こんにちは、DEKAEです。
1990年創業、東京都内でも老舗のアフリカンレストランが中目黒にあります。
広いアフリカの中でも、こちらはエチオピア料理の専門店。
スペシャリテは、現地の人々が主食とするインジェラやダボと呼ばれるものだそうですが…まったく聞いたことのない料理です。
唯一無二の見た目と味わいのソウルフードをいただくべく、中目黒の地下へと下ってゆきます。
中目黒/クイーン・シーバ de'Afrique
概要
東急東横線・東京メトロ日比谷線が交わる中目黒駅。
山手通りを池尻方面に10分弱歩くと、左手にエチオピア国旗が見えます。ここが今回のお店、クイーン・シーバの入口です。
クイーン・シーバ(シバの女王)はエジプトとエチオピアを支配していたとされる人物。それでエチオピア料理店にその名が冠されているわけですな。
旧約聖書にも登場し、ユダヤ教とも関連が深いようです。
入店すると、エチオピア人と思しき兄ちゃんが一人で盛り合わせを食べているところでした。
現地の方も納得の料理を提供しているようで、期待に胸が膨らみます。
今回予約なしで飛び込みましたが、あっという間に満席に。予約をしていったほうが確実でしょう。
ドリンク
レストラン・バーのため酒類も豊富なのですが、私はゴマのシェイクをいただいてみます。
シェイクシャ○ク的な濃厚なミルクシェイクを想像していたら、かき氷っぽいスタイルで拍子抜けw
ゴマの風味はしっかり感じられました。
メニューでは白ゴマシェイクも選べたんですが、この日は黒ゴマのみの取扱でした〜。
料理
今回は同行者と2人お邪魔し、エチオピアントラディショナル盛り合わせ(税込3,630円)を注文しました。
盛り合わせやコース料理は2名から注文可能です。
サモサ。エチオピア風春巻きと紹介されていましたが、インネパ圏でも一般的なお料理です。
レンズ豆ペーストが包まれており、揚げたてはカリホクで美味。
カバブ。チキンまたはヤギを選べるようですが、一本ずつ提供してくださいました。
チキンはもちろん、ヤギもとってもジューシー。ワイルドな香りもしっかり残っており、ジビエ好きにはたまらん一品かと。
続いてエチオピアの伝統的な料理が一挙にやってきます。
インクラルはスクランブルエッグのようなトロトロの卵料理。
シチュー3種も含まれ、ビーフのスパイシーなシチュー・ラムのシチュー、ひよこ豆の煮込みでした。
いずれも素材の旨味がしっかり感じられる味付けで、同じシチューでもまったく印象の異なる料理に仕上がっています。
そして、主食となるのがこちら!
灰色の巻物のようなものはインジェラという蒸しパン。そしてダボというスパイスが練り込まれたパンです。
特にインジェラはエチオピアのソウルフードというべきもので、日々の食卓に欠かせないものだそう。
「テフ」というイネ科の穀物の粉で生地を作っているとのことで、発酵させているため特有の酸味があります。
現代人に不足しがちな鉄分が豊富なのもありがたポイントです。
これにシチューなどのおかずを巻いて頂きます。なんともいえずふぁふぁな食感とほのかな酸味が、風味豊かなお料理にベストマッチ!
いくらでも食べ続けられそうな美味しさに衝撃を受けました。
驚くべきことに、料理の盛り合わせが乗っているのも巨大インジェラ!
クレープ生地のような見た目ですよね。どのような状態でスチームされるのか気になる…
食後にはパンナコッタとコーヒーまたはティーが付きます。
エチオピアコーヒーは普段からよく飲んでいるためスパイスティーにしました。
カルダモンのような華やかな香り。そして消化を促してくれそうなハーブが入っています。
店員さんがハーブの名前を教えてくれましたがまったく聞き取れず←
「食べてもおいしいです」とのことで頂いてみたら、野草的な苦さのあるハーブでした。これもお茶の香りづけに良い仕事をしているようです。
当初、「足りなければ単品を頼めばいいか~」などと言っていたのですが、驚きの巨大インジェラもあったためすっかり満腹になりました。
クイーンシーバ → 食べログ
営業時間は17:00~23:00、定休日なしです。
※喫煙不可
おわりに
外国人のお客さんも多く英語メニュー完備。
店員さん(エチオピアのお姉さん)は日本語・英語ともに流暢で、国際都市トーキョーらしさを垣間見ました。
まるで異国にいるかのような空間に酔いしれながら、美味しい料理でエチオピアの文化の一端に触れてみてはいかがでしょうか。
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おしまい