こんにちは、DEKAEです。
ある時からカセットテープ収集にハマっている私、出かける際はその街にカセットを売る店がないか調べるのがお決まりになっています。
2024年1月、サンフランシスコを訪れるにあたり調べてみると…あったんです!中古カセットの取扱店。
実際に行ってみて、あまりの広さに度肝を抜かれたレコードショップのご紹介です。
※本文中の価格は2024年1月現在のものです。
Amoeba Music(アメーバ・ミュージック)
60年代のカウンターカルチャー発祥の地として名高いハイト・アシュベリーは、今なおヒッピーの自由な雰囲気をまとっています。
そのハイト・ストリートの端、ゴールデン・ゲート・パークとぶつかるところにお目当てのレコードショップはありました。
その名もAmoeba Music(アメーバ・ミュージック)。
カリフォルニア州バークレーで誕生し、2024年現在、ここサンフランシスコとハリウッドの計3店舗が営業中です。
この外観だけ見て、普通にイカしたお店だと思いながら入ったのですが
ぎゃあっ広い
想像もしていなかった光景に、無意識に「すっげ~…」と声が出てしまいました。
日本の都市部のタワレコだと数フロア分になりそうです。この敷地を平面で確保できるのがさすがアメリカというか
どこから見ていいか分からないし、お目当てがある方はさらに悩ましいでしょう。
そんなお客さんも多いのか、インフォメーションカウンターまで設けられています。
もっとも、大半の客は気ままに宝探しを楽しんでいる様子。
手前から奥に並べられたレコードの1枚1枚を、目にも止まらぬ速さで繰りながら掘り出し物を見つけようとしています。
一応新譜も取り扱っていますが、もはやどこに紛れ込んでいるのか分からないほど中古レコードの量が圧倒的。
POPSのゾーンを眺めて歩いていると、おびただしい数のレコードの間に突然エド・シーランのアルバムが置いてあったりします。
私のお目当てのカセットテープコーナーですが、こちらも期待を遥かに上回る量!
壁一面にずら~っと陳列されたカセットは圧巻でした。
ケルト音楽やラテン歌謡など、日本ではまったく流通してなさそうなジャンルが興味深い。
試しに何か持って帰ろうかと思いましたが、試聴できないので見当もつかないのが難点…笑
まずは、カントリーミュージックのコーナーにあったジョニー・キャッシュのアルバムを購入してみました。
相当古かったようで、音楽よりもキィキィという摩擦音のほうが大きい状態。
残念ながらこういう外れも多々紛れていると思ったほうがいいでしょう。見ただけでは分かりませんからね…
こちらのブルース作品はくぐもった音がなかなか良い味を出しておりましたw
高円寺の雑居ビルの2階とかにある古着屋でかかってそうな感じ←
PAUL ORTA AND THE KINGPINSというバンドは調べてもあまり詳細が出てきませんが、80〜90年代のバンドのようです。
私は古い年代のカセットよりも現代の歌手のものを集めています(テイラー・スイフトなんかもカセットを出している)。
そういった類のものが置いてなかったのは少々残念でした。
こちらはレア物ということでケースに格納されています。
2023年の映画『PERFECT DAYS』で、役所さんの持っているカセットテープに高値がつくシーンがありました。
私はその辺の見定め方はまったく分かりません←
Kポップは単独でコーナーが設けてあり、しっかりトレンドもおさえています。笑
配信しかないのかと思っていたら、フィジカルも出してるんですね~。
ソフトのみならずハードも一部取扱い。
アメーバが推すレコードプレイヤーも買えるようになっています。
オリジナルデザインのアパレルも可愛く、特にこの店名をスペイン語のAmo(愛してる)にかけたスエットにはかなり心惹かれました。
ペラペラ生地だったので諦めましたが…この柄でただのTシャツだったら買ってたなぁ
音楽関係が中心ですが、ビート文学も取り揃えているのがサンフランシスコならではです。
プリクラもあるよ(6USD)。
なんだかんだ、お店を一周するだけで一時間以上は滞在しておりました。
Amoeba Music
営業時間:11:00~19:00
定休日:なし
おわりに
Vinyl(レコード)のリバイバルがアツいのは周知のことですが、こんな巨大な実店舗が盛況を見せているとは…
音楽マニアの情熱に改めて舌を巻いた体験でした。
個人的にはやっぱりレコードよりカセット派なので、新品・中古問わずもっともっとカセットが流通してくれることに期待します。
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おしまい