ニッチでごめんね

A pulp information about lesser-known world

フォーにバインミー!川崎で断然おいしいベトナム料理店2選

こんにちは、DEKAEです。

神奈川県川崎市は、街の規模や外国人在住者の多さのわりにベトナム料理レストランが少なめ。

そんな中、川崎どころか都内の有名店にもひけをとらないほど美味なお店たちを発見しました!

ここにあることに感謝しかない、魅惑のベトナム料理店を2軒ご紹介します。

1. 元住吉/タオズ Thao's

概要

はじめに訪れるのは中原区のターミナル駅、武蔵小杉から東急線で一駅。

おいしいものがそこここに隠れている住宅街、元住吉にあるThao's(タオズ)さんです。

もとはベトナムを代表するサンドイッチ、バインミーのテイクアウト専門店として2015年にオープンしました。

元住吉駅からは歩いてすぐ。商店街ではなく、住宅街に向かって線路沿いに歩いていくため最初は少し分かりにくいかもしれません。

しかし、近づくと人が集まっているのですぐに分かるでしょう。

この辺りでバインミーをはじめとした本格的なベトナム料理を味わえる店が少ないため、瞬く間に人気店となったようです。

どうやらご店主、日本におけるバインミースタンドの第一人者といって差し支えない高田馬場のバインミー☆サンドイッチで修行を積んだか、何かしらの関係があるみたい。

ご店主がアメリカ留学時代にバインミーの衝撃を受けて誕生したのがこちらということで、ちょいとアメリカンテイストなのが面白い点。

ガチのベトナム料理はちょっと…という方にもなじみやすい味わいになっています。

そして2020年、たまたま上階のテナントが空きになったということでカフェもオープン。

持ち帰りバインミーだけでなく、ベトナムのカフェ飯もいただけるようになって楽しみの幅が広がりました。

ベトナムビールなんかも置いているので、ランチタイムから軽く飲んでいる方も多く見受けられます。

そんなカフェ飯も魅力的なのですが、1階で買ったバインミーも持ち込めます(要ワンドリンクまたはサイドメニューオーダー)。

バインミーをカフェでいただく場合、まず2階で席を確保します。

スタッフの方にバインミーを買いたい旨を伝えるとカゴを貸してくれるので、それを持って注文に行きましょう。

バインミー

最もスタンダードなベトナムハムとレバーパテのレギュラーサイズ、650円(税込)。

種類がいろいろあるし、トッピングも可能なのでつい迷ってしまいますねぇ。

ベジタリアン向けのメニューもありますので、ヘルシー志向の方には尚GOOD。

開けてみるとこんな感じ。細めで女性やお子さんにも食べやすそうですね。バゲット柔らかめなのも、その辺の層への配慮かな。

基本のハム、レバーペースト、紅白なますの他にコリコリした食感も…。豚耳かな?

チェー

デザートもおいしそうだったのでつい頼んでしまいました。

緑豆あん入りの白玉のチェー。480円。

チェーはベトナム風ぜんざいなんて紹介をされますが、小豆ではなく緑豆のあんが使われ、本来は冷たいデザート。温かいおしるこに入ったこちらはよりぜんざいテイスト強めです。

これはマジで天才的発明である…

あんことコンデンスミルクの組み合わせってのがまず衝撃。しかも刻み生姜が入ってしっかりジンジャー味なのですが、驚異的にハモっております。

緑豆あんの甘さもいいし、白玉のモチモチ感も絶妙。

ピーナッツとごまもいい仕事をしており、邪魔な味がひとつもない。しゅごい…

お茶は単品で300円でしたが、チェーとセットで750円になってました。

1階のテイクアウトショップではレゲエが、2階のカフェスペースではベトナムのオルタナ・ポップがかかっていました。クッソおしゃれ。

現地の人がやっているコテコテのベトナム料理屋も大好きですが、こういうアッパーなストリートみたいなお店も好きよ

Thao's → 食べログ

1階の営業時間は平日が10:30~18:00、土日祝が10:30~17:00とやや短め。

※火曜日定休。

カフェスペースではディナータイムにも食事とお酒を楽しめます。感染症対策の関係もあり、営業時間が流動的なので食べログ等をご確認ください。

2. (食)越南/武蔵新城

概要

もう一軒も同じく中原区にありますが、今度の舞台はJR南武線の武蔵新城駅。

北口を出るとすぐに「新城北口はってん会」という商店街があります。

その商店街には入らず細い道を右折し、次の小さな交差点で左に進むと見えてくるという…なんとも説明しづらい場所にポツンと建つお店です。

その店の名は(食)越南。越南と書いて「ベトナム」と読ませるようです。

店名はものすごくストレートなんですが、ネーミングセンスが絶妙ですよね。

この黄色いファサードに、日本に古くからある個人商店みたいな店名が最強にマッチしています。

経営者はベトナム人のわりと若いご夫婦ですが…二人ともおっと~りした雰囲気で、かつあんまり仕事熱心ではないご様子(笑)

しかし厨房では旦那さんがBGM(コテコテのベトナム歌謡)にあわせて歌ったり、奥さんのおしゃべりに対して「うふふふふふ」とずっと笑っていたり、なんとも絶妙なんですよね~。

フォー

まずはベトナム料理といえば!のフォー。こちらは鶏肉のフォー・ガー(税込990円)です。

写真じゃ伝わらないかと思うのですが、器がものすっごい大きいんです!レンゲも大きめなのでちょっと分かりにくいけどw

鶏がらスープにニョクマムをきかせたあっさりとした味わいですが、大量投入されたフライドオニオンがすっごいコクを生んでいます。もはや鰹節レベル。

優しい味なのでスープを全部飲み干しても罪悪感があまりないという。

ブン・チャー・ジョー

続いて、個人的にとても好きなベトナム料理であるブン・チャー・ジョー(950円)。ベトナム風混ぜそばと言えば分かりやすいでしょうか。

ブンは細い米粉麺、チャー・ジョーは揚げ春巻きのことで、これにニュクチャムという甘酸っぱいたれをかけ、混ぜながらいただきます。

ベトナム料理といえば生春巻きを思い浮かべる人が多いようですが、私は圧倒的に揚げ春巻き、次いで蒸し春巻きが好きなのですよ。

そんな揚げ春巻きとたっぷりの野菜の食感に、つるっとした麺ののど越しがすばらしい!

まず揚げ春巻きがめちゃくちゃおいしいし、たれの味加減もちょうど良くかつボリュームもあるという、かなりハイレベルな一品です。

フォーの値段を考えたら、こちらのほうがはるかにコスパがいい気がするのじゃが

蓮茶(200円)。なんかジャスミンティーっぽいような気もする…

いずれにせよ、こちらはドリンクが非常にリーズナブルなのも人気の秘訣かと思います。

カウンター席のほか、一人がけのテーブル席がひとつあるのでおひとり様でもふらりと入りやすいです。

(食)越南 → 食べログ

ランチタイムは11:40〜15:00(ラストオーダー14:00)、ディナータイムは17:00〜22:00。

ランチメニューは特にないようで、昼・夜ともにグランドメニューからの選択です。

土日のランチ時はだいたい外で待っている人がいるので、早めの突撃がおすすめ。

※月曜定休。

おわりに

エスニック料理の中でも、あっさりしたベトナム料理はあまり食欲のない日にもぴったり。

基本的に量が多くてしょっぱめな飲食店が多い川崎においては、なにげに貴重なオプションだったりします。

関連記事

www.niche-dekae.com

 

おしまい