世界中の誰かにポストカードを送る代わりに、誰かからポストカードを受け取れるPostcrossing(ポストクロッシング)。
2018年4月に始めて、気が付いたら丸2年が経過していました。
1年経過時には何の感慨もなかったですが(笑)2年も経つといろいろな経験がありましたので、ちょっくら振り返ってみたく。
といわけで本記事ではハガキのご紹介はせず、これまでの感想をつらつら綴っていくだけです。
これからポスクロデビューを目論む方へ、何かの参考になれば。
なぜポスクロを始めたか
Hurray! DEKAEです。
そもそも私がポストクロッシング(以下ポスクロ)を始めたきっかけは、単純に「エアメール」という響きに憧れたからでした。
しかも「どうせなら世界中の知らない人から手紙を受け取りたい」などと身勝手なことを考えていたところ、まさにうってつけのポスクロを発見したというわけ。
まぁ何というか…小さい頃から憧れていたんです。海岸で、手紙の入った瓶が漂着しているのを見つける的なあれに。
これまでも海外通販で購入した物品が届いたことは何度もありました。しかし今のご時世、生身の人間、それも海外の人が書いた手紙を受け取ることなんてそうそうありません。
初めてカードが届いたときは感慨深かったですねぇ。いえ、いつになっても嬉しいものです、ポストカードが郵便受けに入っているのを見るのは。
自身のスタンス
ポスクロへの取り組み方
ポスクロでできることには、「オフィシャル」「スワップ」「フォーラム」の3つがあります。
くじのようにIDを引いて見知らぬ人にカードを送り、受け取れるのが「オフィシャル」。これがポスクロのメインの機能です。
サイト上で特定のメンバーと直接やりとりをして、カードを送りあうのが「スワップ」。
同じ趣味を持つ者が集うポスクロ上の掲示板が「フォーラム」で、ここで相談のうえ、テーマに沿ったカードの交換をする方もいます。
私は基本的に「オフィシャル」のみの活動。「スワップ」は興味アリと設定していますが、相手が送ってくれたのを確認してから書き始めることにしています。
始めて間もないころ、送っても向こうからは何も来ないっていうのが続いたんですよねw
あとは「とにかく日本人なら誰でもいい」みたいな方からのメッセージは、テンション上がらないのでスルー。←
だいぶ高飛車ですが(笑)ストレスなく続けるためのコツみたいな感じですか。
実際にスワップに至った方たちとは、かなり素敵な文通体験ができました。ま、何往復も継続するのは難しいですけど…
「フォーラム」には手を出す暇がないので、掲示板を覗いたこともありません…。
カードに書くこと
改めて実感したのですが、私かなりの手紙魔なんですよね。モノを貸し借りするときとかも、いちいちメモを付けるタイプですし。
このブログを見てもお分かりの通り、放っておくとどうでもいいことをだらだら述べてしまう性質なんです。
なので、知らない人にハガキを出す場合でも困ることが全くなく…むしろ住所と切手以外の欄をびっちりと文字で埋めてしまいがち。もう少しスマートに余白の美を残せるようになりたい…
内容としては、カードの絵柄や手に入れた経緯の説明が多いです。相手の街に行ったことがあったり、行きたい場所だったりすればその旨を認めることも。
また、相手のプロフィールに「こんなことを書いてほしい」とあれば、それに乗っかることにしています。面白かったのは「あなたのオカルト体験を教えて」なんてものがありましたね。
とにかく、書きたい欲が強いため♪送られるよりも送りたいマジで♪ということに気付きました。
特に収集癖もないので、私自身のプロフィールには「送ってくれるカードや切手は何でも結構です」と書いてます。
ただ、「こういう絵柄ならとっても喜んじゃう♡」という項目もリストアップしてあるんですけど。
本来、オフィシャルで送ってほしいカードを希望することは禁止行為。そういうのはスワップやフォーラムでやってね、ということですね。
ポスクロ歴2年の総括
2年間で送ったカードの数は427通、受け取ったカードは423通でした。53ヶ国の方とやりとりしてます。
現在、一度に引けるIDの枠は17通。ただし1枚届くと間髪入れずに次のIDを引いてしまうので、常に全てのカードがTravaling状態です。
ポスクロを2年やってみて一番思ったことは…月並みですが「世の中いろんな人がいるな~」、これに尽きます。
当然ながら、ポスクロへの取り組み方は千差万別。
「Happy Postcrossing!」しか書かない人もいれば、「吾輩は猫である」よろしくペットの目線で書いてくる人もいるし。
