ミンガラバー(こんにちは)、DEKAEです。
ミャンマー人住民が多く、「リトル・ヤンゴン」の異名をとる東京・高田馬場。
現地料理のお店も数多くあるのですが、ローカル感が強く一人ではなかなか入りづらいもの。
そんなときにおすすめなのが、カウンタースタイルの麺料理専門店!その名もババミャンマーヌードルです。
高田馬場/ババミャンマーヌードル
概要
神田川沿い、小さな橋のたもとにあるのがババミャンマーヌードル。
2011年に開店して以来、ミャンマーの麺料理専門店という業態を貫いています。そういった意味でも、ラーメン激戦区の高田馬場っぽいですね。
事前に食券を購入するスタイルで、昼も夜も内容は変わりません。また酒類は提供していないので、飲みたい方は要注意です。
かなり古い建物に入っており、お世辞にもきれいとは言えず空調もなかなかレトロなので…真夏に行くのはちょっと恐いかも
特に夜はミャンマー人と思しき人々で賑わっています。メインの客層は留学生だそうですよ。
チェーオー
まずは看板メニューと思しきチェーオーを試してみることに。中国由来の料理で、ざっくり言うと鶏ガラスープに米粉麺を入れた麺料理です。
麺は春雨状の細麺ときしめん状のものから選べますが、ミックスも可とのこと。せっかくなのでミックスにしてみました。
チキンとシーフードのミックスチェーオー(900円)。
食券を買って渡すと「ホルモンが入ってますけど大丈夫ですか?」と尋ねられました。
その影響か、スープに野性味を感じます!これはあまり体験したことのない味。
ホルモンはレバーも含めたあちこちの部位が入っていて、さまざまな食感を楽しめるのが実に楽しいっ。
鶏肉はスパイスで味付けされたつみれ団子、シーフードは丸いかまぼこのような団子。どちらも噛むとジュワッと風味が出ていいですね。
麺はミックスが激しくおすすめ!どちらか一方だと飽きてしまう可能性もありますが、2種類が混ざることで最後まで変化に富んだ食感を楽しめます。
辛いのがお好きでしたら、卓上の調味料でお好みの辛さに変えられます。
並ぶのはスイートチリソース、乾燥唐辛子、酢漬け唐辛子。ここは他の東南アジア料理と似たラインナップですね。
店員さんいわく、まずはスイートチリソースがおすすめとのこと。これだけでもけっこう辛いので注意してねとのことでしたが、確かにまあまあ辛めです。
私はしばらく素材の味を感じるスープを楽しんでから、スイートチリ追加→お酢追加と風味の変化を楽しみました。
チェーオーシーチェ
こちらは汁なしのチェーオー(900円)。油そばに近い感覚ですね。
具は汁ありのものと同じく、チキンとシーフードのミックスにしました。麺の太さも例によってミックスです。
このままいただいてもしっかり味がして美味しい!何か独特の風味を感じるのですが、想像がつかない…
黄色い粉末状のものがかかっているのを見て一瞬「カラスミ!?」と思いましたが、そんなわけはないか。しかしその系統の味なのですよ。
もちろん、辛味調味料で味変してもグッドです。スイートチリソースが特に合う。
スープは鶏ガラベースの味噌汁でした。日本人の感覚からすると非常に不思議ですが、これはこれでほっこり温まる味わい。
ちなみに同店には、チェーオーシーチェのほかに「あぶらそば」という名のメニューもあり、これがかなり人気なのだとか。
これだけ現地仕様の麺料理を提供しておきながら、馬場カルチャーにも見事に溶け込んでますね。
他に「あんかけそば」もあり…こちらも日本オリジナル感があります。
シャンヌードル
ラストはシャンヌードル(900円)。名前から推察するに、ミャンマーのシャン族の間で好まれる麺料理かと思われます。
※シャン族はミャンマーの少数民族で、北部の山岳地帯に住んでいます。
味噌ベースのスープでいただくミャンマー風のフォーです。高菜のお漬物付き。高菜は箸休めとしていただくもよし、博多ラーメンのように麺に投入するもよし、です。
スイートチリソースはあまり合わないので、味を変えたいときは唐辛子かお酢が良いですよとのこと。
しかし、元の味がけっこうしっかりしているし高菜もしょっぱいので、個人的にはそのままで十分でした。
味噌と漬物からコクを感じます。発酵食品で元気いっぱい!具は豆苗と蒸し鶏でした。
「北ミャンマーヌードル」というメニューもあり、シャンヌードルとどう違うのか気になります。
11:30~23:00、年中無休
高田馬場駅を出て、神田川沿いを早稲田方面に歩くこと数分。早稲田通りから行く場合は、TSUTAYAの角を曲がってまっすぐ進むとたどり着きます。
おわりに
一口にミャンマーヌードルといっても、かなりの種類の麺料理を提供してくれる同店。
分からないことがあれば店員さんが親切に教えてくれるので、初めてでも安心して入れるお店ですよ。
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おしまい