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おひとり様 客船クルーズ旅行体験記【アメリカ・カーニバルクルーズ】

こんにちは、DEKAEです。

いつかはやってみたい豪華客船の旅。でも、日本を代表する客船である『にっぽん丸』『飛鳥II』などを見る限り、とても手の届く世界ではないような気がしますよね。

ところが海外となると話が別。もっと手軽に客船体験ができてしまうのです。

というわけで、一人でアメリカのクルーズラインに乗り込んできたときのお話です。

 

カーニバルクルーズ

概要

今回ご紹介するカーニバルクルーズはアメリカ合衆国のクルーズ会社。カリブ海航路を中心に大衆向けのクルーズラインを展開しており、クルージングの入門編的な位置づけです。

クルージングというとマナーが…とかドレスコードが…とか悩み事がつきものですが、余計な心配は一切無用。小学生くらいまでの子供がいるファミリー向けといった印象です。

この会社、かなりたくさんの船を擁しているので好きな行き先や日程から決めることができます。カーニバル社の日本代理店やクルーズ旅行を扱う代理店に相談するのがいいでしょう。

で、私は3泊4日の『カーニバル・インスピレーション』に乗船してきました。カーニバルクルーズのラインナップで最も小さい船ですが、それでも乗客定員2,054名、乗組員は920名!

そんな一つの「社会」の中で、まさかのソロ活動です。

気になるお値段は?

私は旅行代理店に航空券・乗船の手配を全て一任したところ、2月中旬で15万円ほどでした。しかもこれ、全部コミコミ料金。つまり、宿代・移動代・食事代は全てこの中に含まれているわけです。

旅行に関わるほぼ全ての経費が20万円ポッキリで済むと思えば、かなりリーズナブルですよね。

ただしアルコール飲料は別料金です。と言っても、公海上では税金がかからず酒類がすごく安いという裏ワザが潜んでいるのですが。

あとは船内のカジノ・ショッピングや現地ツアーなど、一部アクティビティが有料です。

 

カーニバル・インスピレーション

船内の様子

早速ですが、私が乗船したカーニバル・インスピレーション船内の様子です。

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メインエントランスから入ると、どどんと上階へつながる螺旋階段が見えます。これは階段の途中から撮影したものですね。

ラウンジのようになっていて、簡単なカフェバーが併設されています。

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メインデッキ。

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夜になると、インスタグラマーもびっくりの映え感あふれるナイトプールになります。

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昼間なので営業していませんが、カジノもあります。遊びすぎにはご注意を…

フィットネスジムや陸上トラックもありますし、映画ルームなんてのもありました。ダンスホールもバーラウンジも、アクセサリーを売るショップもあります。全てを使いこなすには とても時間が足りないっ

部屋

続いては客室の様子。オーシャンビューの部屋をリクエストしたので、海が見えない部屋よりも少しだけ高くなっています。

リーズナブルな船なのであまり豪華な客室はないですが、一応これが最もスタンダードなクラス。それにしてはけっこう広く、机も大きくて良かったです。

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ドアには毎朝 船内新聞が挟まれており、寄港地の情報や一日の船内エンターテインメントのスケジュールを確認できますよ。

シャワーも水圧十分(これ重要)の温かいお湯(これも重要)がたっぷり出ます。

そして!子供たちが喜びそうなサービスがこちら。

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ベッドメイクのつど、ハウスキーピングの方がタオルアートを作っておいてくれるのです!このTOWEL ANIMALSの作り方の本を売っていたので、お土産に買ってしまいました…

サービス料は乗船料に含まれているため、チップは置きませんでした

食事

ビュッフェ

船内にはオールデービュッフェがあり、いつでも食事を楽しむことができます。

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デッキでいただく朝食の贅沢なことと言ったら…

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寄港地ごとに食材を仕入れるため、ビュッフェの内容もその影響を受けます。

この日はメキシコに立ち寄った後だったため、タコスなどを中心としたメキシカンビュッフェになってました。

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左下のサワークリームはですね、もっと上品に盛るつもりだったんですよ。

そしたら後ろで見ていたご婦人が「そんなんじゃダメよ!」とか言いながら、ガバッとすくってドサッと盛ったのです、私の皿に。アメリカ人恐るべし。

ビュッフェは24時間開いており、ここでのコーヒーやジュースは乗船料に含まれます。なのでケチな私は基本ここでお茶を汲んで、部屋やらデッキやらで飲んでいました。

メインダイニング

個人的に最も試練だったディナーのお時間がやってまいりました。

船にはコースを提供するメインダイニングもあります。全乗客を一度に収容することはできないので、客室ごとにディナーの時間が決められています。

カジュアルな船とはいえ知らない人と一つのテーブルを囲むのはけっこう堅苦しいので、ダイニングを利用せず毎晩ビュッフェで済ませても全然OK。

ここにも一人で突入しました。

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同じテーブルについたのが一人旅のおじいさん、一人旅のおばあさん、40代ぐらいの夫婦だったので孤独になることはなかったです。当時の私は英語が全く喋れなかったので相当気まずかったですが。

