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【サライケバブ】東京で最強のケバブ屋を見つけたかも【大久保】

※2023年2月追記

この店舗は2022年10月よりEFELIF KEBABエフェリフ ケバブ)に名前を変えていますが、実態は変わっていないためそのまま掲載します。

こんにちは、DEKAEです。

ケバブって美味しいですよねぇ。嫌いな人いるのかな?というくらい全世界で食べられていて、日本でもお祭りなんかでは必ず屋台が1~2軒出ています。

ヨーロッパなんか特にそうで、知り合いのパリ通に「おすすめのお店ありますか?」と聞いたら「○区のケバブ屋」と返ってくる有様。

というわけで、私の中で「どこで食べても失敗がない≒どこで食べても代わり映えしない」食べ物の代表格となっていたのですが、ある日出会ってしまったのです。

他と圧倒的な差をつけるケバブスタンド、サライケバブに!

サライケバブ SARAY KEBAB

概要

コリアンタウン新大久保から西側に歩くこと数分、JR総武線の大久保駅が今回の舞台です。

このあたりはもともと中国系のお店が多かったのですが、近年はネパール・ベトナムなどの新興国からどんどん資本が流入。

ごた混ぜ感に拍車がかかり、都内でも有数のディープスポットになっています。

そんな大久保駅の北口を出て横断歩道をわたり、線路沿いの薄汚~い(笑)路地を進むと、何やら人だかりが。

ここが噂のドネルケバブのお店、サライケバブです。

「アド街ック天国」でも「行列のできるケバブスタンド」として紹介されたことがあるそうですが、本当にいつも行列。

なんといってもこちら、肉がとてもジューシーで味付けもちょうどいいのです。さらに肉も野菜もドカンと盛ってくれて、満足感が段違い。

他のケバブスタンドを寄せ付けない圧倒的なコストパフォーマンスで、私の中では東京のケバブ界の王様ともいえる存在です←

実はこちら、高級路線のトルコ料理レストランを展開する「サライグループ」が経営母体。銀座・赤坂という好立地で高い評価を得るレストランの別業態ですから、そりゃ美味しいのも納得です。

このように人気のケバブ屋のため、あちこちで見かけますが…大久保のほかに板橋・北千住に1軒、浅草に2軒、高田馬場にはなぜか3軒もあります。不思議な出店攻勢なのでフランチャイズかな?

ただ、大久保駅前店ほど繁盛しているお店はなかなかないですけどね。

サライケバブ 大久保駅前店食べログRetty

営業時間は11:30~23:30、水曜定休。

では、そんな恐ろしいコスパのケバブたちをご紹介いたしましょう。

ケバブ

まずは本流のケバブから。大久保駅前店のオリジナルメニューがあるので試してみました。

目を付けたのは、がっつりメニュー(野菜なし肉大盛り)のへリムチーズ入りケバブ。

へリムチーズはなんだかよく分からなくて、看板にも「説明できない!やみつきになる謎の食感」としか書いていません。なんと無責任な

これをフライドポテト・コーラ付きの「ケバブコンボ」にしてみます。通常は800円のところ、へリムチーズ入りは900円でした。

肉はビーフとチキンのミックスで。

これがサライケバブのLサイズ…圧倒的ボリュームw

片手で持ち続けるとちょっと疲れてくれるレベルの重量感です。

食べても食べても減らな〜い…と思いきや、肉がジューシーなので飽きずにパクパク食べられてしまいます。食べながら、肉汁があふれかえってもう大変!

一般的なケバブ屋ではけっこうパサパサなこともありますが、その心配は無用です。やはり回転がいいと常に新鮮なんでしょうね。

懸案のへリムチーズはやたらよく伸びるカマンベールチーズって感じでした。普通においしいです←

セットのフライドポテトとコーラ。芋もまあまあボリュームありますからね…一生お腹空かない。

店員さんがめっちゃテンション高く、「イッパイイッパイ(食べてね)!」「キヲツケテネー!」と、戦にでも赴くように激しく送り出してくれます。

サライスペシャル

初めてサライケバブを訪れたときは、あまりのオプション数に圧倒されて選ぶ気力を失ってしまいました。←単に面倒だっただけ

んで「サライスペシャル」という文字が目に入ったので、こちらのビーフ(650円)をチョイス。ソースは辛めにします。

直後に「あ、ミスった」と思ったのですが、サライスペシャルは通常のケバブラップではなく、バゲット風のパンに挟まれたケバブでした。ベトナムのバインミーといった感じですね。

まぁそれはそれで美味しそうなので、完成を待ちましょう。

うっ…デカすぎない?やたら重いし。

ひょえ~!パンも中身もぎっしり!

