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ボリビアの長距離バスターミナル事情~スクレとポトシ編

¡Hola! DEKAEです。

南米・ボリビアを旅行するうえで欠かせないのが長距離バス。

事前の予約は必要なの?そもそも安全なの?などなど、利用にあたって様々な不安があるかと思います。

実際は利用者も便数も多く、かなり使い勝手がいいという印象でした。

この記事では、DEKAEが実際に使用したスクレとポトシのバスターミナルの様子、チケットの買い方をご紹介します。

※2019年5月の情報です

スクレ Sucre

概要

今回のボリビア旅行では、まず「事実上の首都」ラパスから空路で首都スクレに移動しました。

スクレはボリビア多民族国の憲法上の首都であり、わりと大きな街です。ただしバスターミナルがあるのは中心から少し離れた場所。

私は中心地のシモン・ボリバル公園からタクシーで行きました。15ボリビアーノス(Bs.)、およそ225円。

スクレのバスターミナル

こちらがバスターミナルの様子。

各社が行き先を叫びながら呼び込みをしています。ここで勢いに飲まれて買ってしまわないようご注意ください(笑)

隣接する建物の中にも ものすごい数のバス会社のカウンターが並んでいます。

まずはぐるりと一周して行き先と出発時間を確認します。自分の都合のいい出発時間の会社を選ぶとよいでしょう。

バスの車体にも種類があります。3列シートか4列シートかで快適さがけっこう違うので考慮してみてください。

便を決めたら該当するバス会社のカウンターで直接購入します。その際「何番から発車します」という説明があるので、必ず確認してくださいね。

発車口はチケットにも書かれていますが、予告なく変更される場合があります。

私は夕方発のポトシ行き、3列シートをゲットしました。

バスが停まるのは、一旦建物に入って反対側の出口から出たところです。

建物内の待合室付近にはご当地チョコレートショップ『Para ti』も入っていますよ。

小さな店舗なので可能であれば街中で買っておいたほうがいいでしょう。

ボリビアのバスは利用者が多く、時間が迫ると満席になることがけっこう多いようです。

ただ私が購入した便はなかなか埋まらなかったようで、発車時間が過ぎてもしばらく「ポトシ~!ポトシ~!」という呼び込みが続いていましたw

スクレ散策

バスターミナルに有料の荷物預かりがあるので、チケットを買ってから街を散策。

スクレは旅人からスルーされがちですが、白壁が美しい世界遺産の街。標高も低いし、私はボリビアで唯一住めそうな場所だと感じました←

床屋さんの看板がかわいかったのでパシャリ。

市民の台所であるメルカド(市場)。なかなかディープです、においとか…

ポトシ Potosí

概要

スクレからバスで向かったのは世界で最も標高の高い都市のひとつ、ポトシ。

ポトシにはバスターミナルが2つあります。市街から少し離れた新バスターミナルと、市街にある旧バスターミナルです。

ポトシの新バスターミナル(Nueva)

スクレからのバスはこちらに到着しました。スクレ発着、ラパス発着のバスは新ターミナルが起点のようです。

新というだけあって かなり綺麗。夜だったのでお店はほとんど閉まっちゃってますが…

ここから宿までタクシーで20Bs.、およそ300円。ターミナル内にはタクシーがおらず、大通りまで出てつかまえなければなりませんでした。

隣は遊園地

ポトシの旧バスターミナル(Antigua)

ポトシから塩湖の町ウユニにもバスで移動しました。ウユニ発着のバスは旧バスターミナルを起点としています。

こちらの呼び込みはスクレよりさらに激しい。私の前に立ちふさがり「××!?」「△△!?」などと行き先を問い詰められます。

しかし「ウユニです…」と答えると「ウユニ行きは建物の中よ」と教えてくれ、あっさり去ってゆきました。なんかちょっと拍子抜け

建物内は外の喧騒が信じられないくらい落ち着いた雰囲気(笑)

スクレ→ポトシのときと同じ要領で、ウユニ行き3列シートを無事ゲットです。

道中見かけたリャマの群れ

ポトシ散策

ポトシの旧バスターミナルにも有料荷物預かりがあったので、街を散策してみます。

小中学生の登下校を見守る交通整理のシマウマさん。大学生がボランティアでやってるんだそうですよ。

登下校時間はめちゃくちゃ賑やかです。こんなに子供がいるのかとビックリ。

そうそう、ボリビアの小中学生は制服を着てるんですよ。

しかも男子はスラックス・白シャツ・ベストというブレザースタイル!小学校の制服がハイレグかと思うような半ズボンだった私としては非常にうらやましい…

ポトシに行った目的はこれでした

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余談:タクシー事情

私の経験上、ボリビアのタクシーは比較的良心的と感じました。

車体に市松模様が付いている車がきたら、手を伸ばして手首をひらひらさせると停まってくれます。

基本的にメーターがなく交渉制なので、バスターミナルまでいくらか尋ねましょう。

「¿Cuánto cuesta al Terminal de Buses?(クアント クエスタ アル テルミナル デ ブセス)」

おおかた「Diez(ディエス=10)」「Quince(キンセ=15)」「Veinte(ベインテ=20)」と返ってくるので、OKならば後部座席に乗り込みます。

車体に会社の電話番号の書かれた無線タクシーを選ぶと安心。

しかしまぁほとんどのタクシーが自家用車に市松模様のステッカー貼っただけ?という感じで、見分けるのはかなり困難だと思います。

実際に私が乗ったのはほとんど白タクだったのだと思いますが、変な目には一度も遭いませんでした。

おわりに

以上、意外と快適なボリビアのバス旅のご案内でした。

行く前は「夜行バスは絶対無理」と思い、バスで10時間以上かかる移動は全て飛行機にしたものの…この調子なら軟弱な私でも大丈夫な気がする←

なお、バス・タクシーともにクレジットカードは使えないと思っておいた方がよいです。現金のご準備をお忘れなく!

 

ボリビア旅行記

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おしまい