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マー活中のあなたへ。それ、本当に本場の麻婆豆腐ですか?【中国・成都 陳麻婆豆腐】

你好、DEKAEです。

過日ネットニュースにて、最近日本のレトルト麻婆豆腐界に「本格化」の波が押し寄せているとの記事を読みました。

従来の麻婆豆腐の素はトウガラシの辛さである「辣(ラー)」に頼ったものがほとんど。

それがここ1年ほど、本場中国の味にならい花椒の辛さである「麻(マー)」を活かした商品への要望が高まっているそうなのです。

花椒効果で発汗する「マー活」なるものまで流行しているのだとか。

これについての反応も概ね「本場の味が食べられるのは嬉しい」など好意的。

しかし私は問いたいのです。あなたたちは本当に本場の麻婆豆腐を食ったことがあるのかと――

四川省成都

まずは麻婆豆腐を語るうえで避けて通れない四川省のお話。

四川省は中国西南部に位置しており、地図で見ると中国のまん真ん中にあるように見えます。

四川パンダ繁殖基地がある他、美人の多い地区としても有名ですよね。

またチベット自治区とも隣接しており、中国国内でチベット文化に触れられる東チベットや、世界遺産の九寨溝などへの入口ともなる場所。

私は2014年の夏休みに避暑をかねて九寨溝と黄龍を訪れ、その拠点である成都でも一日過ごしました。

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そこでせっかくなら本場の四川料理を食べてみたいな~と考え、麻婆豆腐の専門店に出かけたわけです。

陳麻婆豆腐

DEKAE的マー活

やってきましたのは日本でもおなじみ陳麻婆豆腐。まさに麻婆豆腐発祥の地です。

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▲すごい立派な入口なのに微妙な写真しか撮ってなかった…orz

着いたのが16時と微妙な時間帯だったためかガラ空き。

麻婆豆腐とご飯、これまた四川名物のきのこスープを注文します。メニューは写真付のため分かりやすく、オーダーシートにチェックを入れて渡す形式です。

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きのこスープ。と言いつつ豆腐メインですが…中華料理によくある とろみのあるタイプのスープで安心の美味しさ。

続いて麻婆豆腐の登場、なんですが…なんかもうテーブルに到着する前から鼻にツンときています。これは一体… 

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赤い。…っていうか黒い?

この上にたっぷりと乗っかっている黒いモノが花椒(ホアジャオ)。まずは香りを楽しもうと湯気を吸ってみると くしゃみが止まらなくなります。

この時点で若干後悔し始めていますが、恐る恐る一口いただいてみます。

…痛い。

もはや辛いとかいう次元ではありません。たった一口食べただけで舌が何かに感電したんじゃないかというほど痺れます。

無心でレンゲを口に運びますが、味など何もせず ひたすら熱くて痛いだけ。

少しでも痛さを和らげようときのこスープを飲みますが、それすらも痛いw

ちなみに私、辛いのはそんなに得意でもないけれど好きなタイプ。これまで日本で辛くて食べられない!というようなものはありませんでした。

その程度の辛さ耐性はありましたので、黙って食べ続けていると だんだん味覚が戻ってきました。挽き肉と豆腐の旨味を確かに感じますし、辣油と花椒の華やかな風味も楽しめるようになってきます。

――と無理やり美味しかったことにして終わろうとしてますが、結局半分近く残しましたゴメンナサイ…。

そしてその日の晩と翌日の腹痛といったらもう。お腹だけならいいですが、出る穴も火を噴いて破れたんじゃないかっていうほど痛くてもう涙目。尾籠な話でごめんなさいね…

四川省に美人が多いのは、こういった辛い料理を日常的に食べることで発汗しているのが一因だという説があります。

翻って私は全く汗かかないんですよ…。こんなに辛い麻婆豆腐を食べても汗は出ず、代わりに顔にブツブツができるっていうw

というわけで私はマー活に向いていないと思われます(^^)v

店舗情報

私が行ったのは有名な本店ではなく、青華路というところにある支店でした。こっちの方が観光スポットから近くて便利だったんですよね~

日本に麻婆豆腐を伝えたのは四川省出身の料理人である陳建民さんと言われていますが、これは陳麻婆豆腐の陳さんとは別人です(ややこしい…)。

麻婆豆腐以外のメニューも全体的にトウガラシめいていたので、辛いのが全くダメな方は選択肢が著しく少ないかもしれません。

ま、成都は屋台でもレストランでも大抵赤いものしか出てこないので、そういう方はそもそも行かないかもしれませんがw

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ただこの店、高級な雰囲気のわりにお値段は高くないのでダメ元で挑戦してもそんなに罪悪感はないと思います。

店員さんたちも食堂のおばちゃんって感じの人たちで気張らず過ごせました。

おわりに

そういえば昔、とある銀座の四川料理店で火鍋を食べたときのこと。

そこの料理がこれまで行ったどこの中華よりも辛かったので、思わず店員さんに「四川の方って いつもこんな辛いの食べてるんですか?」と聞いたんです。

すると「これは日本人用に優しくしてます」と即答されました。

粘膜強すぎでは…?これが平気で食べられるようになれば風邪なんか二度とひかないような気がします。

まぁ、とにかくマー活中の皆さんはぜひ本場四川で本物の麻婆豆腐をお召し上がりになってみてください。頑張ってくださいね☆←

 

こちらは東京の辛すぎない火鍋です

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 おしまい