ニッチでごめんね

A pulp information about lesser-known world

レゲエと食らうホットなスリランカカレー!溝の口・KING LION【川崎市高津区】

こんにちは、DEKAEです。

ゴージャスなプレゼンテーションと複雑に絡み合う味覚で、エスニック料理の中でも独自の存在感を放つスリランカカレー。

それが食べられるお店は東京でも数えるほどしかありませんが、多摩川を越えた川崎市にも、一軒だけ発見しました!

一瞬国を間違えたかと思うほど、ラスタのバイブスが爆発する不思議なスリランカ料理店のご紹介です。

溝の口/キング・ライオン KING LION

概要

今回やって来たKING LIONは、川崎市の溝の口に2017年にオープンしたスリランカ料理店。

店名のライオンはスリランカ国旗のライオンにインスパイアされているんでしょうかね。

溝の口駅の南口を出て、大通りを高津区役所方面に歩くこと7~8分。駅前はけっこう入り組んでいるので、土地勘がないと行きづらいかもしれません。

そんで、こちらはスリランカ人のオーナーシェフと日本人の奥さんで営む小ぢんまりとしたお店、なのですが…

初めて訪れた夜、このパリピ的外観におののいた私。

大抵の「入りづらい」エスニック料理店には躊躇なく入ってしまいますが、この感じでくるとは想定しとりませんでした。笑

そして店内に入ってみても、「スリランカ料理店」と聞いて想像していたものとはまったく異なる空間に驚くことに。

まずは、大音量で流れるレゲエのBGM。続いて、ドレッドヘアーのご主人と日本人離れしたバイブスの奥様が迎え入れてくれました。

あれ、別の国のレストランと間違えたかな!?と思いましたが…メニューを見る限りスリランカカレーに間違いなさそう。

改めて店内を見わたすと、スリランカ的装飾とラスタカラーが混在するカオス空間であることに気付きます。

どうやら、ジャマイカンカルチャーを愛するオーナー夫妻の手により、この個性爆発のお店が生まれた模様です。

こんなお二人ですから、コミュニケーションもカリビアン・スタイル。彼らとのおしゃべり恋しさに訪れる客層のほとんどが常連さんのようです。

スリランカプレート

おいしそうな鍋

入店時こそ緊張しましたが(笑)店内にはスパイスの芳醇な香りが漂い、食欲を刺激します。

まずはやはり定番のスリランカカレー!てなわけで、プレートを注文しました。

すると、この日は特別にニンニクのカレーを用意してあるとのこと。ちょっとどんなものか想像がつきません!

翌日も平日だったため「いかがですか?」と事前に聞いてくれ、喜んでいただくことにしました。

確かチキンのプレートだったはず…

お値段も失念しましたが、ジュースと合わせて1,770円でした。スリランカカレーとしては相場通りといったところです。

そして、手前にごろりとニンニクがご覧頂けるでしょうか!

どんな感じになるのかな?と気になっていたら、がっつりニンニクでヒジョーにテンションが上がりました。

じっくり煮込まれており、とろりと舌で押しつぶせる感じがたまンな~い。

スパイスあるいは調味料として使われることは当たり前ですが、こうやって料理の主役としてしまうとは、シェフの技量とセンスを感じます。

パリップ(豆スープ)は別皿で。

カレープレートの各おかずを単品で食べたり、少しずつ混ぜ混ぜしたりしつつ、時折パリップも加えることでさらにコクが出ます。

スリランカ料理店はけっこう辛いことが多いですが、中でもKING LIONはガツンと辛いかも。

マイルドに仕立てることが多いパリップも比較的スパイシーでした。ティッシュを持参したほうがよいですね(鼻水対策)。

ランチ

後日、ランチにもお邪魔してみました。

12時の開店15分前に着くと、すでに何組か待ちが…。私の後にもすぐに列ができ、出たときも数組が待っていたという人気ぶり!

早めの訪問が吉です。

開店と同時に店内からレゲエのサウンドが漏れ聞こえ始めました。これはこれでリラックスムードが漂っていいかも…

お昼のメニューはスリランカプレートのみですが、盛り方でいくつかの価格帯に分かれます。

私は基本のプレートのレギュラーサイズ(税込1,100円)で。具材をチキン・ポーク・ビーフ・魚・ベジから選べます。

こういうお店にくると、フィッシュカレーっていうのが妙に美味しそうに見えてつい注文しちゃうんですよね…

実際KING LIONでもフィッシュカレーが一番よく出るそうで、この日もほとんどのお客さんが魚をチョイスしてました。

もちろんパリップもついてきますよ~

本日の魚はイナダ。イナダが何か知らずに食べましたが、ブリの幼魚なんですな。そりゃ間違いないですよね。

おかずにはアワビタケとねぎの和えたものや、若いメロンが!!

とても不思議な組み合わせが、魔法のようにお口でドッキングします。メロンは柔らかい瓜といった食感でした。

常連さんが多いためか、お店には頻繁に食材の差し入れがあるようで…毎日変わるカレーの中身にこんな珍しい食材が使われているのも、この店独自かも。

KING LION → 食べログ

営業時間はランチは12:30~14:30、ディナーが18:00~23:00。

水曜定休、木曜はディナーのみの営業です。

カレーはお弁当にもしてくれます。事前に電話注文するとスムーズですよ。

おわりに

ディナータイムでもカレープレートは楽しめますが、このお店の神髄はアラカルトメニューにあるようで…

スリランカの家庭料理各種のみならず、「ステーキがおすすめ」とのことでした。

どんな食材も極上の料理に変えてしまうシェフのご自慢ですから、美味しくないわけがありません。これは機会を見つけて試さねば…

関連記事

www.niche-dekae.com

 

おしまい