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本場でペルー料理を!リマ・エリア別食べ歩き案内【ペルー】

¡Hola! DEKAEです。

南米ボリビアへ旅行するにあたり、ペルーのリマで半日の乗り継ぎ時間がありました。

ペルーといえば美食の数々ッ

これは食い倒れツアーを敢行するしかないと思い、勢い勇んで街に繰り出したものの…結局料理は二皿しか食べられず。涙

とは言えせっかく出発前にリマ中の店を調べまくっていたので、こちらでまとめておきたいと思います。

エリアごとに記載している[最寄駅]は都市交通システムMetropolitanoの駅名です。詳細は下の記事にて。

トランジットで半日リマ散策!効率的な移動と治安

セルカド・デ・リマ(旧市街) Cercado de Lima

[最寄駅:Jirón de la Unión]

さて、朝の9時ごろ空港からタクシーで旧市街に向かい、到着したのは有名なサンフランシスコ教会・修道院。

教会には目もくれず その脇道で朝食を物色します。

食堂とも屋台ともつかぬ店が並び、路上にはみ出さんばかりの人々が食事をしています。

むっ おじさんが何だか美味しそうなスープを盛っている。

私も頂いてみます。

▲5ソレス(170円ぐらい)。

道端で食べるスタイル。ウロウロしていたら、食べ終わったおばちゃんが椅子を渡してくれました。

優しい味で朝食にぴったり!具はたっぷりチョクロ(ジャイアントコーン)です。

途中で切ったパプリカやら回ってきたので適当に入れます。

おじさんがレモンも絞ってくれました。スープの味がほぼレモンになりましたけど…

この日は日曜日だったのですが、おじさんが日曜だけここにスープを提供に来ているとのこと。礼拝日に合わせてのボランティアのようなものでしょうか。

当初は朝からセビーチェを食べたいと思っていて、まずはこの近くで8時にオープンするPuerto 260というセビチェリア(セビーチェ専門店)を訪れたのです。

しかし9時ごろ到着した時点でセビーチェはまだ準備できておらず…昼頃また来てね、とのことだったので こっちの屋台で朝食にした次第。

ヘスス・マリア Jesús María

ここはMetropolitanoで行けるエリアではなかったので諦めましたが、地元民で賑わう市場があるようです。

その市場内にあるAndreaというセビチェリアが気になっていました。

サン・イシドロ San Isidro

[最寄駅:Canada, Javier Prado, Canaval y Moreyra]

高級住宅街の一つサン・イシドロ。

最大の目玉はペルーを代表するシェフであるGastón Acurio(ガストン・アクリオ)のレストラン、Astrid y Gastónです。

こちらはTHE WORLD'S 50 BEST RESTAURANTSというイマイチ信憑性に欠けるランキングに毎年ランクインしています。

高級店かつ全然予約が取れないため なかなか気軽には行けないのですが、店内にバーカウンターもあるようです。

こういったバーカウンターは先着順で座れて、食事もできることが多いので そちらを狙ってみるのもありかも。

このサン・イシドロ地区の少し北にはSiete Sopasというスープ屋があります。

珍しい24時間営業ですが、いつも行列ができているらしく気になるお店。

スルキリョ Surquillo

[最寄駅:Ricardo Palma]

