こんにちは、DEKAEです。
友人からもらった謎のポルトガルプリンを作ってみました。
これに関しての情報がほとんどなかったので、こちらで共有してみます。
謎のポルトガル土産 FLAN CHINO EL MANDARIN
概要
友人のポルトガル旅行土産です。
紙袋がめちゃくちゃ綺麗!ポルトガルは世界でも包装のセンスが高いことで有名だそうですよ。
絵具のようなものはチョコレートペースト。色から想像できるようにややビター寄りで、食パンにつけて美味しくいただきました。
それは良いとして、この中国人の爺さんですよね。
「何これ?」と聞くと「プリンの素」と。
まぁプリンを持ってらっしゃるように見えますし、「Pudim Flan」と書かれていることから、それは間違いなさそうです。
ただね、これ
作り方が全く分からぬ。
私「ポルトガル語読めないんですが」
友「大丈夫!ネットに作り方書いてあるから!」
Pudim Flanのレシピ
家に帰ってから いっくら調べても、その「作り方」とやらは出てきませんでした。
唯一、こちらのブログで言及されていたぐらい。
ポルトガルのエコノミーなおやつ | 太陽とひまわり~ポルトガルにて~
こちらを読んだところ、とりあえず砂糖と牛乳さえあれば作れて、卵を入れるとより美味しくなりそうである…ということは分かりました。
しかしまぁ、一応規定の作り方も解読してみましょう。Google翻訳のご登場です。
文明の進歩というのは恐ろしいもので、パシャっと写真を撮ると
あっという間に解読っ。
知らない方が幸せだったことまで解読してしまいました。子供の活動や注意に悪影響…?子供用のおやつじゃないのコレ…?
まぁ私はもう大人なのでいいのです。
あとはグルテンが何とか、と書いてある部分もあるので、グルテンが摂取できない方は要注意といったところでしょうか。
Pudim Flanの作り方(写真付き)
さて、何はともあれ挑戦してみましょう。
ご丁寧に各工程の写真まで撮影いたしました。
1.材料
必要なのは牛乳500mlと砂糖60グラム。今回は先ほどのブログを参考に、卵も使ってみることにしました。
この怪しい粉末がプリンになるわけですか…ひと箱に4袋入っています。この箱、開ける前からプリン臭がすごいです。
そして砂糖60グラムってまぁまぁの量ですが、いいのかな。
2.プリンの素を作成
砂糖に粉末を入れて少量の牛乳で溶きます。粉末に片栗粉が入っているので、温めた牛乳を入れちゃダメですよ。
今回は贅沢に卵黄ちゃんを投入。よぉく混ぜましょう。
3.牛乳を温める
残りの牛乳を全て火にかけます。伝家の宝刀・金色のユキヒラが火を噴きますぞっ
本来必要ない工程ですが、牛乳の沸騰を待つ間に卵白を泡立てちゃいましょう。
私の根性ではここまでが限界。手動の泡立て器つらい。どうせ後で鍋に投入するので別にいいってことで…
4.牛乳にプリンの素を投入
牛乳が沸騰したらよく混ぜたプリンの素を投入しましょう。
さらに4~5分沸騰させます。焦げ付かないように絶えずかき混ぜてあげてね。
5.冷ます
火からおろして粗熱を取ります。
このタイミングでお好きな型に流し入れても良いでしょう。
私はここでメレンゲもどきを投入してみました。
伝家の宝刀ユキヒラがキャパシティオーバー気味ですが…
混ぜてみました。
どうしよう 違う感が半端ない
6.皿に移して冷蔵庫へ
冷めると固まりますので、皿に移して冷蔵庫で保存しましょう。
側にべったり張り付いているのをスクレーパー的なものではがします。
これでひっくり返すと…スポン!
ひゃあああああああ!!!全然ダマのままっ!!
なお粉末一袋で5人分が目安のようですので、これを五等分にして食べました。
オリジナルバージョン(卵なし)
二袋目は、純粋にこの粉末と牛乳のみで作ってみました。
前回作ったものが私にはちょっとウッてなるレベルの甘さだったので、今回砂糖は10グラム減の50グラムで。
卵黄を入れたときには気付きませんでしたが、粉末と砂糖を牛乳で溶いただけでこんなに黄色くなるんですね。身体に悪そう←
混ぜて火にかけて冷ますだけなのでとっても簡単。
ぎゃあああああ盛り付け失敗したぁぁぁ
今回底の広い鍋で作ったそのまま冷やしたため、平たいプリンになってしまいました。
やっぱりダマは残ってしまいます。よーく混ぜたつもりでも、加熱するとダマになってしまうようです。
そして砂糖50グラムでもまだ甘すぎる…
卵黄+メレンゲ別添え
三袋目。台風19号の影響で一日中家に籠り、暇すぎたので作ってみました。今回はメレンゲは投入せず、上に乗っけるスタイル。笑
砂糖は適当に大さじ4くらい放り込んだら、今度は全く味がせず…加減が難しいw
ちなみにプリンの素をもらったのは2018年春のこと。この台風19号、いわゆる「令和元年東日本台風」のころには賞味期限が切れてました…
卵丸ごと投入
2020年4月。COVID-19の影響で一日中家に籠り、暇すぎたので作ってみました。これが最後の一袋。
ラストは、オリジナルに生卵一個を丸ごと投入しました。
今回は砂糖40グラムぐらいだったと思います。厳密に言うと、何となく軽量カップの50グラムの目盛りの下ぐらいまで砂糖を入れました。
回数を重ねるごとに雑になってきてます。雑の極み乙女。
今回は砂糖を牛乳と混ぜる前に、固まっていた部分を全て砕き、完全にさらさらな状態にしました。
そして牛乳投入~
うん、何か今までで一番滑らかなのではないでしょうか!
火にかけて冷ますと…
おおっ!何だかとってもプリンっぽい!
鍋にへばりついてしまいスポンと取れなかったものの、今までで一番成功している風の見た目。
やはり加熱するとダマができてしまうのですが、表面からは全く感じられません。
少し取りづらかったことからも分かる通り、固めのテクスチャーに仕上がっています。
今までと違う点は、今回だけ卵白が入っているという点。あくまで推測ですが、卵白が凝固剤的な役割を果たしてくれた可能性があります。
もう1点、これまでは冷蔵庫に保存していると黄色い汁が出てきていたのですが、今回に限ってそれが皆無でした。
やはりしっかり固まっていることは間違いない。食感もやや固めですし。
甘さもこれが一番好みに近いかな~。約40グラムね、メモメモ…
って、これが最後の一袋なんでした。四回目にして自分好みのプリンにたどり着けたのに、もう使い切ってしまったなんて悲しい。笑
おわりに
別のレシピも発見!
あらら、完全にポルトガル語ですねこりゃ。
それにしても出来上がりの見た目が全く違うのはなぜ…?w
あ、でも普通に作っただけでかなりプリンっぽい味がします。卵を加えた方は より洋菓子店のプリンの味に近づいたと言えなくもない…。
ただいずれにせよ、外国の鮮烈な甘さに慣れていない方は砂糖をだいぶ減らした方がいいと思います。
ポルトガルから伝わった香港のエッグタルト
おしまい