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アルゼンチンの郵便事情の悪さがヤバめ

¿Cómo anda?(お元気ですか?)DEKAEです。

アルゼンチン人の友人と定期的に手紙のやりとりをしていますが、あちらの郵便事情に翻弄されたい放題です。

アルゼンチンに手紙を送る

Hello Talkで知り合って親しくなったレオさん。

これまで、クリスマスカードやバースデーカードのやりとりという微笑ましいことを何度かやっております。

しかしまぁ、アルゼンチンに郵便物が届かぬことと言ったら――

無事届いたパターン

初めてクリスマスカードを送ったとき、レオさんから日本に送ってくれたものは一週間で到着。

にもかかわらず、こちらのがレオさん宅に届いたのは一ヶ月後でした。

まぁそれを見越して11月中旬には投函しておいたので、結果ちょうどいい感じになったんですけど…

ただその時は国際書留で出しており、一応アルゼンチン側の国際郵便局に到着したところまでは追跡ができていました。

アルゼンチンには一週間くらいで着いていたけれど、そこから個人宅に届くまでに時間を要していたようです。

無事届かないパターン

誕生日を過ぎたころレオさんからバースデーカードが届きました!

お礼メッセージをしたら、やはり投函から一週間ほどで我が家に届いたもよう。

「局員に一ヶ月くらいかかるって言われたのに」と非常に驚いていました。

今さら言うまでもなく、日本の郵便制度は非常に優秀なのです。

さて、実はレオさんの誕生日は私の約二週間後。何もしていなかった私は慌てて返事を出すことに。

レオさんは手紙に小さなプレゼントを入れてくれていたので、お礼に緑茶のティーバックを同封しました。

ちょっとこんもりして見た目が怪しくなっていたのですが、触り心地はただの紙だし…と思い、税関申告書は付けずに投函

一ヶ月経っても何の反応もないのでそれとなく聞いてみたら…案の定届いていないとのこと。

普通郵便で出してしまったので追跡番号で問い合わせることもできず、おじゃんになってしまいました。

(※2019年2月5日追記)

2019年2月5日、自宅のポストに見慣れない国際郵便が届いていると思ったら…

何と、失われたと思っていた荷物が返送されてきていました!!

半年以上さまよっていたことになります(笑)

税関申告書を付けなかったというのは思い違いで、ちゃんと書いてましたヨ。

向こうでも何らかの手続きがなされた風なんですけど…おっかしーなー

まぁでも奇跡的に(?)開封された痕跡もなく無事に戻ってきただけで良しとしなければならないのでしょう。

緑茶のティーバッグを再送するのも馬鹿らしいので、自分でありがたくいただきますw

アルゼンチンに荷物を送る

まぁ、まだ手紙やティーバッグの紛失程度ならしょうがないと思えますよ(えっラテン文化に染まりすぎ?)

しかしこれがモノだとけっこう大問題で――

日本の文房具をプレゼント

レオさんは日本語学校に通うかたわら、超初学者に日本語を教える仕事をしています。

ある時、生徒さんのノートに「よくできました」という桜柄のはんこを手書きした、と写真を送ってきました。

それを見て、その健気さに心を打たれたというか何というか…

「結局この間の手紙も届かなかったし、はんこぐらい安いから送るよ」ということで はんこをプレゼントすることに。

ついでに、以前レオさんが大層感動していたフリクションのボールペンも購入。

これに緑茶ティーバッグもリベンジ同封した超豪華パック(?)にしました。

小形包装物(Small Packet)

郵便局から海外にモノを送る方法は国際小包、EMSなどがありますが、今回は値段と利便性のバランスを見て小形包装物(Small Packet)をチョイス。

(小形包装物は通常のカウンターにラベルを置いていないので、窓口に申し出る必要があります。また信書の同封ができません)

内容物の総額は2,000円にも満たないものでしたが、念のため税関告知書も付けます。

ただ、ボールペンとか書いて盗まれたら嫌だな…という妙な気を回してしまい、はんことティーバッグだけ記入。

これに国際書留を付けて発送しました。

アルゼンチン税関からの電報

やはり おいそれと届けてはくれない

追跡番号を確認してみると、またもや一週間後にはアルゼンチンの国際郵便局に到着。その後しばらく何の動きもありません。

一ヶ月ほど経ったころ、レオさんから「何か届いた」と連絡がきました。

無事ブツが届いたか!と安堵したのも束の間、それは税関からの電報。

案の定バッチリ開封&チェックされたようで、「ボールペンの金額を知らせなさい」という通達でした…。

まぁ、これによって盗まれる心配はなくなったわけです。アメリカ大陸の輸送業者とか税関の職員って普通に盗りますからね、人の荷物を!

適当に「5USDぐらいだよ」とか伝えて、さらに待つこと一ヶ月。レオさんにまた別の電報が届きました。

今度はティーバッグの金額を知らせよとのこと!それは税関告知書に書いたがな!

っていうか どうせなら最初の電報を送るときにまとめといてほしかったですし、ボールペンの申告をしてからさらに一ヶ月のブランクは一体何。

申し訳ないことにレオさんにも4USDほどの関税を払ってもらい、さらに一ヶ月ほど経ってからようやく手元へ。

発送から届くまで計3ヶ月です。飛脚が船で運んだってそんなにはかからないでしょうよ。

まぁ時間がかかるのには目を瞑れるとしても、お金関係の面倒があるとねぇ。外国に住む友人にプレゼントを贈るのは気が引けてしまいますよね~。

ましてや海外在住の日本人の方は日本から荷物を送る必要もあるでしょうに、苦労されていることと推察いたします…

なれなれしい税関

レオさんが電報の写真を送ってくれたので勉強がてら読んでみたら、見慣れない活用が…

<TENÉS>。あ、これはアルゼンチン特有の二人称vosに対するtenerの活用ですね。

※アルゼンチンの二人称ではtúに代わってvosが使われます。

強引に解釈すると、二人称はカジュアル・三人称はフォーマルと分類できます。

公的機関とは言え企業から顧客に対して二人称で電報を打つって…いくらアルゼンチンとは言えフレンドリーすぎでは…

レオさんに「それってアルゼンチンでは一般的なの?」と尋ねてみると「ちょっと変」とのことです。

おわりに

このように郵便事情の悪さが尋常ではないアルゼンチン。いや、南米ではむしろこれが普通なのでしょう。

南米に限らず海外と何らかのやりとりをする時は、異常なのは日本であるということを肝に銘じて行動する必要がありますね、トホホ。

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おしまい