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こんな感じでちゃんとした食事が出てきます。プリフィクスコースで、前菜・メインなどをメニューから選びます。

ダイニングでの食事代も乗船料に含まれていますよ~!(アルコールは別料金)

初日の夜は「フォーマルナイト」と称し、一応ドレスアップする日になっていました。私は張り切って着物で参上しましたが、ドレスアップしている人はあまりいなかったような…

最後の晩餐ではウェイター一同が「また会いましょう」みたいな歌を歌うという感動的なセレモニーも。

こちらも本来チップは不要なのですが、同席していたおじいさんがウェイターさんに払っていたので勢いで私まで払ってしまいました…

イベント

船内では一日中何かしらイベントをやっています。

メインのステージでは毎晩アメリカのバラエティ番組のようなショーが繰り広げられます。生バンドやMCなんかがいて雰囲気バツグンです。

もちろん日中も様々なカルチャースクールが催されていますよ。

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これはタオルアート教室ですねw 

意外と大きなお友達の参加率が高いような…

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カントリーラインダンス教室。講師のお兄さんはちょっとお姉さん風で、軽妙な言葉選びのレッスンに教わる人も見ている人も爆笑。

裸足で気合十分の生徒がけっこういてウケます。

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最後の晩餐の後、ダイニングで同じテーブルを囲んだおじいさん・おばあさんとコメディショーを観に行きました。何言ってんのかさっぱり分かりませんでしたけど。

皆さんの爆笑っぷりからいくと多分お下品な内容だったと思います。

寄港地

今回の船はロサンゼルスのロングビーチ発着、<カリフォルニア州のサンタ・カタリナ島>→<メキシコ(バハ・カリフォルニア州)のエンセナダ>→<終日海上>というスケジュールでした。

まずはアメリカ国内の小さな島、サンタ・カタリナ島。

ここではクルージング主催のエクスカーション(別料金)でグラスボートツアーに申し込んでいたのですが、悪天候のため中止という憂き目…普通に島内を散策しました。

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ヨーロピアンなかわいらしい島ですね。

サンタ・カタリナ島へは客船から小舟に乗り換えて上陸します。

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近づくとけっこうコワいですねぇ…

お次はメキシコ。エンセナダはアメリカ人の週末旅行に人気の町だそうです。

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ここでもクルージング主催のエクスカーション(別料金)に申し込み、馬に乗って山路を越えてきました。

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いかにも!なバスでホッピングしながら山へ向かいます。

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2月のメキシコの山の上。日向は暑いくらいですが、日陰に入るとけっこう冷えます。

戻ってからはエンセナダの町を散策しました。

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マリアッチを発見。いつか本場で生演奏を聴いてみたいものです。

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どこにでもあるんですねぇ…

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いかに巨大かが分かる図。14階建てくらいなので もはやマンションごと航海に出てる感じですよね。

エンセナダは観光地ということもあり のどかな空気が流れてました。

しかしアメリカとの国境ということもあり、一時バハ・カリフォルニア州の治安はク○リやマフィア絡みでメキシコ最悪だったと帰国してから知るという。

世の中には知らない方が幸せということもありますよね☆

乗船手続き・下船手続き

これと言って面倒なこともなく、パスポートと乗船券を見せて手荷物検査を受ける程度のことです。ただ二千人あまりが一度に一つの船に乗るわけで、手続きにはけっこう時間がかかりますが…辛抱強く列が進むのを待つのみ。

出航の前には一度デッキに集合させられ、救命ボートなどについての説明があります。

各寄港地から戻るときにも乗船券の提示や手荷物検査がありますが、国境を越えるわりには簡単なチェック。

下船はさらに長い道のりです。部屋から出たら非常階段にズラーっと並ばされ、だんだん降りていく感じ。景色が変わらないのでゴールが見えませんw

またこの船はメキシコにも行くため、下船時には簡易的な税関を通ります。

…とまぁ船の乗り降りに関する手続きは流れ作業で済むのですが、帰国する際の空港のパスポートコントロールでは少々注意が必要かも。

「日帰りでメキシコ?何しに行ったの?」と聞かれたときのために、クルージングの寄港地だったこと、誰からも何も預かっていない旨を説明できるようにしておきましょう。

英語が理解できないからと言って全ての質問に「Yes」で答えていると、別室に連行されて取り調べられます、私のように。

 

おわりに

「ずっと船に乗ってるとか飽きそう」とか言われますが、とんでもない!私は3泊4日じゃ全く足りませんでした。

寄港地で遊んだり船内のエンタメに参加したり…といったことももちろんですが、デッキでボーっと本を読んだり、部屋でドヴォルザークの『新世界より』や映画『海の上のピアニスト』のサントラを聴いたり、とにかくやることが山のようにあるのですよ。

全く英語が喋れなかったにもかかわらず、船内では色々な方との交流もありましたしね…

ちなみに乗組員はフィリピンの方が多かったです。日本の豪華客船でもそうらしいんですが、フィリピン人って性格が明るくて英語が堪能なので客船クルーとして重宝されるんだそうですよ。

というわけで今回は、「豪華客船」とはまた違うカジュアルなクルージングのご紹介でした。

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おしまい