Kaixo! DEKAEです。
フランスとスペインの境であり、世界中の美食家を虜にする場所として名高いバスク地方。
そのバスクにおける定番デザート、ガトーバスクとバスク風チーズケーキを楽しめるお店が東京にあります。
それが白金高輪にあるMAISON D'AHNIとGAZTA。早速頂いてみましょう。
※Kaixo(カイショ)はバスク語のこんにちは。
MAISON D'AHNI(メゾン・ダーニ)
2015年にオープンして以来 列の絶えないこちらは、本場フランスバスクで修行をした戸谷尚弘氏が手掛けるパティスリーです。
トダニさんだから現地で「ダーニ」と呼ばれていたんでしょうかね。私もそういう外国語っぽい あだ名が欲しい←
一般的なケーキも非常に美味しそうなのですが、今回はスペシャリテのガトーバスクを買ってきました。
ラウブル(バスク十字)があしらわれています。
中身は看板商品のガトーバスクと、何とかノワールという季節商品?(各450円)。
ガトーバスクを切ってみると…
中にスリーズ・ノワール(黒さくらんぼ)のジャムが入っています。
口に含むと芳醇な酸味がふわっと広がります。酸っぱすぎず、でも果実味がしっかり主張する素晴らしいバランス。
フランスバスクではこのジャム、スペインバスクではカスタードクリーム入りが一般的なのだそう。
この日はカスタード入りのガトーバスク・ア・ラ・クレームが焼き上げ中だったので、代わりに何とかノワール(ごめんなさい、名前忘れた)を買って帰りました。
こちらも中身は一緒のようですが、香り高いアーモンドが良いアクセントに。
これねぇ、高級な材料が使われているんですよ きっと。
何てったってめちゃくちゃ軽い!バターと卵の香りがしっかりするのに全然くどくないし、2個くらいペロリと…
危険ですよ奥様!!
私はちゃんと我慢して二日に分けて頂きましたが、一日目はサクッと・二日目はしっとりという感じに。
ちなみにメゾン・ダーニは午前7時から営業しており、開店に間に合うようにガトーバスクが焼かれているそう。
急な手土産でも出社前に用意でき、かつ「焼き立てをお持ちしました♡」と言ってお渡しできるという…ここぞという時の強力な助っ人にもなってくれるのです。
7:00 - 19:00の営業時間で火曜定休です。遅い時間に行くとガトーバスクは売り切れの可能性大。
サロン・ド・テ(イートインコーナー)もありますよ~。
GAZTA(ガスタ)
メゾン・ダーニの姉妹店で、バスク風チーズケーキを専門に出す店として2018年7月にオープン。
GAZTAはバスク語で「チーズ」を意味するそうです。
すでにメディアに何度も登場していますし、ローソンでバスク風チーズケーキが販売されるなど人気急上昇。
改めてバスク風チーズケーキとは何ぞやという話ですが…
これはスペインバスクでも特に有名な美食の街、サン・セバスティアンにあるLa Viña(ラ・ビーニャ)というバルから人気に火が付いたもの。
そのレシピは門外不出だったそうですが、戸谷氏自ら教えを請うて日本で再現することを許されたそうですよ。
GAZTAの店名は不思議なフォントだな~思っていたら、La Viñaで使われているフォントのようですね。
San Sebastianと書かれた灯台が可愛くて思わずパシャリ。。
こちらでは8cm(760円)と15cm(4,320円)の二つの大きさのチーズケーキが売られているのみ!
自分用に8cmを一つだけ買って帰ります。
箱に台紙を入れてくれるので一つだけでもOK。
帰宅してからいったん冷蔵庫で冷やします。取り出して10分ほど経ったところで頂きましょう。
お店ではトッピングとしてメープルシロップとバスクの岩塩も売られていますが、私は自宅にあったウユニの岩塩(ボリビアで買ってきたやつ)を使いますw
まずは何もかけずに一口。
ん~濃厚でウマい…。スフレでもレアでもないしっとりとした食感ですが、口の水分を吸い取られることもなくのど越しもグッド。
続いて岩塩を一振り。まぁ想像通りというか(←)コクが出てさらに濃密な味わいに。
消費期限は三日間となってます。二日に分けて頂きましたが、二日目はより馴染んでまろやかになりました。
雨の日にお店に伺ったら、店員さんがケーキを出口まで持ってきて「先に傘をお開きください」と言ってくれました。
サン・セバスティアンの味と日本のおもてなしが融合し、もはや最強のお店です。
9:00 - 19:00の営業時間(売切御免)で月曜定休です。
なおGAZTAはテイクアウト専門。
毎朝10時からオンライン販売もありますが、一日に受け付ける個数が決まっているようです。早い段階で終売してしまいますのでご注意を。
おわりに
スペイン料理では飽き足らず「バスク料理」のレストランが数軒あるだけでも驚きなのに、デザート専門店まであるとは!
日本人って本当に食に対する飽くなき探求心を持つ国民ですよね。
バスク料理はこちらです
おしまい