こんにちは、DEKAEです。
京浜工業地帯にある川崎は、日本五大工場夜景のひとつ。工場夜景クルージングも大人気ですよね。
湾岸線をドライブがてら夜景を楽しむ方も多いと思いますが、今回は思い切って工場地帯までお邪魔してみることにしました。
この記事で絶景ポイントのほか、バスでもアクセスできるスポットの情報をまとめています。
千鳥橋
川崎市街から工場地帯に入るには、千鳥橋という橋を越えて行きます。
実はここから遠景に望むほうが工場地帯のスケールの大きさを感じやすいんですが、いかんせん車を停めるところがない。観光道路ではないので当然ですが
運転手はなかなか楽しめないのが残念な点。
橋を渡る直前には太○洋セメ○ト社の派手なサイロが。
渡ってすぐに踏切が現れて驚き!夜間は電車が通ることはないようですが、一応気を付けておいたほうがいいでしょう。
神奈川臨海鉄道という、JR貨物・横浜市・川崎市が出資する鉄道会社の線路です。いわゆる第三セクターというやつですな。
千鳥運河
川崎の工場地帯には、人工島の間を縫うようにして運河が流れており、それぞれに名前が付けられています。
千鳥橋を渡り、踏切を越えてすぐ左折すると人工島の端っこまで行けますが、ここから望めるのが千鳥運河です。
ここは対岸の工場夜景が障害物なしに撮影できるということで、写真愛好家から人気のスポット。
ただしけっこう遠いので、望遠レンズがないと微妙かもしれません。
私のiPadちゃんで撮るとこんな感じ…やはりスマホ・タブレットでは夜の撮影には限界がありますね。
う~んいまいちパッとしない←
ま、車が停めやすいので初心者でも安心して行ける場所ですね。ただし近くにバス停がないので、公共交通機関派の方は歩かねばなりません。
一番近いバス停は、おそらく川04・川07系統の「日本触媒前」です。
川崎コンビナート
お次に向かいますのは、Googleマップ上では「川崎コンビナート 千鳥町ヤード前」と表示されているエリア。
化学工場が林立する様を望めるだけでなく、地を這う線路との共演も楽しめるマニア垂涎の地です。
川04系統「市営ふ頭」バス亭目の前のため、運転できない方でも容易にアクセスできますよ。
ド素人の私でもこんな感じに写真が撮れます。
立派なカメラならドーンと立ち並ぶ工場群を一挙に収められるのかもしれませんが…
あーんブレブレ
フェンスの上から撮るのは非常に難儀なので、金網越しに撮ってみようとした結果(笑)
こうなるともはや不審者以外の何者でないので、本格的なカメラを持参される方はご注意くださいね。
川崎マリエン
クライマックスを飾るのは川崎マリエン。川崎港と市民の交流を深めるための施設と謳われております。
何のことじゃ?という感じですが、体育館や会議室を格安で借りられる公民館のような役割、地域資料館やバーベキュー場なども開放しているという複合施設です。
特筆すべきは10階にある展望台!こちらなんと無料で利用でき、周辺の夜景を一望できるという超贅沢スポットなのですよ。
駐車場も60分間無料なので、下手な展望台に上るよりもはるかに満足度が高いと思います。
こちらは川崎市の施設ではなく、公益社団法人が管理運営を行っているということです。
川崎駅からバスでのアクセスも思いのほか便利。「川崎マリエン前」というバス停があります。
JR川崎駅の東口寄りにある19番乗り場から川05系統に乗車し、所要時間はおよそ30分。
東扇島という人工島にある川崎マリエンには、千鳥町から海底トンネルを越えて行きます。地味にテンション上がる瞬間
夜に訪れるとこのようにマリエン自体もライトアップされていました。でっかいので全体を撮るのは至難の業…
お花畑やばいよ…
マスクをした川丸くん(ゆるキャラ?)が出迎えてくれました。
左手にあるエレベーターで展望室に向かいます。
展望室の営業時間は9時から21時まで。最終入場時間は20時30分となっています。
私全然知らないで20時50分ぐらいに普通に上がったら、警備員のおじさんが「5分だけね」と言って通してくれました。ありがとうおじさん
Jazzyなアレンジのオシャレ蛍の光がガンガン流れる中いっそいで一周。
ス○ルの広大なヤードです。バースに隣接しており、ここから世界に向けてクルマが出荷されていると思われます。
川崎市街方面。
天気のいい日中なら富士山まで見えるらしく、夜景に限らず絶景を楽しめそうです。
羽田空港にも近いため飛行機もブンブン飛んでいます。この日は5分しか時間がなかったですが(笑)当分眺めていても飽きないでしょうね~
で、最高すぎることに望遠鏡も無料なのです!作業風景を間近に見るのは非常に興味深い。
日中であれば、方角によって台場・房総半島なども望めます。
こんなアート風な写真も撮れちゃう←
中央は床いっぱいが光る航空写真になっていて、この上に立つのもめちゃくちゃ「うわ~っ!!」となります。笑
そんなに大規模でもないものの、博物館を一通り見て回ったあとぐらいの充実感がありました。
日本夜景遺産・川崎マリエン、おそらくキッズは日中に来るのかな?
夜はあまり人もおらず、とても穴場だと思います。
おわりに
余談ながら、千鳥橋を越える手前は夜光町という一風変わった地名です。
てっきり工場夜景が望めるからその名がついたのかと思っていたらまぁそんなことはなく、このすぐ近くにある川崎大師と深い関係があるようです。
なんでも、その昔この辺りの光る海から弘法大師様の像を引き揚げたというのが由来みたい。
それが現代に至ってダブルミーニングのような地名になっているのが、なんとも数奇な縁。
そんな歴史にも思いをはせながら、川崎ナイトドライブを楽しんでみてはいかがでしょー。
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おしまい