ニッチでごめんね

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Postcrossing(ポストクロッシング)で、世界中からハガキが届く。

※最終更新:2020年4月17日

こんにちは、DEKAEです。

ニッチな趣味のひとつPostcrossing(ポストクロッシング)。登録してから丸3ヶ月が経過したので、勝手に振り返ってみたいと思います。

何やかやで丸2年

www.niche-dekae.com

Postcrossingとは

概要

ポストクロッシング(通称ポスクロ)は、ざっくりいうと「世界中の人とハガキを交換するプロジェクト」です。

オンラインでメンバーになると(これをポストクロッサーと呼んでいる)、ランダムで世界のどこかのポストクロッサーの住所を割り当てられます。

その住所にハガキを送り、相手に届くと、今度は他のポストクロッサーがあなたにハガキを送ってくれるよ!というシステム。

これ、すっごい良くできてるんですよ。まずサイト見てるだけで楽しいの。

やりとりされたハガキの大半はスキャンされてサイトに掲載されますので、世界中のハガキを眺めることができます。

またリアルタイムで「○○国から○○国へ届きました!」っていうのが表示されたり。

2005年に一人のポルトガル人が趣味でサイトを立ち上げて始まったそうですが、今や会員は世界212か国の75万人に及びます。

このシステム、現在もたった数人で運営しているらしいんですが、いまだ不具合に出くわしたことがないどころか問い合わせ対応も迅速です。

メンテナンスとか相当大変なんじゃないかと思いますが、利用は無料、サイト上の広告スペースもごく小さい。

管理者がどういう生活を送っているのか、けっこう謎です。

世界中の人にかまってほしくて

郵便というのはSnail mail(かたつむり郵便)と呼ばれるように、まぁ届くのに時間のかかるものですよね。

 e-mailやSNSでいくらでも世界中と瞬時に繋がることができるご時世、なぜポスクロに興味を持ったかといいますと、日本郵便のとあるサービスを目にしたから。

それがこちら▼

クープ・ド・クール|海外グリーティングカード|国際郵便 - 日本郵便

これを見て、エアメールって素敵な響きですねと思ったわけ。

そして「世界中の不特定多数の人からエアメールがもらえるサービスとか無いかな」という身勝手な動機から調べてみると…

あったんです、ポスクロが。

もともと文字を書くことやアナログなものが好きなので、この仕組みはジャストミートです。ITとアナログのハイブリッド。

ちょっとした疑問

ところで、ハガキを日本からエアメールで差し出すと、全世界70円均一なんです。

これって安すぎやしません?国内に送るのでも63円ですよね、2020年現在。航空機の燃料費とか大丈夫?

それに、最終的に相手国の郵便制度に業務委託することになるわけですよね。

この辺どのような約束になっているのか皆目見当がつかないのですが、経費まかなえてるんでしょうか。

ひょっとして、送れば送るほど日本郵便さんが赤字になるんじゃないかという余計な心配…

エアメールの仕組みが猛烈に知りたくて仕方ありません。

→その後「アメリカが万国郵便連合から脱退か」というニュースを見て、同連合および万国郵便条約というものの存在を知りました。読んだけどよく分からない…

ポスクロで届いたハガキのご紹介

ポスクロは巨大な趣味サークルのようなもので、ポストクロッサー達が自主的にマナーを守ることで成立しています。

大原則として「割り当てられた相手には必ず送る」「受け取ったハガキは必ず登録する」というルールの他に、「自分が送りたいものを送る」ことになっています。

とはいえ自己紹介ページでは「こんなカードが欲しい」といった要望を書いている人が多いです

※本当は要望を書くのはNGなんですけどね

私は「写真より絵の方が嬉しいな。まぁ、手書きのメッセージ書いてくれたら何でもいいです☆」みたいなスタンス。

そんな私のもとに届いたハガキたちをいくつかご紹介しますね。

ポスクロは東欧圏のメンバーが非常に多いんです。

こちらはロシア、ベラルーシ、ポーランドから。要望通り、美しい風景画のカードを送ってくださいました。

送り主の町を走っている電車やトラムのイラスト入りカード。これすごい嬉しい。

右のはインドの世界遺産の列車で、カードと同じ絵柄の封筒に入れて送られてきました。

中国、台湾、マレーシアから。

アジア圏の女子とは美的感覚が合うのか(←)、好みのハガキを送ってくれることが多いです。こちらが送ったハガキへの反応もすこぶる良いし。

台湾の方からは、なぜか軽井沢で買ったパリの風景画のカードでしたがw

名前も知らないような小さな村から届いたり、送ったりする時って、その地の生活についての想像がふくらみます。

ちなみに欧米の方って、わりと観光地のお土産ショップで売ってるような典型的なハガキが好きらしいんですね。けっこうな頻度で届きます。

個人的にそういうやつはあんまり…まぁ、何でもいいって書いているぐらいなので構わないんですけれども。

あとはメッセージが「Happy postcrossing!!」だけ…とかだと若干テンション下がります。日本画並みの余白の美。

一番ひどかったのはテンプレのメッセージを印刷して貼っただけの人w

ただこの方、ご自分の署名だけは手書きで、それが恐ろしいほど判読不明だったので何となく察しましたが。

それから送る側としての悩みですが、たまに「封筒に入れてください」という要望(まれに指示)があります。

封筒に入れると切手代の計算が非常に面倒なので、私の場合はしれっとそのまま送っています←

おわりに

いかがでしょう、興味がおありの方はぜひ試してみられては?

Postcrossing(公式サイト

登録方法はとてもシンプルなので、英語の心得がある方ならチョチョイのパーです。

英語は苦手…という方でも、懇切丁寧に登録の仕方を解説してくれているブログがたくさんありますので、見ながらやれば大丈夫。

DEKAEは登録3ヶ月で約50枚のハガキを送り、受け取りました。

この3ヶ月で何かが劇的に変化したかというとそんなこともなく笑、マイペースに筆を走らせています。

不特定多数の人に住所を知られるなど言語道断っ!という方にはオススメしかねますが、わざわざ不審物を送ってくるほど暇な人は(多分)いません。

住所を知られたがために国際的ストーカー被害に遭ったという話も聞いたことがありません。むしろそんなガッツあるストーカーなら会ってみたい←

あまり身近にポストクロッサーがいませんので、snailペースで布教活動を続けていきたいと思います。

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おしまい