさんの個体がいて、どっからガラスを覗いても目の前にコアラちゃんというパラダイス。

ちょうどお食事タイムで、わしゃわしゃとユーカリの葉を召し上がっておられました。

続々とユーカリが運ばれる中、ピクリともせず寝続けるやつが一頭…

見よ!このふてぶてしい寝相。

怠けることが好きな人って、自分が怠けるために驚異的なパフォーマンスを発揮しますよね。

この子も抜群のバランス感覚を生かして世のためになることができそうなもんですが、決してそうはしないのでしょう。

なかなかシュールな光景です。

コアラ舎の外壁は、地元の子どもたちが書いたと思われるアボリジニアートでいっぱいでした。

南米の動物

オーストラリア関係の展示が充実する一方で、南米とも深いつながりがあるそうです。

とりわけ、世界最大規模を誇るフンボルトペンギンの生態園は圧巻。

そして私が気になったのが、そのペンギンの横でひっそり飼育されていた動物でした。

このプーズーという動物、初耳です。

チリ・アルゼンチンを中心に生息する小型の鹿らしいのですが、現在はっきりと存在が確認されているのはチリのチロエ島のみ。絶滅危惧種です。

2016年にチリから同園に4頭が送られ、こちらも日本で初めて飼育されることになりました。

2021年、同園から神戸どうぶつ王国に2頭が移送され、現在では東日本と西日本で観察可能に!

プーズーの生態には不明点が多いようで、それぞれの園で繁殖を試みながら生態を探っていく計画だそうです。

ぱっと見は確かに小鹿ちゃんですが、全身がつやっぽい茶色ですね。

この子は子どもだったので特に小さいですが、成獣はもう少し大きかったです。

オスには二本の角が生えるんですが、これが絶妙に短くてめっちゃくちゃ可愛いんですよね…

やべっ目が合った

私のタオルとお茶が反射しまくりでサーセン

人懐っこいのか、しゃがんで眺めていたらすぐにこっちに寄ってきてくれました。切なげな瞳にキュンです♡

そういえば、クオッカワラビーも人懐っこいというか、人が近づくとすぐに寄ってくるそう。それがロットネスト島観光の人気のひとつでもあるのですが…

クオッカもプーズーも絶滅危惧種ということで、本来動物にとって「好奇心旺盛」というのは致命的な習性なのかもね…。

アクティビティ

カンガルーコーナーのある東園には、こんな楽しいすべり台も。

アスレチックもあるので、へとへとの大人をよそにエネルギー有り余らせてる系のお子様も満足です。

この他、コ○ナがなければポニー乗馬体験や乳しぼり体験なんかも用意されているそう。

さらに!ぜひともご紹介したい、大人(?)が遊べるアクティビティがこちら。

顔はめパネル!!新型コ○ナの影響で使えなくなっていたのが残念ですが…

こちら、なんとセルフタイマー用のスタンドまで設置してくれているという超親切設計なんです。

これの発案者には何らかの賞を授与したほうがいいと思う←

おわりに

クオッカワラビー目当てに訪れた埼玉県こども動物自然公園。

しかし、想像を絶する種類の動物たちと数々の仕掛けに圧倒され、酷暑の中あっという間に3時間も過ごしてしまいました(おじさん一人で)!

中でも、今回ご紹介したオーストラリアや南米の動物は大変貴重な種。「こども」と名のつく動物園といえど、大人も楽しめること間違いなしです。

ランチにおすすめ

www.niche-dekae.com

 

おしまい