こんにちは、DEKAEです。
賑やかな中華街に瀟洒な元町。港の横浜には今日も異国の香りが漂っています。
その中華街と元町の間の人通りがまばらなエリアに、ポツンと佇むマレーシア料理店を発見しました。
元町/マレー・アジアンクイジーン
概要
みなとみらい線「元町・中華街駅」。
そこから徒歩2分ほどの距離でありながら、元町でも中華街でもない路地裏にあるのがマレー・アジアンクイジーンです。
「マレーシアンダイニング」と看板にある通り、東南アジアの島国マレーシアの料理を専門とするレストラン。
パッと見「マレーシアン・クイジーン」かと思いますが、正しくは「マレー・アジアン・クイジーン」なのですね。
本店は東京の渋谷にありますが、こちらは横浜元町店。
マレーシアにも華僑が多いと聞きますので、中華街の近くに店を出すのは理に適っているのかもしれません。
日本ではそこまで馴染み深いともいえないマレーシア料理は、鶏肉・海老・玉ねぎなどをふんだんに用いて味を決めます。
旨みを重んじる料理のため、実は日本人の口にも非常に合うのです。
ディナー
とある平日、夕飯をいただきにお邪魔しました。
マレー・アジアンクイジーンのメニューは、この手のエスニック料理店としては比較的味を想像しやすいものが多いです。
エスニック慣れしていない方も中華料理感覚で気軽に誘えそうですよ(私の中で)。
ナスのサンバル炒め(780円、外税)ピリ辛でご飯が進む進む…
ひき肉や何かプリッとした食感の魚も入っているので、この一皿でおかずたり得るボリューム感です。
あとはとにかくナスが熱っついということしか記憶にない←
魚のすり身の蒸し焼き、オタオタ(500円)。練り物好きなら是非いっときたい一品です。名前もいいですしね。
ところどころプチッとなる部分もあって、魚卵入りのような食感になっています。スパイスで少し薬膳的な味わいになっているのも非常に好みでした。
唐辛子のピクルス?は、種ごとボリボリ食べても辛さは感じず。
お好みで東南アジアの発酵調味料サンバルを付けてどうぞ。ただしオタオタそのものの味もけっこう濃いです。
ビーフレンダン(1,300円)は東南アジアではおなじみ、牛肉をスパイスとココナッツミルクとともに煮込んだ料理です。
これは出色!牛肉の柔らかさはもちろん、ほんのり甘い味付けとクリスピーな食感の衣も素晴らしいです。
上記3品にジャスミンライス(300円)を一皿お願いして、おひとり様で綺麗にたいらげました。
一人だとあまりコスパがよろしくないので、誰かとシェアしていろいろ試したほうがよろしいかとは思いますが…
なお、ディナータイムは一人あたり150円の席料がかかります。
ドリンク
アルコール・ソフトドリンクとも一通りありますが、マレーシア産のコーヒー・紅茶メニューが魅力的です。
お茶メニューは一律450円。暑い国のためか、基本的に冷たいものだけです。
こちらのテー・オーは砂糖入りのストレートティーです。
マレーシア茶葉の紅茶ということで、一般的な紅茶よりも少し香ばしい気がする。
練乳入りのマレーシア・コピ。食後のデザートとしていただきました。
店員さんに「甘くなかったら教えてね」と言われましたが、デフォルトでしっかり甘いです!
ちなみにビールも東南アジアはじめあちこちの銘柄がありますが、マレーシア産のビールというものは置いてませんでした。
ムスリムが多いから酒造が盛んじゃないのかな?といいつつインドネシアビールは置いてましたが。
ランチ
休日のランチにも訪れてみました。
おひとり様からグループ客まで入れ替わり立ち替わりで、なかなか盛況です。
マレーシア人のソウルフードというナシレマッ(1,100円)にしました。サンバルとレンダンという二大名物が乗ったお得なプレートですね。
小魚を使った箸休め的なおかずもバラエティ豊かで楽しい。
メインのプレートがきて、しばらくしてからセットがやってきました。
スープにも魚のだしが使われているのかな?ほんのりピリ辛。空気が冷たい日に訪れたのでポカポカになれました。
ランチプレートの単品はディナータイムにも注文可能です。
マレー・アジアンクイジーン 横浜元町店 → 食べログ・Retty
ランチタイムは11:00~15:00(14:30ラスト)、ディナータイムは17:00~22:00(21:30ラスト)。
月曜が定休日のほか、年末年始などにまとまった休業日があるためご注意ください。
おわりに
「マレーシア料理といえばコレ!」という代表的な料理はないものの、海老や鶏肉のだしを使った甘辛テイストはきっと多くの日本人が好むはず。
横浜グルメのバラエティを豊かにするマレー・アジアンクイジーンも、ぜひ候補のひとつにしてみてください。
関連記事
おしまい