¿Cómo anda?(お元気ですか?)DEKAEです。
今回は日本から見ると真裏にあたる、アルゼンチンの風を感じられるお店のご紹介。
- アルゼンチン料理って何があるの
- 1. 赤羽橋/エル・カミニート EL CAMINITO
- 2. 代々木上原/ミ・チョリパン Mi Cholipan
- 3. 神泉/コスタ・ラティーナ COSTA LATINA
- おわりに
アルゼンチン料理って何があるの
さて、急にアルゼンチン料理と言われても どんなものかぱっと思いつかないのがこの国の料理です。
一口で言ってしまうと、牛肉と赤ワイン。これに尽きます。
広大なパンパ(草原)ではガウチョと呼ばれるカウボーイが牛を育てています。牛肉生産はこの国の主要産業といっても過言ではないでしょう。
またメンドーサと呼ばれる街はワイン造りが盛んで、良質なワインを製造するワイナリーが多数存在していることでも有名。
ワイン好きの方はマルベックなんて聞いたことがおありなんじゃないでしょうか。
もっとも、国民の大半がイタリアやスペインからの移民で構成されるアルゼンチン。食文化がそのあたりと似てくるのも当然かも。
この記事では、そんなアルゼンチン料理を食べられるお店をご紹介してまいりますよ。
1. 赤羽橋/エル・カミニート EL CAMINITO
東京でアルゼンチン料理といえばまずはこちらでしょう。東京タワーのほど近く、赤羽橋の路地裏にひっそりとたたずむ準老舗レストランです。
アルゼンチン在日大使館で腕を振るっていたシェフが営むこちらのお店では、てらいのないアルゼンチン料理がいただけます。
店内は静かにタンゴが流れていて、何だか大人の空間にいる気分です。
▲エンパナーダ。スペインのガリシア地方や南米で広く愛される肉包みパイです。
当然のようにナイフでさくさく切ろうとしていたら、手で召し上がってください。と叱られました。しょぼん
しかもあまりの熱さに当分触れなかったという…。肉汁がジワっと出てきて美味です。
▲モルシーシャ。豚の血液も一緒に詰めたソーセージです。鉄分の味…
▲ミラネッサ。その名の通りミラノ風カツレツですね。
▲ビフェ・デ・チョリソ(サーロインステーキ)。塊肉に塩を振って豪快に焼き上げました!というザ・アルゼンチン料理。
この写真をアルゼンチン人の知人たちに披露したところ、「赤すぎ」と非難ごうごうw
現地ではステーキもミディアムが主流のようで、しっかり焼いても柔らかいのが現地牛肉の特徴なんだそうですよ。
日本人は何でも生が好きなの!と反論しておきました。違うか。
なんか肉ばっかりですが、ここでデザート投入♪
▲家庭的なプリンにドゥルセ・デ・レチェを添えて。
ドゥルセ・デ・レチェは、コンデンスミルクを煮詰めたものみたいなイメージで、頭がキーンとするほど甘いです。
アルゼンチンでは現地のデザートには欠かせないもの。日本人にとってのあんこみたいなものかな?
日本でアルゼンチン産牛肉とドゥルセ・デ・レチェの輸入が解禁になるとかならんとか言うとりましたが、その後どうなったのやら。
※2019年6月27日追記:6月25日よりアルゼンチン産牛肉がイトーヨーカドーの店頭に並ぶようになったんですね!
