こんにちは、DEKAEです。
エスニックカレーが大好きな私ですが、実は日本的な「カレーライス」がそこまで好きではなくてですね…
給食や合宿でカレーが出てくるとテンションが下がるような子どもでした。感じ悪
とはいえ決して嫌いなわけではなくて、すんごく食べたくなる日もあるわけですよ。
そんな「すんごく食べたくなるカレー」の筆頭が大田区蒲田にある松家カレーさん。時おり無性に欲してしまう、魅惑のカレーをご紹介します。
蒲田/松家カレー
概要
最初に重要なことが!松家カレーとは「牛丼屋の松屋のカレー」のことではないのです。
もっとも、1960年代に創業した当初の屋号は「松屋」でした。
が、巨大チェーンの台頭やオーナーの代替わりなどが契機となり、1990年代に現在の「松家」に変わったとのこと。
屋号が変わってもレシピを変えず、根強いファンに愛されて現在にいたります。
そのあたりの歴史に興味がある方は公式サイトもどうぞ。
目の前に東京工科大学がそびえ立っていることもあり、学生さんご用達な雰囲気。学割サービスも充実しています。
もちろんサラリーマンや近隣の方も通う地域密着型のお店です。
BGMが歌謡曲なのも良い感じに蒲田っぽい…
注文の仕方
注文は、お店入ってすぐの券売機で食券を購入する方式です。
とにかくバリエーションが豊富。初めて訪れたときは事前に外でじっくり吟味してから入りました。
しかしこの時は気付いていなかったのです…カレーのみならず、おびただしい数のトッピングオプションが用意されていることに!
案の定、券売機の膨大なボタンを前に大パニック。
えっとりあえずカレーを選んで、あ、ソーセージとから揚げも美味しそう、でも肉々しすぎて野菜も欲しい、あれっ外に書いてあった生野菜100円が見つからん!
なんてことが5秒ぐらいの間で脳内を駆け巡るわけですが、後ろに人が並び始めると焦ってしまうんですよねぇ…
結局買えたのは普通のカレーの券だけでした。つらすぎ
食券を店員さんに渡すと、さらに「ライスの量どうします?」と質問をたたみかけられます。
「え〜っと…?」などと言っていると「大盛まで無料です」とのことでしたので、とりあえず大盛にしてみました。
実際はライスの量までこんなに選択肢があったのね…。デフォルトは「普通盛」だったようです。
これ、減らすほうにもこれだけオプションがあるのって親切ですよね。お米を控えてスープにも替えられるとは…
ま、私は炭水化物だ〜い好きなので鬼盛ぐらいにはしたいところですが←
カレー
さて、ここからが本題のカレーです。
最もお値頃な「松家カレー」が520円。わざわざコロッケトッピング後の「コロッケカレー」のお値段まで書いてあるということは、これがテッパンなのでしょうかね。
こちらは温野菜カレー(チーズ入り)740円。80円でトッピングコロッケをひとつ乗せました♪
ホクホクのジャガイモがゴロリと入っているのにコロッケを追加するというセンスのなさ?
それはともかく、絶対安定の味のカレールー。
個性派カレー専門店のような派手さは微塵もないのですが、頻繁に食べても飽きのこない味といいますか…
これこそがニッポンのカレーだといわんばかりの貫禄があります。
らっきょうと福神漬けもお店の自慢とのことで、どちらもうれしい食べ放題。いい感じに甘酸っぱくてカレーと相性抜群です。
卓上には辛味を加えるシーズニングが6種類もあります。
入れると激辛になるという「旨辛の素」。これを投入しても個人的にはあまり変化を感じず…。笑
というか、こちらのルーは元がけっこう辛めなんですよね。甘口にはできないようなので、辛いのが苦手な方はやめといたほうがいいかもしれません。
牛スジカレー
とりあえず肉食いてぇ気分だったある日、ハラミカレー(1,100円)を注文すると決めて入店しました。
松家のカレーは通常ポークルーですが、+150円で牛スジルーに変更してもらいました。とろとろにとろけた牛肉が入って食べごたえバツグン。
牛スジへの変更は、食券を購入するか店員さんに伝えて後払いでも可能です。
そして大盛のライス。
カレー屋のライス大盛ってだいたいルーとのバランスが悪く残念なことになりがちですが、こちらはもとのルーがたっぷりなので大丈夫でした!すっごいうれしい
しかもカレーにしっかりとろみがあり、味も濃厚なので少しのルーでいっぱい米が食べられるます。やっぱりライス鬼盛ぐらいがちょうどいいかも←
実はあんまり期待してなかったハラミですが(←)めちゃめちゃ美味しくて驚きました。
塩コショウベースのステーキですが、その辺の焼肉屋で食べるより旨いんじゃないのっていうレベルです。
もはやカレーなくてこれだけでもご飯食べられるw
店内の様子
外観はかなり年季入ってますが、店内は清潔にしてあります。
カウンター席とぎりぎり4名がけのテーブル席がいくつか。そこまで広くないですが、回転は速いです。
圧巻は壁一面に広がるマンガの棚!しかもわりと最近の作品もあり、もはや漫喫レベルです。
ラインナップはトレンドを読んで入れ替えられており、かなりの力の入れよう。
特にトッピング類は注文が入ってから揚げるなどするため、一般的なカレー店に比べ時間がかかることから、マンガを置くようになったそうです。
170円でドリンクバーも頼めるので、その気になれば本当の漫喫になるという…(カレーの注文が必要ですが)。
あんまり長居できる雰囲気でもないですが(笑)夜の混み合ってない時間ならゆっくり読んでいけるかもしれませんね。
営業時間は11:00〜23:00、ライスがなくなると早仕舞する可能性があり。
定休日はありません。
※禁煙です。
おわりに
すごく斬新なメニューがあるわけではないけれど、王道の美味しいカレーが食べられる松家カレー。
定期的にふと食べたくなるマイルドな中毒性こそが長年愛される秘密なのでしょう。
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おしまい