肉汁がパンにしみ込んで、やんごとなき食感に。もちろん野菜も果てしなく入ってます。

サライケバブが最高なのは、ピクルスとして桜大根の漬物も使われている点。日本的なさっぱりした味わいが、異国の肉汁の猛攻を受けた口を爽やかにします。

かなりの量の肉を地面に落としたこぼしたにもかかわらず、ものすっごいたくさん食べた実感が。やっぱり一生お腹空かない…

この日はドリンクも別途注文。なんと!セットドリンク(150円)にアイランを選べるのですっ!

アイランは中央アジアあたりに見られる発酵ドリンクで、トルコでは家庭でも常用されているそう。ヨーグルトと水をよく混ぜて塩で味付けしたものです。

ま、これは安いやつなので自宅でも作れちゃいますけどね。レストラン仕様だとけっこう発酵の風味が強いです。

他のサライケバブでは見かけないので、大久保店だけかなぁ?

ケバブラップ

ケバブの唯一の問題点は、食べているととにかくボロボロこぼれること。この難点を補ったのがケバブラップです。

ぐるぐる巻きにしてあるため横からはみ出る恐れがなく、食べ口にだけ気をつければ快適にいただける優れもの。

チキンにイスケンデルソース(600円)。

出ましたよ、イスケンデルソース。その辺のケバブスタンドでこれを選べるお店は非常に稀でしょう。

イスケンデルって何!?宇宙戦艦ヤマトですか!?と思っていたのですが、トマトソースとヨーグルトを混ぜたものだそうです。

イスケンデルとはアレキサンダー大王のことらしく、大王が好んだことからついた名前だとか。ちなみにヤマトの「イスカンダル」も語源は同じだそうです

さらにこのケバブラップ、同じ料金でマッシュポテト入りも選べました!(※)

肉か野菜が少し減るのだと思いますが、クリーミーなポテトが加わると味わいも変わります。

量としてはこれぐらいがちょうどいいかな…

※これは別の店舗だったので、大久保店にはないメニューかもしれません。

ベジタリアン必見のベジサンド

さらに大久保店が素晴らしい理由として、種類豊富な「ベジサンド」に触れないわけにはいきますまい。

イスラエル料理屋でよく食べるファラフェルサンド。ここでも気軽に食べられるのはかなりうれしい…

さらにトッピングのオプションもいろいろあります!今回はスタンダードに、ファラフェルサンドのMサイズにフムスを追加してみました。

ひゃーやっぱりでかいっ!Mサイズ(500円)でこれですよ。ファラフェルがはみ出ちゃってますし。

フムスもたっぷり入って大満足。なおファラフェルはひよこ豆のコロッケ、フムスはひよこ豆のペーストのことです。

独特のクリーミーな風味があるため、これだけでかなり満足感がありますよ。

さらにぎっしりと詰められたレタスに驚き!これに桜大根の漬物も入って、もはやサラダですよねぇ。しかもちゃんとスプーンも付けてくれて食べやすい。

Mサイズにトッピングを追加しても600円、ドリンクセットにしても750円…恐るべきコスパ。

ベジタリアンにもおすすめできるケバブスタンドってなかなか貴重ではないでしょうか。

トルコの白チーズ「フェタ」なるものも気になります。

その他

メニュー数おびただしいサライケバブでも一際目立つのが、右下の「ケバブ海苔巻き」。

ケバブごと海苔で包んであるのかと思いきや、白米なんですね…どんな感じなのでしょう。事故りそうな予感しかない←

おわりに

昔はおやつや食後のデザート感覚だったケバブですが、齢30も超えると一回の食事を充分にまかなえるようになってしまいました…。

特にサライケバブは満足感が素晴らしいので、ランチや遅めの夕飯に大活躍。品数も多いので連続で行っても飽きないのがいいですね!

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おしまい