武蔵小山商店街「パルム」を歩けば、必ずや目に入るであろう喫茶店。
昔懐かしのファサードに「王様といちご」とプリントされたそのお店、どんな可愛らしいメニューがあるのだろうと思ったら…
度肝を抜くボリュームのパフェが名物だったのです。
武蔵小山/王様とストロベリー
こんにちは、DEKAEです。
東急目黒線の武蔵小山駅を出てすぐ、長~いアーケードが特徴の商店街「パルム」が誕生したのは昭和31年。
全長約800メートルを誇る、東京最長のアーケード商店街として知られています。
地元民の生活基盤となっているほか、週末には近隣の戸越銀座商店街とあわせ多くの観光客が訪れます。
武蔵小山駅からパルムに入ってほどなく、ひときわファンシーな建物が目に入ります。
こちらが今回ご紹介する喫茶店、王様とストロベリー。
昭和32年に創業し、パルム商店街とともに高度経済成長期から現在にいたる街を見守ってきました。
重ねた歴史を感じる店内。控えめにモーツァルトが流れます。
壁は来店した芸能人のサインで埋め尽くされています。メディアに取り上げられすぎてもはやニッチでも何でもないがね。
一風変わったうなぎの寝床スタイルの店舗で、初めて入ると面食らうかもしれません。
奥の方にずんずん入っていかないと店員さんにすら出会えないというw
お店のしつらえもかなり変わっていて、昭和初期の建物をそのまま利用している感じがします。
この写真を撮った夜はお客さん私一人だったのですが、ほぼ満席の日や大宴会が開催されている日もあり…なかなか読めません。
奥の方は10名から貸切にも対応しているようで、かつては学生のコンパなどが開かれることも多かったようです。
コンパという言葉ももはや死語になりつつありますね…
ビッグパフェ
純喫茶や飲み屋利用も可能な当店ですが、もともとはケーキをはじめとしたデザートに力を入れているお店です。
入口のショーケースをのぞくと、満足サイズのケーキたちが今どきの東京とは思えない価格で並んでいて大変に魅力的なのですが…
私はいつも、こちらの名物であるビッグパフェ(税込700円)を注文します。コーヒー・紅茶とのセット料金は1,000円。
どれくらいビッグかと言いますとね、
お分かり頂けるだろうか――
粉チーズを隣に置くともう少しイメージがわきやすいでしょうか。
とにかく体積が凄いというか…初めて見ると「げっ」と声を上げる存在感です。
最近はパフェというと芸術的な盛りのものが増えましたが、こちらはそんなことお構いなし。ソフトクリームとシリアルがひたっすら敷き詰められています。
私、生クリームやアイスクリームは苦手ですがソフトクリームは好きなので(←何なの?)このタイプのパフェなら食べられるんですよね。
ちなみにフレーバーは7種から選べまして、こちらはキャラメルソースです。他にチョコソースや各種フルーツソースが選べますよ。
下のほうとか…雲海かな?竹田城?キャラメルソースがたまってゲロ甘になってしまいましたw
初めて訪れた真夏の日、冷房があまり効いていなかったのでアイスコーヒーをセットにしたのですが…
大量のソフトクリームを食べた後で身体が芯まで冷え、ガタガタ震えながら帰る羽目になったため、以降は必ずホットドリンクを頼むと決めています。
そして、さらに狂気じみたメニューがこちら
大食いバトルにでも登場しそうな勢いのキングパフェ(3,500円)です。高さ60cm、重量3.5kgとのこと。
ビッグパフェでもあの大きさなのに、こんなもの頼んだ日にはどうなってしまうのでしょう…
ちなみに「○分以内に食べきれば無料」とかいうのは特にありません。笑
まぁキングパフェもほぼソフトクリームとシリアルで構成されてますし(生クリームとイチゴが付くものの)、フレーバーも一種類しか選べない模様。
チャレンジ系のメニューというよりは複数人でつつく用途が想定されてそうです。
昔ながらの喫茶店ですが、年中無休で頑張っています。
平日・祝前日は10:00〜20:00まで、金・土は10:00~23:00の通し営業(ラスト―オーダーは閉店30分前)。
※禁煙
パルムには破格の直営駐車場もあります。100台以上収容の大型パーキングのためドライブついでに訪れるのもおすすめ。
おわりに
デザートが名物といいながら、モーニングに最適なサンドイッチや定番のナポリタンなど、喫茶店メシももちろん充実。食事でも気軽に利用できます。
お酒も提供していますので、特に金・土曜はちょい飲みからの〆パフェなんて遊び方もできちゃいますよ。
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おしまい