Talofa(こんにちは)!Dekaeです。
観光客が極端に少ない国・ツバルは、宿泊場所を決めるのも一苦労。
口コミ情報などもほぼ無い状態なので、参考までに私が泊まった宿をご紹介したいと思います。
Filamona Lodge
概要
まずツバルへの入国に際しては、宿泊先をあらかじめ決めておく必要があります。
実際はそこまで厳しくなさそうでしたが、そもそも観光客が少ないため宿泊施設の場所も少ない。
着いてから探すさすらいスタイルはけっこうリスキーなのです。
各種予約サイトやGoogle Mapでもあまり決め手となる情報を得られなかったのですが、とりあえずネット予約できるところがいいかなぁ…
と考えた結果、Filamona Lodgeというゲストハウスを予約しました。
ご覧の通り、フナフティ国際空港を出たとこ。実際20歩ぐらい歩けば空港に着くという世界的に見ても稀有な立地です。
飛行機の到着日には、ツバル中の宿のスタッフが看板を持って空港の到着口に立っています。
私の泊まるFilamonaは空港の隣なので(笑)「そこの建物です」と指し示されただけでした。
少し離れたところだと送迎車が来てました。どの宿も空港から徒歩圏内なんですけどね。
予約
今回Filamonaを選んだのは、いつもお世話になっているBooking.comで予約ができたから。
BookingにはFilamona LodgeとFilamona Hotelの2種類が掲載されてますが…いずれも同じだと思います、多分。
しかし、私が集めたわずかな情報によると、ツバルはメールすらまともに届かないインターネット後進国とのこと…
果たして予約を認知されているのかかなり不安な状態で到着したのですが、名乗ったら「Booking.comで予約した?」と向こうから聞かれて驚きました。
後から判明しましたが、もはやツバルも普通にインターネットが使える国になっていたのです。
それにしても、南国だから適当だろうなと思っていたらすごくちゃんとした人たちでスミマセンって感じ←
なおFilamonaはFacebookもまめに更新していて、ここからメッセージを送っても予約可能なようです。
スペック
今回宿泊したFilamona Lodgeの料金は、2泊で164オーストラリア・ドル(朝食込み)でした。
Booking.comの表示は2泊で154ドルでしたが、税金か何かが別だった様子。
私は1階のダブルルームをあてがわれました。
おっけっこう広い。奥には独立洗面台付きです。
角を使って衣類もかけられるようにしてあります。
窓にはカーテンがしてありますが、開けても壁だったり雨水タンクだったりで景色はゼロ。
宿のFacebookなどを見た感じ、2階のほうが全体的に部屋もきれいで景色も見えるようです。
トイレ&シャワールームの様子です。漆黒に塗られた禍々しい便座。
ちなみに、ツバルのシャワーはお湯が出ません。
基本的に一日中高温多湿で、ちょっと出歩くとすぐに汗をかく感じなのであまりストレスはありませんでした。
洗面台もシャワーも、外の雨水タンクに貯めてある水が出てくるだけなので、飲まないように要注意です。
トイレットペーパーもタオルも、一応持ってきたけどちゃんと置いてあった…。
シャンプーやボディソープはないですが、先客が置いていったと思われる固形石鹸は残ってました。
灯かりも普通につくし…(なんとなく独房感のある照明とはいえ)
意外なことにエアコンもガンガン効かせてくれます。
一応首都のあたりは火力発電が主力ということですが、慢性的な電力不足で電気代も高いという噂…。
宿泊業とはいえこんなに部屋を冷やしてもらって大丈夫かとハラハラしました。
ツバルの前に泊まっていたフィジーのゲストハウスがかなりの自然派だったので、すごくハイスペックに感じてしまうw
扉の外で「ニャ〜ン」という声が聞こえたので開けてみたら、宿の飼い猫(?)が入ってきちゃったところ。
猫アレルギーなので出て行ってもらいましたw
トラブルといえば一度部屋の鍵がぶっ壊れたことぐらいでしたが、宿の兄ちゃんにヘルプを求めたらソッコー修理してくれたので問題なし!
食事
朝になるとテラスに食パンやシリアルが並び、自由に食べてねっていうスタイル。
朝食は何時から何時まで、とかいうのはまったく不明です。
きわめてシンプルですが必要十分という感じ。ひまわりオイルで作ったバターとジャムもありました。
最後の夜には夕飯もお願いしてみましたよ。
宿のお母さんが作ってくれた魚とパイナップルのサワーソース煮(15AUD)。
これがとても美味しく、少し高くてもお願いして良かったと思えるお味でした!
昼食・夕食ともにお願いすればさくっと作ってくれ、できたら部屋まで呼びに来てくれるという…もはや実家で最高(笑)
夕飯をいただいていると、例の猫がすり寄ってきてニャ〜ンと鳴きながら恨めしそうに見上げてきます。
「あげませんよ」とか言いながら不敵な笑みを浮かべていたら、ぴょんっとテーブルに飛び乗られてたまげました!
危うく私の食事を奪われるところでしたよ
その他
ツバルには一軒だけホテルがあるらしいと聞いていましたが、それらしいものは見当たりませんでした。
だいたいどこも似たようなペンションという印象ですが、逆に言うと極端に外れの宿もなさそう。
また、どの宿でも専属バイク運転手や離島ツアーなどのアレンジに対応しており、要望さえ言えば何でもやってくれます。
私もボートで釣りとか連れてってもらいたかったんですけど…ちょっと現金がカツカツで(ごにょごにょ)
コ○ナ禍で廃業した宿もある一方、Google Mapに掲載されていない宿も新規でオープンしているようで…
たとえば、Filamonaのすぐ近くに発見したこちら。
SASITA INNという名前のようです。白人ファミリーが滞在していたようですが、なかなかイケてました。
あまり更新されていないものの、Facebookアカウントがあります。誰かに泊まってきてほしい!←
他にもEsfam Lodgeという宿の評判が良いようです。
実はここにもメールで問い合わせをしたのですが、私の滞在予定日は満室と返事が来たんですよね。
Esfamには9部屋あり、それが満室ということは以前より旅行客が増えているのかもしれません。
おわりに
Filamonaは多くの政府関係者やバックパッカーを迎え入れていることもあり、快適な滞在を約束してくれます。
何より宿の皆さんの付かず離れずなホスピタリティがすばらしい!
あれこれ話しかけてくるわけではないんですが、何でも相談すると軽やかに対応してくれ、実に頼りになる人々でした。
初ツバルで不安…という方にも絶対におすすめできる宿です。
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おしまい