リマ市内でも特に大きなスルキリョ市場に行ってきました。

観光地になってますが圧倒的に地元民風な方が多かったです。

お目当てはこのEl Cevichano。お店のInstagramを見ると、有名人の来店とかテレビの取材も多いようですよ(ミーハー)。

こちらでセビーチェをいただきます。

この向かいにDon Cevichanoというほぼ同名のセビチェリアもあり、二つの店の客引きが凄い。笑

セビーチェを頼むとまずはスープと炒ったコーンが出てきました。

濃厚な魚介だしのスープで、生姜らしき香りも。日本人がほっとする味だと思います。

セビーチェ・ミクスト。魚と魚介類のミックスです。

「ピカンテ(辛くする)?」と聞かれたのでイエスと答えたら…けっこう辛いんですこれが。

そもそも塩気と酸味が強く、一口含むとヒョー!となります。

ちょっと汗をかきつつ、新鮮な魚介に舌鼓。かなりの量があったので この後夜までお腹が空きませんでしたw

合わせて22ソレス(700円ぐらい)。セビーチェはどのお店でもけっこう良いお値段で この店は安い方。

こちらでは地元のご夫婦の隣に座らせてもらい、楽しいひと時を過ごしましたよ。

ご夫婦が分けてくれたアロス・コン・マリスコス(パエリア的なご飯)も抜群に美味しかった~~~

スルキリョ市場内には他にもたくさんの食堂やセビチェリアがあるので、一周してから決めるのがいいと思います。

ミラ・フローレス(新市街) Mira Flores

[最寄駅:Benavides, Ricardo Palma, 28 de Julio]

ご夫婦に「この後どこに行くの?」と聞かれ、「ミラ・フローレスに行こうと思ってます」というと「大通りを渡ればすぐだよ!」と。

Ricardo Palma駅の反対出口から出てしばらく歩くと、その一帯がもうミラ・フローレスでした。

こちらもTHE WORLD'S 50 BEST RESTAURANTSにランクイン中のMAIDO

まさか「まいど」じゃないよね…?と思ったら「まいど」でした(意味不明)。

「Nikkei料理」を謳っており、フレンドリーな店名とは裏腹の高級店。

このEl Veridico de Fidelはレチェ・デ・ティグレ(セビーチェの汁を使った飲み物)の種類が豊富で気になっていたのですが…

何かちゃんとした雰囲気だったのでレチェだけ飲んで帰るいうわけにもいかず断念。

バランコ Barranco

ミラ・フローレスの南側はバランコというオシャレタウン。

日本に無理やり当てはめると代官山とか堀江、大名といった感じでしょうかね。

Canta Ranaは「カエルの歌」というカワイイ店名で、いかにもリマのセビチェリアといった風情。

見ての通りの行列です。

このEl Muelleも人気のセビチェリア。

どの店も雰囲気は良いですが、観光客が多くローカル感は薄いです。

バランコをさらに南に行くと、THE WORLD'S 50 BEST RESTAURANTSにランクインしているCentral Retauranteが。

ラルコ・マール/ホルヘ・チャベス空港

ミラ・フローレスにあるラルコ・マールという商業施設から空港までバスが出ているため、帰りのバスがくるまでここで待ってました。

海沿いのロケーション・設計の面で大変興味深い建築物です。

▲モール内のファストフード店で買ったチチャモラーダ(紫とうもろこしジュース)。

さてさて、空港の制限エリア内に入ってからも飽きさせません。

お土産に最適なのがクスコのチョコレートショップ、Republica del Cacao(レプブリカ・デル・カカオ)。高いけど。

▲目にも鮮やかなプラリネショコラ。

▲イートインコーナーでホットショコラをいただきました。

甘さ控えめで じんわり身体に沁みわたる~

古代インカ文明ではチョコレートは薬として飲まれていたんですよね。インカの知恵恐るべし…

ガストン・アクリオがプロデュースするカジュアルレストランTanta(タンタ)も要チェックですよ(ラルコ・マールにも入ってます)。

おわりに

本当はセビーチェ食い倒れツアーにするつもりでリマ中のセビチェリアを調べていったのですが…

一日一回が限度ということがよく分かりましたw

セビーチェやレチェ・デ・ティグレは、魚介の鮮度が保たれる昼ごろまでにいただくのが一般的とのこと。

また香辛料が強いため夜に食べるものではないと考える家庭もあるとか。

そんなこともあり、セビチェリアは閉店が早いのでご注意ください。

日本に帰ってもなお恋しいペルー料理

www.niche-dekae.com 

 

おしまい