しかしまぁ振り返ってみると、タンパク質にまみれた食事でしたね。一応、前菜にはパプリカのマリネもいただきましたよ…
2. 代々木上原/ミ・チョリパン Mi Cholipan
代々木上原から井の頭通に出まして、富ヶ谷方面に歩いて行くとひときわ鮮やかな建物が目に入ります。こちらがMi Cholipan(ミ・チョリパン)。
チョリパンというのはアルゼンチンのソウルフード的なもので、見た目はホットドッグ。
ただ、ホットドッグとは決定的に違うのが中に入っているチョリソー。
ソーセージというより挽肉そのもの!てな感じの噛み応えで、ハーブなどをきかせてスパイシーな風味になっています。
本場ブエノスアイレスにはチョリパンストリートというチョリパンの屋台が並ぶ場所があるのだそうです。
味の個性もお店によって異なるし、トッピングも自分の好きにし放題!素敵…行きたい…
ミ・チョリパンでも手作りチョリソーが並び、直火でジュウジュウ焼かれています。鼻がくすぐられる香り…まぁ、服ににおいがつくのは要覚悟ですが。
チョリパンはノーマルなものとカスタムが選べます。
ノーマルのトッピングはチミチュリ(ハーブのきいた酸味のあるソース)とマヨ・ケチャ・マスタード。
カスタムだとさらに色々なソースや野菜をトッピングできます。もはや具がはみ出しまくりのチョリパンをバーガー袋につっこみ、一気にガブっと…
あぁ、至福。
またこちらのパンがね、日本のパン屋さんのものらしいですが良い意味で外国っぽいんですよね~なんか表面がガサガサな感じ?笑
このパンも焼いてくれるのでパサパサ感は全くありません。
内装もイケてます。
※2018年12月20日追記
ミ・チョリパンでは、事前に予約しておけばアサード(アルゼンチン式BBQ)も用意していただけます。
先日夜に利用する機会があり、アサードコースを試してみましたよ。
もうすんげーボリュームで全部食べきれないほどでした…。
チョリソーはもちろん牛豚肉も柔らかくて美味しく、これで3,500円はかなりお得だと思います。
長らく南米に住んでいた方とご一緒したのですが、チミチュリやチョリソー、そしてマルベックワインに「懐かしい味!」と喜んでおられました。
個人的には、伸び~るチーズが入ったエンパナーダが良かったです。
※2019年12月19日追記
こちら、世にも珍しいマテ・ソーダ。その名の通り、微炭酸・微糖のマテ茶という奇妙な飲み物です。お味は…まぁ…
アルゼンチンの友人に紹介したら、爆笑。
「マテの炭酸…?あり得ないですよ…」と笑い死にしそうになりながら話していました(日本語で)。
調べたらドイツのメーカーだそう。同社のホームページいわく「ベルリンのクラブシーンで人気沸騰中」とのことです。何かもう、色々。
3. 神泉/コスタ・ラティーナ COSTA LATINA
ずばりアサードのお店。赤坂にも支店があります。
本店は京王井の頭線の神泉駅または駒場東大前駅のどちらからも少々歩くというやや不便なロケーション。それゆえに穴場感も強いです。
ド派手な壁とヤモリ?の絵が目印。
あ、ホームページを見ると週末のみランチをやっているようなことが書かれていますが、現在やっていないので要注意。
1枚目の写真は、ランチに行ったら閉まっていたときに撮ったものですw
この日はあらかじめアサードコース(税別¥3,800)を予約し、テラス席でお願いしておきました。
テラス席は屋上にあり、ラテン音楽も流してくれて すごく良い雰囲気です!ビアガーデンのよう。
この日は我々以外テラス利用のお客さんはおらず貸し切り状態でした。
建設中の渋谷のビルと月。
▲ここでもやっぱりエンパナーダ。
▲チョリソーとチミチュリ。
▲牛のアサード、暗っ。そして部位は忘れました←
他にもチキン・豚や前菜がコースに含まれているほか、グリーンサラダとフライドポテトはおかわり自由です。
肉を見ると芋が食べたくなる病を発病し、ポテトは二回おかわりしました…。これがまた何とも言えず美味しかったのです。
飲み物も色々あり、こちらはパッションフルーツのシェイク。
こういうのオリジナリティがあって良いですね。
リーズナブルでしたし接客も感じが良かったです。
アサドール(肉焼き担当)もカマレラ(ウエイトレス)も南米人のようでした。
スペイン語で話しかけようと意気込んでおりましたが、彼らの日本語が完璧すぎて出る幕なしって感じ…
20時頃お店に入ったときは誰もお客さんがいなかったのですが、出る頃には1階席が賑わっていました。
神泉という土地柄もあると思いますが、やはりアルゼンチン時間なのか。
おわりに
がっつり肉を食らいたいとき、オシャレなシュラスコもいいですが、アルゼンチン式牛肉の世界もなかなか奥深いですよ。
お試しあれ。
アルゼンチンビーフを食う!
おしまい