ご自身の写真を印刷した手作りカードを送ってくれた方もいましたw
プロフィールに書かれている依頼事項も、人によって真逆だったりします。
「封筒に入れて⇔絶対に入れないで」「誰にも打ち明けられない悩みを書いて⇔ポジティブなことを書いて!」などなど。
無論、宗教や思想上「こういうカードは送らないで」と要請する方も多数。
いろいろなバックボーンを持つ方が集まり、かつ直接話ができないので、ある程度カードや言葉選びに気を使う必要も出てきます。
そんな多様性、というかランダム性を楽しむのが一番の醍醐味でしょうか。
一方、「攻撃的なことを書かないで」「政治の話をしないで」というプロフィールも相当数見かけるので、そういうことを書いてくる人もやはり一定数いるのでしょう。
私は運良く、イラっとするような経験は今まで一度もないんです。むしろ私の好きそうなカードや切手をチョイスしてくれる皆さんに感謝しっぱなし。
とは言え、全員に同じカードを送っている方や、何もメッセージを書いてくれない方もけっこういました。
このようなカードを頂くと、ものすごい面倒くさがりなのかなぁ、なんでポスクロやってんだろう…とか考えてみたりするわけです(笑)
けれど、わざわざハガキと切手を準備し、住所を記して投函しているわけですよね。そんな人が余計な手間暇をかけていることを想像すると、むしろ微笑ましい。
これからどんな凄い人に当たるのか、楽しみですね♪笑
ポスクロは英語の勉強になる?
これだけ英語でやりとりをしていれば英語に堪能になるのでは?と思っていましたが、そこは期待はずれでした¯\_(ツ)_/¯
というのも、ポスクロで書くことってだいたい似通っているので、語彙や表現の幅は思いのほか広がらないんですよ。
そもそも非英語圏のメンバーが大半で、互いの英語が正しいかよく分からず。アメリカ人ですら文法崩壊していることがよくありますし…それでも大概のことは通じてしまいます。
ただ、もはや中学レベルの英語すら危うい…という方が基本を復習する分にはとてもいいと思います。やはり言語は使ってこそ価値がありますからね。
私も、送られてきたカードを読んで洒落てるなと思ったフレーズを真似しています。カードが届くことを「あなたを見つける(this card will find you)」と表現してみたりとか。
あとは、英語の先生やイギリスの年配者が書いてくれる格調高い感じの文章に癒されてます(笑)
恐怖体験
このように楽しく活動しておりますが、ゾッとするようなことも何度か発生しました。
勝手にランキング形式で発表します☆
【第3位】何で知ってるの…?
現在私は、自分の住所・名前をローマ字と日本語の両方で書いていますが、以前はローマ字でしか書いていませんでした。
その「ローマ字でしか書いていなかった」頃のお話ですが…
とある国から届いたカードに、私の住所が日本語で書かれていたんです。ま、地図アプリなどを使えば調べることは可能ですよね。
しかし、ここで違和感。私の名前まで漢字で、それも正しく書いてあったのです!
当然日本人の名前に使われる字って色々なパターンがあるわけですよねぇ…なぜ分かったのか、少々不気味でした。
【第2位】検閲…?
とある西側の国から届いたハガキ。表面の一部が破れてしまい、文字が読めなくなっています。
配送の途中でめくれちゃったのかな~と思いながらそこまで読んで、背筋がゾワッとなりました。
その国のリーダーについて何かを書いていたらしいのですが、その部分だけが剥がされていたのです…!
繰り返しますが、西側の国ですよ。単なる偶然?それとも――?
【第1位】悲鳴
1位は、ただ単にハガキの絵柄が苦手だったというだけです(笑)
オランダの子どもたちに大人気という朝食の写真…だったのですが、そのビジュアルがあまりにも衝撃すぎて、一瞬本気で嫌がらせかと思いました。
閲覧注意のため、どういう食べ物だったか気になる方はこちらからご覧ください。
大変申し訳ないんですが、この写真を見た途端ギャアッと叫んでカードを投げ捨てました。だって大量の虫が湧いてると思っちゃったんだもん
あとは、トゲトゲのついた青虫のカードを送ってくれた方もいましたね~
「どんなカードでも良い」と言っておきながらアレですけど、なぜ私がこれを好きだと思ったのか?尋ねてみたい←
おわりに
ただ感想を書いているだけで長文になってしまいました。ブログはハガキと違い、レイアウトに悩まずに済むのでいいですね(笑)
なんやかやと続いているポスクロ活動、これからも細く長く楽しんでいきたいと思います。
ポストクロッシングに興味があってこの記事にたどり着いてくださった方、ぜひ気軽に始めてみてはいかがでしょー。
おしまい